大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)
今回はほのぼの回。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第五十六話 異世界の魔法少女の邂逅Ⅳ

イリヤ、ミユ、なのはの三人はこの謎の空間から脱出するために魔法少女同盟を結成。

 

しかし突如、空間の流動が起こると同時に複数のクリーチャーが姿を現す。迎撃を開始する三人。

 

クリーチャー達を倒し事なきを得たかに思えたその時、なのはの背後に巨大なビルが迫っていた。

 

咄嗟のことで動けないなのは。彼女にあわや当たると思われた瞬間、ビルが突然斬り裂かれる。

 

なのはが前を向くとそこには探していた二人の後ろ姿があった。

 

 

 

◆◆◆

 

ヒエンside

 

 

 

「遅くなってすまなかったな」

 

俺はフェイトと共になのはに当たりそうになっていたビルを斬り裂いた。

 

俺の隣ではバルディッシュで魔力刃を振るいクールに決めているフェイトがいた。とてもカッコいいですフェイトさん。

 

俺も死ぬ気モードとなり、手に持っている炎の剣(ファイアエッジ)でフェイト共にビルを斬り裂いたことから後ろ姿とかかなりカッコよく見えていることだろう。内心は別であるが…。いや、頭の片隅でこんなことを考えていることから案外余裕があるのかもしれない。

 

 

(うおおおおお!良かった!無事に斬れて良かったあああああぁぁぁぁぁ!!)

 

 

そんなこともなかったかもしれない。

 

 

俺は普段炎の剣(ファイアエッジ)を振るうとき片手剣、ショートソードのような長さに設定している。詳細に言えば80cmくらいだろうか?

 

普段ならそれで大丈夫だろうが、巨大なビルを斬り裂くのに正直それでは斬れないだろう。

 

なので俺は普段より刀身を長くし、ビルを斬り裂いた。長さ的に言えば5mくらいか?正直、肉体強化使ってなかったら危なかったとです。だって遠心力で振り回されるんだもん。

 

だがこれだけはいえる。

 

 

フェイトの背が小さくて助かった。

 

 

考えても見よう。

 

刀身が5mもあるんだよ?

 

横に振るうやん?

 

必然的に隣の人に当たるやん?

 

その事に気付いたとき内心冷や汗が止まりませんでした。ごめんよフェイト。

 

というかフェイトさん?

なんでバルディッシュの魔力刃、普段と同じ長さやのにビルが斬れるん?バターの如くスッパリ斬れるん?

 

この光景を見たとき、やはり末恐ろしいとおもいますたマル。

 

はぁ(´Д`)

 

というか後ろで驚いているなのはに早く話しかけねばと思い、俺は後ろを振り向いた。

 

と同時にお腹に強烈な衝撃を受けた。

 

「グフウッ!」

 

俺はそのまま後ろへと数メートル吹き飛ぶ。

 

おおおおお…

この感じ久し振りすぎる…

 

高町家末っ子秘伝…なのはロケット…

 

相変わらずすごい威力だ…。

 

この攻撃のすごいところは、本人の意図関係なく、鳩尾に直接ぶちこんでくるところである。さらに本人に全く悪気はないのがさらに俺の頭を悩ませている。

 

「ううう…ヒエンくん無事で良かったよおぉ~」

 

というかこんな姿を見てしまったら何も言えない。

 

「心配かけてごめんな…」

 

俺は抱きついてきているなのはの頭をそっと撫でる。彼女に触れて分かったが体が少し震えていた。

 

彼女は幼い頃に父親が事故で亡くなるかもしれない場面に遭遇している。おそらくそれといなくなった俺が重なってしまったのだろう。

 

その事に少し罪悪感を感じながらも俺はなのはを撫でながらフェイトへと視線を向けた。

 

「フェイトも力かしてくれてサンキューな」

 

「別に…この子には借りがあったからそれを返しただけ」

 

クールや。

フェイトさんめっちゃクールや。

 

そして俺は立ち上がろうとして…ある複数の視線を感じたのでそこに目を向けた。そして驚愕した。

 

 

「ううう…良かったねなのはちゃん…。ミユもそう思うでしょ?」

 

「うん」

 

《ほほう。これは感動の再会というやつですねぇ。ルビーちゃんこういうの大好きです!》

 

《姉さん、今良い雰囲気なんだから空気読んで》

 

 

なんかどこかで見たことのある魔法少女がいるんですけどおおおおぉぉぉぉ!!!!!!

