今日はホワイトデーですね。
女子にチョコレートもらったら基本的に三倍返しでって聞いたことあるんですけど現実問題無理ですよねえ。
うまい棒で勘弁してくださいorz
では、どうぞ( *・ω・)ノ
ヒエンside
「どうして…どうしてキャスターがあそこにいるの!?」
「キャスター?」
イリヤの発言になのはが反応する。
「うん。サーヴァントっていうんだけどね…」
とイリヤはキャスターと書かれたカードをこちらに見せる。
「私達はこのクラスカードを集めるためにサーヴァント・キャスターと戦って、封印することに成功したんだ。だけど…」
「なぜかあそこにいる……ということですね」
イリヤはなのはにキャスターと書かれたクラスカードを見せ、簡単に説明する。
なのははジュエルシードを集めるために異形の怪物と戦うことが多かったため、今のシンプルな説明でも状況が理解できたようだ。見たところフェイトも大丈夫そうだ。
《気を付けてください皆さん。あの者は英霊と呼ばれる存在で凄まじい力を有しています》
サファイアが捕捉説明する。
凄まじい力という発言にイリヤとミユは元より、なのはとフェイトも気合いを入れる。
俺はその説明を聞きながら全員に注意した。
「皆、この氷を解除したら一斉に真上に飛べ。さっきより大きいのがくる」
キャスターが周囲の魔法陣を解除しひとつにまとめ、エネルギーを収束していた。
「この氷の城壁を確実に破壊するつもりか。もう時間がない。いくぞ皆!」
「「「「はい!!!!」」」」
俺が氷を解除すると同時にチャージされていた魔力砲が放たれた。
俺達は一斉に真上へと飛ぶ。
5人全員がキャスターの展開していた魔法陣の上を通過した直後、凄まじい爆音が下から響く。
だが呆けている暇はない。
俺は全員に指示を出す。
「5人全員で固まっていては格好の的になる!キャスターと適度に距離を保ちつつ、各自射撃魔法で攻撃!」
「「「「了解!!!!」」」」
まずはイリヤとミユが動く。
「ミユあのときの作戦覚えてる!?」
「大丈夫!」
イリヤが猛スピードで飛びキャスターへと近付く。そしてルビーを横に振るった。
「中くらいの…散弾!!」
イリヤは魔力弾を散弾銃のように放つ。その魔力光はなのはのピンク色に比べて更に薄い透明度の増した色であった。
キャスターに魔力弾が直撃する。
しかし障壁をはっているため防がれた。
「弾速最大…
だがキャスターの後方からミユの青色の高速魔力弾が放たれる。
キャスターに見事に当たるがこちらも障壁によって防がれてしまう。
「前はこれでダメージを与えられたのに!?」
「あの障壁を突破しない限りダメみたい…」
《はぁー厄介なことになりましたねー》
《以前戦ったときよりも更に強くなっているようです》
イリヤ、ミユ、ルビー、サファイアによれば以前よりも強くなっているらしい。
厄介な…。
「いくよレイジングハート!」
《Divine Shooter》
「シュート!」
するとなのはからディバインシューターが4つ放たれる。前後左右から撃つことで撹乱するつもりか。
《Photon Lancer》
「ファイア!」
そして同時にキャスターの後方から4つの金色の魔力弾の槍、フォトンランサーが撃ち込まれた。
だがこの同時攻撃すらも円形の障壁によって防がれる。
《Scythe Form》
だがフェイトはバルディッシュをサイズフォームへと切り替え、魔力刃を延ばしキャスターへと斬りかかった。
キャスターはそれを咄嗟にかわし、魔力砲撃を放った。
《Blitz Action》
だがそれを予期していたフェイトはブリッツアクションでかわし俺の隣へと来た。
「ヒエン」
「ああ。分かってる」
フェイトの言いたいことを即座に理解した俺は全員に念話で話す。