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

そして俺達は場所を移し、とあるビルの屋上にて情報交換を行うこととなった。

 

そしていざ話をしようとなったとき…全員の視線が俺へと向く。そりゃそうですよね。この中で一番年上なのどうみても俺だもんね?

 

仕方ない。

ここは年長者らしく話を切り出すとするか。

 

「えーっとまずは皆、いろいろ聞きたいこととかあると思うけど先にお礼だけ言わせてくれ」

 

そして俺は隣で顔を赤くして俯いているなのはへと視線を向けた。

 

「この子がお世話になったみたいで…。本当にありがとう」

 

俺は前にいる別世界の魔法少女達に頭を下げた。

 

「そ、そんな!私達は当然のことをしたまでというか!困ったときはお互い様というか!」

 

《イリヤさんテンパりすぎですよー》

 

「もうルビー!こんなときまで茶化さないでよ!」

 

「大丈夫。イリヤはいつもどおりだから」

 

「ミユ!?それほめてないよね!?」

 

《ミユ様もいつもどおりですね》

 

目の前の魔法少女二名と星形のステッキ二つが自由に話していた。

 

ということはやっぱりそうなんですね。

俺は下げていた頭を上げ、遅まきながらも現状を理解した。

 

プリズマイリヤだああああぁぁぁ!!!!!

 

俺は前世でリリカルなのはの他にはまっていたのがある。それがプリズマイリヤであった。

 

元を返せばプリズマイリヤから俺は型月作品…Fate/staynightにはまった気がする。

 

その他にもステイナイトの前の話であるFate/zeroや、月での聖杯戦争を舞台にしたFate/extraやFate/extraCCCなどかなりハマってました。

 

Fate/grand orderもやっていた。

 

マシュはかわいかった。

いやむしろ好みですらあった。

 

健気な子っていいよね( ̄▽ ̄)b

 

そういえば…

前世の知識で思い出す。

 

そういえばリリカルなのはとプリズマイリヤ…コラボしてたなと。

 

まさか自分がそこに巻き込まれることになるとは欠片も思わなかったが。

 

だがこれで確信できた。

以前、グラフの神様がいっていたことが本当だということが。

 

『お主達の住んでる世界では並行世界同士、影響を与えあって物語として互いに認知しておるのじゃよ?』

 

正直、半信半疑だったのも否定できない。だが別世界の存在である彼女達がここにいるのだ。

 

並行世界はやはり存在するのだ。

 

と考えながら彼女達のやり取りを温かく見守っていると顔を赤くしたイリヤがこちらへと向いた。

 

「え、えーっと…ヒエンさんで良いですか?」

 

「あ、ああ」

 

ヤバい。

イリヤさん、間近で見るとチョーかわいい。

あと、「やっちゃえバーサーカー!」ってチョーいってほしい。

 

「あの私…イリヤスフィール・フォン・アインツベルンといいます。こっちはまことに不本意ながら私に力を貸してくれてるマジカルルビーです」

 

《ちょっとイリヤさん?不本意ながらとはなんですか?不本意ながらとは。全く。申し遅れましたヒエンさんー。わたしはイリヤさんの最高にして最強にかわいい相方マジカルルビーちゃんですー。しかしなぜでしょうねー?ヒエンさんからはわたしと同じにおいがプンプンするのですがー》

 

俺はイリヤと前世で愉快型魔術礼装と言われていたルビーの自己紹介を聞いて乾いた笑みを浮かべていた。

 

「あ、あはは。よ、よろしく」

 

というかルビーさん!?

同じにおいってなに!?俺そんなに愉快じゃないよ!?

 

そしてイリヤの隣にいた黒髪の少女がこちらへと視線を向けた。

 

「ミユ…美遊・エーデルフェルトです。こっちが私の相方の…」

 

《ミユ様のカレイドステッキ…マジカルサファイアと申します。よろしくお願い致しますヒエン様》

 

「よ、よろしく」

 

こっちはさっきのイリヤ達とは違いクールである。めちゃくちゃクールである。

 

こういってはなんだが…

それぞれのお似合いのペアに見える。

 

「それじゃこっちも自己紹介といこうか」

 

そういうと俺は右隣のなのはを軽く押し出す。

 

「わ、わわっ!わ、わたし!?」

 

その通りだとも。

 

「私はさっき…「いいからいいから」わ、わかったよぅ…」

 

なのはは少し目線をあちこちにさせながらもしっかりと挨拶する。

 

「えっと…さっきはお見苦しいところをすいません。高町なのはです。こっちが私の相方のレイジングハートです」

 

《Nice to meet you.》

 

そしてなのははペコリと頭を下げ、また顔を俯かせた。その顔は少し赤い。どうやら先程のことが恥ずかしかったようである。俺達の前ではイリヤが苦笑いを、ミユが優しい視線をなのはへと向けていた。そしてルビーがなぜかビデオカメラとなっており、この風景を撮影していた。その隣ではサファイアがそれをはたいていた。

 

そして次に俺は、左隣にいるフェイトの肩をポンと叩く。

 

「フェイト…フェイト・テスタロッサ。こっちはバルディッシュ」

 

《Nice to meet you.》

 

フェイトさん相変わらずクールである。バルディッシュは相変わらず渋い良い声である。

 

するとイリヤとルビーがこちらに背を向けヒソヒソと話していることに気が付く。

 

悪いと思いながらも気になった俺は魔力で少し聴力を強化する。

 

「ルビー…あの子フェイトちゃんだっけ?あの子かなりかわいくてかなり強そうだよね?」(ヒソヒソ)

 

《彼女のMS力は測定不能です…》(ヒソヒソ)

 

「だからMS力ってなによー!」(ヒソヒソ)

 

その会話を聞いて俺は納得した。

 

 

 

分かる!!と。

 

 

 

MS力とは即ち!!

 

 

 

魔法少女力。

 

 

魔法少女としての戦闘力、容姿及び性格などの特性や社会への影響力などを総合的に判断したものを言うのであーーーーーる!щ(゜▽゜щ)

 

 

そのときルビーがなぜかこちらをグリンと凄い勢いで見てきた。

 

 

あ、イヤな予感がする…。

 

 

《やはりヒエンさんは私と同類だったのですねえぇ!!!》

 

 

そしてそのまま勢いよく俺の顔面へとダイブした。

 

 

 

ゴスッ!

 

 

 

咄嗟のことで身動きが取れなかった俺の顔面から、出てはいけない音が聞こえてきた。

 

そして尋常ではない痛みが後から襲ってきた。

 

 

「ぬっほおおおおおおおー!?」

 

 

俺は顔面を両手で押さえながら余りの痛さにゴロゴロと地面をころげまわる。

 

 

「ヒ、ヒエンくんーーーー!!!」

 

 

なのはの俺の名を呼ぶ声がビルに木霊するのだった。

 

 

 

 

 

 

2分後…

 

 

 

 

 

 

なんとか痛みから立ち治った俺は自己紹介をするため全員に顔を向ける。鼻には絆創膏がついている。サファイアが貼ってくれたのだ。本当にありがとうございます。

 

というかイリヤからは申し訳なさそうな表情で、ミユはからは同情するような表情で見られていた。

 

このままでは少し気まずいので「もう気にしてないよ」とイリヤに言っておいた。

 

彼女は少し半泣きになりながら信じられないものを見るような目で見てきた。

 

一体どうしたというのだろう?

 

そんな大層なことでもないだろうに。

 

女を許すのが真の男だ。とどこかのコックもいっていた。俺もオールブルー探そうかな?

 

そして俺が自己紹介を再開しようとしたときルビーがまたしてもビデオカメラモードとなっていた。っていうかルビーさんいい加減撮影やめません?

 

《やめませんよー》

 

こいつ直接脳内に!?っていうかさっきも心読んでたよね!?