『全員聞こえるか?』
「あ、頭の中から声が!?」
「テレパシー!?」
イリヤとミユが驚いているが説明は後だ。
『驚いているところ申し訳ないが今は時間がない。手っ取り早く作戦を説明する。今から俺とフェイトがキャスターに接近戦を仕掛ける。3人には後ろから射撃魔法で援護してもらいたい』
『え、えっと…こ、こうかな?わ、分かりました!』
『了解です』
『任せて!』
イリヤ、ミユ、なのはの3人から念話が届く。そして俺は隣にいるフェイトへと口答で伝える。
「フェイト今から俺が正面からあいつの動きを止める。その隙に…」
「分かった」
まだ全部説明していないんだが…
まぁ、分かってるなら大丈夫か。
『よし。じゃあ、全員作戦開始だ!』
『『『『了解!!!!』』』』
俺は両手のグローブに炎を灯し、キャスターへと突貫する。
キャスターも俺の接近に気付いたのか、こちらに幾つもの魔力弾を放ってくる。だが直線的で読みやすいため超直感を使うまでもなく簡単にかわす。
すると途端に魔力をチャージし始めた。恐らく俺を正面から撃墜するためだろう。だが魔力チャージは時間がかかるものだ。そんなに速くは撃てないはず。俺は更にスピードをあげ真っ正面からそれを打ち破るため形態変化を使った。
「いくぞ相棒。
すると俺の右手のグローブが鋭いガントレットへと姿を変える。
「
キャスターの方も魔力のチャージを済ませたのか、こちらにニヤリと不気味な笑顔を向けてきた。
(予想よりも速い!)
そしてキャスターが俺に砲撃をはなとうとしたとき…
ドガアァァン!
キャスターが咄嗟に障壁を展開させた。
俺の後ろからピンク色、青色、薄いピンク色の魔力弾が飛んで来ていた。
俺はそのまま右手にオレンジの球体を作ったまま放った。
「
キャスターが収束していた魔力の塊と俺のフレイムアクセルが激突し大爆発が起こる。
ドガアアアァァァン!!!!
そして俺は咄嗟にキャスターから離れる。爆発の影響で大ダメージを受けたのかキャスターはボロボロであった。
至近距離でフレイムアクセルを食らったのにまだ立っていられるとはさすがは英霊…。
だが…
「これで終わりだ」
「はあぁ!」《Scythe Slash》
ザシュ!!
「!?」
キャスターが突如吹き飛ばされる。彼女は驚きながらも後ろを振り向く。
そこには…
バルディッシュから魔力刃を展開させ、キャスターを切り裂いたフェイトがいた。
そしてキャスターは体から金色の粒子を出しながら消滅するのだった。
◆◆◆
キャスターをなんとか撃退し、あるビルの屋上で話し合おうということになった俺達であったが…
ゴゴゴゴゴ……
なぜか俺は正座させられていましたorz
なんでや!?
ここは皆でジャンプマンガの如く、友情(お茶会)で絆を紡ぎ、努力(キャスターを倒すための作戦を実行)して、勝利(大勝利!!)を掴みとったじゃないか!
まさに絵にかいたような『友情・努力・勝利』だったじゃないかー!!!
なんでや!?
「あの…なのは様?なぜわたくしめは正座させられているのでしょうか?」
「え?分からない?」
「はい。さっぱりこれっぽちも」
俺の発言になのはの笑顔はさらに迫力を増す。
具体的に言えば、なのはの後ろからドドドドドドという効果音さえ聞こえてきそうな程である。
はい。
怖いです。
かなり怖いです。
なのはの余りの迫力に、彼女の後ろにいる魔法少女3人も若干震えてらっしゃいます。
「自分の行動思い返してみて?」
「え?」
零距離からのディバインバスターかなあと震えていた俺は、なのはの予想外の言葉にキョトンとする。
俺のその反応は予想の範疇だったのか、なのはは思いっきり溜め息をついた。
「はぁ~」
なぜか後ろにいる魔法少女3人も俺に呆れた目線を送ってきている。
いや、なんでさ?
《ヒエン…とりあえずマスターに言われた通り先程の戦いを振り返ってみてはいかがですか?》
するとレイジングハートが俺に話しかけてきた。
「レイジングハート?」
《マスター。ここは少しヒエンに時間をあげてはどうでしょうか?彼とて混乱しているようですし》
「うん。分かったよ」
いや、まぁうん。
説教なんて何回も受けて次第に慣れてきてる自分がいるんだけどね?だが誤解しないように言っておく。俺はMではない。ノーマルだ。言うなればNだ!!
しかし今回は特に混乱してます。
「それじゃ説教は一端ここまでにするから少し考えてみて?」
「あ、はい」
一端てことは説教の続きはあるんですねorz
じゃあとりあえず姿勢を楽にして…
「正座はそのままだからね?」
「あ、はい」
そしてなのはは後ろに下がり3人の所へと戻る。
そして4人でガールズトークっぽいものを話し始めた。人付き合いの苦手なフェイトもおろおろしながらもなんとか馴染めているようだ。
それよりも俺は自分の行動を振り返ってみるか…。
先程のキャスターとの闘いで俺はなのはから説教を食らってしまった。なぜか他の3人もその原因は分かっているみたいだが…。
とりあえず考えてみよう。
俺はあのとき、キャスターを攻略するため観察に徹していた。
なんせ英霊なんて存在と戦うのだ。バラバラに攻めていてはこちらに勝機はない。幸運にも数で圧倒的に有利であったためまずは様子見として4人に射撃魔法で攻めてもらった。
そして4人で一斉に攻めたとき…
キャスターは体を覆う球体の障壁で皆の攻撃をガードしていた。ある攻撃以外…。
それがフェイトの魔力刃だ。
キャスターはあのときフェイトの魔力刃だけかわした。障壁で防がずあのときだけかわしたのだ。
それを見たとき…俺は咄嗟にフェイトを攻撃の軸とした作戦を思い付いた。
以前フェイトと戦ったとき、相棒に彼女の使う魔法の解析をたのんでいたことがあるのだが彼女はサイズフォームを使うとき……
刃にバリア貫通能力を付加し、同時に刃部分の魔力を強化しているのだ。
強化されているバルディッシュの刃は相棒曰く、鋼鉄をも容易く切り裂く威力を持つらしい。
俺はそれを聞いたとき、少し震え上がってしまったほどだ。
だがバリアブレイクの効果は英霊にも通用するらしい。まぁ、存在する世界が違うからか、あちらの魔術が効かずともこちらの世界の魔法は効くということらしい。
そしてそれを好機と見た俺は即座に作戦を実行。囮としてキャスターへと突貫。俺の姿を捉えたキャスターは正面から俺を撃墜するために魔力チャージを開始。俺はそれを防ごうとスピードをあげてさらに接近。
砲撃が放たれようとしたとき、後ろから3人の魔力弾が来たはずだ。それに気を取られたキャスターが障壁を展開。俺はその隙にフレイムアクセルで真っ正面から魔力の塊ごと障壁を叩き潰して…
でその後にフェイトがサイズスラッシュでキャスターをズバッとやっつけたのだ。
以上、振り返り終わり。
そして気付く。
こりゃ怒られるわ((((;゜Д゜)))
◆◆◆
そして俺がおそるおそるなのは達の方を見ていたのをサファイアが気付いたのか4人全員に知らせた。
そして魔法少女4人全員が正座している俺の真っ正面へと来る。
正座している黒スーツの高校生に、その正面に立って説教をする魔法少女の格好をした小学生4人。
うん。
自分で言っててなんだけど客観的に見たらかなりシュールだよねこれ。
「また変なこと考えてるでしょ?」
なのはの発言に俺戦慄。
毎度思うがなぜ分かる!?
「あははは…。顔に思いっきり出てますよヒエンさん」
イリヤが俺を見ながら苦笑い。
そんなに分かりやすいかな俺。
俺が自分の顔をグニングニンしているとなのはが一歩前に出た。
「それで私達が怒ってる理由分かった?」
俺はその言葉に少し冷や汗をかきつつも説明する。
「いや…あのですねあのときは仕方なかったといいますか」
「へぇ…」
コエェ!!