 

《そりゃルビーちゃんですからー》

 

理由になってないがな。

 

《気にしちゃダメですー》

 

へいへい。

 

「あーっと、最後に俺の名前はヒエン、大空氷炎っていいます。一応魔導師をやってる。んでこっちが俺の相棒…」

 

俺の胸からオレンジ色の光が出てきて肩へと止まる。そしてポンッという効果音と共に相棒が現れた。

 

「ヒート・スピリッツ、ヒッツだ」

 

「ガゥ♪」

 

するとなぜか空気が一瞬で凍った。

 

俺は知っている。

経験則で知っている。

 

この場合はたいてい…

 

 

 

「か…かわいいぃぃ!!!!」

 

 

 

初めて相棒を見た人はこうなる。

 

そしていつの間にか俺の目の前には、目をめちゃくちゃ輝かせたイリヤがいた。その隣にはちゃっかりとミユもいた。

 

君たちまるで気配感じなかったよ((((;゜Д゜)))

 

とりあえず二人を落ち着かせようと思い話しかけようとする。がさすがに、いきなり呼び捨てはダメかと思い…

 

「あー…アインツベルンさんに、エーデルフェルトさん?」

 

「私のことはイリヤとお呼びくださいヒエン様!なのでヒッツちゃんを少しだけ抱かせてくださあぁーーい!!」

 

「は、はいぃー!!!!」

 

イリヤは変なスイッチが入ったのか興奮気味でこちらへと突っ込んできた。俺は若干彼女に引きながらも相棒を渡す。

 

こんなときでも相棒は通常運転である。

 

大物か。

 

「私もミユでいいです。あまり名字で呼ばれなれてませんから」

 

「そ、そうか」

 

すると俺の側に来ていたミユがそういった。

 

「それより…」

 

「うん?」

 

「私もあの子抱いてもいいですか?」

 

「どうぞどうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

やはり相棒はどの世界でも女の子に人気である。余談ではあるがなのはとフェイトはこの様子を俺と距離をしっかりと取りながら見ていたらしい。

 

あらかじめ避難してたとかなにそれずるい。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

そして数分後…

相棒の抱き心地をしっかりと堪能したらしいイリヤとミユは、顔をホクホクさせながらこちらへと戻ってきた。心なしか肌もツヤツヤしている。相棒は分身体とはいえさすがに少し疲れたのか、俺の心のなかでお休み中である。

 

俺は改めてここにいる魔法少女四人を見た。

 

なのはは俺の右隣でじっとしており、フェイトも俺の左隣でじっとしていた。イリヤとミユは俺の前でまだ相棒の抱き心地を思い出しているのか少しボーッとしているようだった。

 

 

そして今更ながら気付く。

 

 

魔法少女に囲まれてる!?Σ(゜Д゜)

 

 

なんといえばいいだろうか?

 

 

俺の今の心境を一言で言えばこうなる。

 

 

 

全く小学生は…魔法少女は最高だぜ!!

 

 

 

某バスケマンガのコーチの言葉を借りて少しアレンジをしたこの言葉がしっくりくる。

 

 

だって考えてみようぜ?

 

 

一人は茶髪でツインテールの白い服の魔法少女。

 

 

一人は金髪でツインテールの黒い服の魔法少女。

 

 

一人は銀髪のストレートヘアーのピンク服の魔法少女。

 

 

一人は黒髪のツーサイドアップの紫服の魔法少女。

 

 

なんかええやん!

ごっつ癒されるやん!!

 

 

我らがリリカルなのは勢は、なのはは露出は少ないが白を基調にしたワンピースのようなバリアジャケットであり可愛らしい。フェイトはスクール水着のようなバリアジャケットで露出が少し多いが黒いマントから見える肌などが彼女の魅力を更に引き出している。

 

プリズマイリヤ勢では、イリヤはピンクを基調にしたフリフリとした可愛らしいスカートである。鳥をモチーフにしているのかそれは明るく元気な彼女が着るからこそ映える美しさであった。時折見える彼女の背中もその美しさを現している。ミユはフェイトと同じように露出が多いが、競泳水着のような衣装である。紫を基調にしているからかクールな雰囲気を醸し出しており彼女にとても似合っている。まるで蝶を沸騰とさせた。

 

 

まさにごっつぁんです!!!(゜▽゜*)

 

 