さっきのキャスターなんて目じゃないんですけど!?
「あのときはその…俺が囮になってキャスターの気を引くという狙いがあってですね?」
「でもあのときキャスターは魔力をチャージしてましたよね?」
とそこにイリヤが発言。
え!?
君まで説教に参加!?
「あ、ああ。だからそれを防ぐために更にスピードをあげて突貫を…」
「それを後ろから見ていた私達がどれだけ驚いたか分かる?」
なのはのその発言に俺は思わず彼女の顔を見た。
その顔はかなり悲しそうな表情となっていた。
それだけでなくイリヤもこちらを心配そうにみつめ、ミユはじっと目を閉じ、フェイトも少しだけこちらを睨み付けるような表情となっていた。
俺は思わず顔を伏せる。
そして内心焦っていた。
やべぇよ。
なんかめっちゃシリアスな空気になってるんですけど。
それに【ここで変なことをいったらただじゃ済まないぞ】と超直感も警報鳴らすレベルでガンガン鳴ってるんですけどおぉ!!
考えろ!
この空気を打破する言葉を!!
俺ならできる!
俺はやればできる子!!
がんばれ俺!
チョーがんばれ俺!!
追い詰められた男…いや漢の力を見せてやるぜええぇぇぇぇ!!!!!!!!
「す、すまん…」
謝るという選択肢しか思い付きませんでしたorz
俺は沈黙した空気を入れ替えるため理由を話すことにした。
「あのときは…何も根拠なく突っ込んだわけじゃないんだ」
「「「「………」」」」
俺の言葉を4人ともじっと聞く。
「なのはは俺の
「うん。死ぬ気の炎だっけ?」
「「「《死ぬ気の炎?》」」」
なのは以外の3人…だけでなくルビーとサファイアも言葉を繰り返した。
「まあ言葉よりも実際に見た方が早いか」
そして俺は死ぬ気モードとなった。
俺の額に炎がついたのを見たイリヤ、ミユ、ルビー、サファイアは驚いた様子で見てくる。
なのはとフェイトは俺のこの様子を何度も見ているからか、驚いてはいない。
「じゃあ説明するよ。俺の能力について。死ぬ気の炎について」
そして俺は以前なのはに説明した通りに説明した。
死ぬ気の炎とは、人間の生体エネルギーを圧縮し視認できるようにしたものであり、7つの属性があるということ。
俺の炎はそのうちの1つの大空属性であり『調和』の効果を司っていること。そしてその大空の炎の効果で魔法の強化をしていることを話した。
「そしてこれはまだなのはにも説明してなかったんだが…」
「まだ説明してないことあったの!?」
「あ、ああ。それで……分かった!ちゃんと説明するからレイジングハートはしまってくれたのむから!!」
クールな死ぬ気モードでもあせるってこれ相当だよ?とりあえず俺はなのはをこれ以上刺激しないよう注意しつつ説明する。
「俺はこの状態を死ぬ気モードと呼んでいる」
「「「「死ぬ気モード?」」」」
「ああ。死ぬ気になることで体内のリミッターを解除して潜在能力を引き出すんだよ。このモードになると、額に大空の炎が灯って戦闘能力もはね上がる。最初はそれに慣れなくてよく筋肉痛になったしな」
「「「「………」」」」
なんか唖然としてらっしゃいますが続けるぞ?
「それで話に戻るが、このモードになっているときにあるスキルがさらに伸びるんだ」
「あるスキル…ですか?」
イリヤが聞いてくる。
「ああ。それが俺のもうひとつの力、超直感だ」
「超直感?」
今度はフェイトが聞いてくる。
「ああ。別名『見透かす力』。簡単に言えば、相手の嘘を見抜いたり、戦闘時の動きを見切ったり、気配感知とかができるようになる。それが超直感だ」
「「「「………」」」」
「そしてあのとき…キャスターに突貫していったのはその…超直感が反応して大丈夫だと確信したから…なんだ」
「つまりは…直感で判断して突っ込んでいったってこと?」
「そう…なる」
「「「「………」」」」
ジャキ…
そのときなのはが静かにレイジングハートを構えたのが俺には分かった。
やべえぇぇ!!