とそんな変態的なことをいつの間にか考えている自分に軽く絶望していると、こちらにルビーがピヨピヨと飛んで来た。

 

《ヒエンさんヒエンさん…。この光景、絵になると思いませんか?》(ヒソヒソ)

 

『なる!』

 

即答してしまった。

 

《およ?これはテレパシーというやつですか?》

 

『あ、ああ。念話っていうんだけど、内緒話とかしたいときに主に使うんだ。俺達魔導師が最初に習う基礎的な魔法』

 

《なるほど。やはり世界が違えば法則も変わってくるのですね》

 

するといつの間にかサファイアまで俺の側に来ていた。

 

『お、サファイア?そりゃあね。というか二人とも念話使えるんだな?』

 

《私達を甘く見てもらっては困りますよヒエンさんー。こんなのコツを掴めばチョチョイのチョイです》

 

《確かにこれは便利ですね》

 

『まぁな。それよりルビー、俺に話があるんじゃないのか?』

 

《はい。私の同志のヒエンさんにこれをお渡ししておこうと思いましてー》

 

するとルビーから出てきた紅の宝石のようなものが俺の右手へと収まった。

 

『これは?』

 

《私達姉妹を作ったジジイからくすねた宝石なんですが、それを持っておいてください》

 

え?

宝石!?

しかもじじいって…あの人ちゃうの!?

 

イリヤ達の世界の魔術協会の総本山である時計塔。

 

その責任者にして宝石爺(ほうせきおう)と言われている人物がいる。

 

その他にも魔道元帥、万華鏡(カレイドスコープ)などと呼ばれている伝説の魔法使い。

 

その名もキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ。

 

俺は内心ドキマギしながらそれを受け取る。

 

《恐らくこの件が解決してしまえば私達は自分達の世界へと戻ることになるでしょう。私としてはここで貴重な同志を見つけられた縁をそのまま逃したくないんですよー》

 

俺としては逃げたいというのが本音であるが…

 

《その宝石は強烈な魔力を内包している石でして。それをヒエンさんが持っていれば何かしらの縁でまた会うことができるとルビーちゃんの第六感がささやいているんです!》

 

『わ、分かった。ありがたくもらっとくよ』

 

俺はルビーからのありがたい?紅の宝石を受け取り、とりあえず魔法陣の中に入れておいた。ちなみにこの魔法陣…俺の心の中につながっており相棒のくつろぎスペースがあるそうな。そしてそれとは別に倉庫みたいものもあるらしい。紅の宝石はとりあえずそこにしまっておく。

 

ねぇ相棒?

俺の心の中って一体どうなってんの?

 

少し気になるが【気にしてはダメだ】と超直感がささやいているので気にしないことにする。

 

と、ここで俺は思い出す。

そういえばあれがあったな…。

 

俺は魔法陣に手を突っ込み、あるものを出す。

 

それに気付いたなのはが声をあげた。

 

「ヒ、ヒエンくんそれって…」

 

「翠屋のシュークリームとコーヒー」

 

「ど、どこから出してるの!?」

 

「あ、大丈夫だぞ?出来立てホヤホヤだから」

 

「そういうことじゃなくて!?」

 

安心するがいいなのはよ。

 

俺の能力は簡単に言えば調和である。

 

心の中につながっているということはそれすなわち俺の心の空間自体が調和であるということ。

 

ということはだ。

その中に翠屋の出来立てのシュークリームとコーヒーを入れておけば賞味期限関係なくいつでも食べれるって寸法よ!!

 

フハハハハ。バイトで売れ残っていたものをくすねといて良かったぜー(゜▽゜*)

 

まぁ、全部相棒の受け売りであるが。

 

相棒曰く、過ごしやすいように改造したらしい。

 

いやだから!俺の心の中は一体全体どうなってんの!?と問いただしたいが今はやめておこう。

 

甘いシュークリームとコーヒーのいい匂いで目を輝かせている四人のお姫様がいるのだからここは休憩も兼ねて少しティータイムとしましょうか。

 

そして俺はバイトで培った技術を四人に見せるため準備を始めるのだった。

 




次から少しオリジナル展開じゃウラアーΣ(゜Д゜)

というわけでまた(・∀・)ノ

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