「あの…」
そのとき意外なことにミユが手をあげてきた。その様子を見ていたなのはもとりあえずレイジングハートを下ろした。
本当にありがとうございますミユさん!!!!
「どうした?」
「あのとき…キャスターが最初に攻撃してきたときヒエンさんは氷を出して防ぎましたよね?」
「あ、ああ」
「あの氷も死ぬ気の炎なんですか?」
その質問を聞いたとき、俺はミユの観察力の高さに驚いた。普通は炎と氷を出す能力は別物だと大半の人が考えるからだ。だがこの子はそれを死ぬ気の炎と関連付けて聞いてきた。
「あ、ああ。あれも死ぬ気の炎だ。零地点突破っていうんだけどな?俺の通常の状態をゼロとするだろ?死ぬ気モードの状態のときをプラスとすると、零地点突破はこのマイナスの状態になるんだ」
俺の額の炎がユラユラと揺れる。
俺は軽く両手のグローブに炎を灯す。
するとしばらくすると両手の炎が氷へと変わった。
「言うなれば零地点突破は死ぬ気の炎の逆の境地。炎をマイナスとすることで氷の力を使ってる」
「そういえば…」
ここでなのはが発言する。
俺の心臓が別の意味でドキンとなる。
「あのときも真っ先に…攻撃防いでくれてたね…」
「「「………」」」
他の3人もそれを思い出したのかハッといった表情となる。
《あのとき攻撃を防いでなければ全滅していたかもしれませんねー》
そこで意外なことにビデオカメラモードとなっていたルビーが俺を庇うような発言をする。その間にもキチンと撮影はしているようだが…。叩き割っちゃダメかなあのビデオカメラ?
《そうですね。あの攻撃を防いだことからもヒエン様の超直感の力は本物と思われます》
サファイアも俺を庇ってくれている。
このカレイドステッキ姉妹ええ子達や。嬉しくてちょっと泣きそう。
「うん。分かった…」
ルビーとサファイアの発言を聞いてなのはがそう発言した。
それを聞いたとき俺は確信した。
ふっ。
勝ったなと。
「ごめんね。無理矢理説教なんてしちゃって」
でもすぐ罪悪感に襲われました。
「いや、もうちょっとうまくやれば良かったな。こっちこそ心配かけてごめん」
俺はなのはへとペコリと頭を下げた。
「もういいよ。次からは無茶しないでね?」
「……善処する」
「そこは断言しましょうよ!?」
イリヤからすかさず激しいツッコミが。
もう君、俺に対して遠慮ないよね?
《それにしても死ぬ気の炎ですかー。聞いたこともない力ですねー。でもヒエンさんらしいなんとも高二心溢れる力ですねえ》
「ねえ、なんで中二から高二に変わった?確かに現在進行形で高校二年生だけど!?」
チクショー!?
叩き落とすぞこんにゃろー!!
「はぁ、でも今はまず状況を整理しないと……」
ゾクッ……
不意にどこからか視線を感じた。
気付けば既に砲撃をはなっていた。
そこは普通の屋上だ。
何もおかしな所はない。
砲撃が撃たれれば普通は、壁や手すりなどに当たるだろう。
だが砲撃は何もないはずの空間で爆発した。
空間が揺らめく。
直後、空間から人が現れる。
まるでその空間自体に隠れていたように…
仮面を着けた黒装束の集団が表れた。
その数…およそ100…
俺達はサーヴァント・アサシンに既に包囲されていた。
はっはっは(゜▽゜*)
休む時間など与えんぞ!!
というわけででは、また(・∀・)ノ