エイプリルフールじゃないけど、外伝投稿。
ViVid編です。
では、どうぞ(╯°□°)╯︵ ┻━┻
Featuring ViVid Strike!①
ヒエンside
気が付いたら見知らぬ部屋で目を覚ました。
ってかここどこ?
部屋を見回すと、六畳一間程の簡素な部屋であった。
現状を把握出来ずボーッとしていると、扉が開いた。
「あ、良かった。目を覚ましたんですね」
眼鏡をかけた人の良さそうなシスターさんがいた。
年齢は40代から50代くらいであろうか?
とりあえず声をかけてみる。
「……すみません。ご迷惑をおかけしてしまったみたいで」
「いえいえ、元気そうで安心しましたよ。それより、どうして孤児院の前で気絶していたか覚えていますか?」
「孤児院……?」
俺はシスターさんの言葉に首を傾げる。
「ここ、孤児院なんですか?」
「はい。ここはミッドチルダにあるアルテナ児童保護院です」
「な、なるほど……」
どうやらここはミッドチルダであるらしい。
しかし、それはおかしい。
俺はとある護衛任務にて、別の管理世界にいた筈なのだ。
それに一緒に護衛任務についていた面子もどうなったのか心配である。
「あの、孤児院の前に倒れていたのは自分だけでしょうか?他にも何人か連れがいたはずなんですが……」
「……残念ですが、私達が保護したのは貴方だけです。そのお連れの方々の安否は現在分かっておりません」
「そ、そうですか……。すみません、教えて下さってありがとうございます」
でもまあ、皆なら大丈夫だろう。
余程のことがない限り、やられる心配はない強者ばかりだし。
今は自分の事を優先させよう。
まずは現状把握が先決か。
「あの、つかぬことをお聞きしますが、今日は何年何月何日でしょうか?ちょっと現状を整理したくて……」
「はい、いいですよ。今日は
「……え?」
予想外の日付に思わず唖然としてしまった。
シスターさんから話を聞いて、俺はようやく自分の置かれた現状を把握する事が出来た。
どうやら俺は
それを確信したのは、やはり日付である。
そもそも俺がいた世界の日付は、
この時点で、実に約14年差もある。
そしてさらに重要なのがここからだ。
どうも俺は
なぜそんなことが分かるかというと、一人になったときに咄嗟に調べたからだ。
俺は嘱託魔導師として管理局に登録している。
その登録情報を調べたところ、見事に無かったのだ。
俺の名前が……。
念の為に地球での戸籍情報も相棒に調べてもらったのだが、大空氷炎という人間は欠片も存在していなかった。
俺は途方に暮れたが、落ち込んでばかりもいられない。
まず俺が真っ先にやらなければいけないこと。
それは離れ離れになってしまった仲間達の捜索である。
恐らくであるが、任務時に回収したロストロギア:
とりあえず、現時点で俺は相棒に戸籍の偽造を、ナハトには情報収集を頼んだ。
この世界に飛ばされてから数日が経った。
俺はまず生活をするために、ミッドチルダの人気のない郊外のビルの上でテント生活をしていた。
相棒のおかげで戸籍の偽造は上手くいったものの、いきなり住む場所を見つけるのは困難を極めるのでこれは仕方のない事と言える。
万が一の時のために、キャンプセットを持っていて正解だった。
それからここから重要なのだが、ナハトの情報に拠れば、どうやらこの世界は
今、俺がいる時間軸は新暦80年3月8日だ。
原作で言えば、リリなのViVid終了後の時間軸である。
その証拠に、ナカジマジムという所に高町ヴィヴィオやアインハルト・ストラウス、リオ・ウェズリーにコロナ・ティミル、ミウラ・リナルディといったViVidの原作キャラ達が所属していた。
「しかしこれからどうしたものか……」
俺は焚き火をしながら考える。
ぶっちゃけて言えば、プリズムフラワーの力を使えば元の世界に戻る事は出来る。
だが、皆と合流出来ていない以上、勝手に帰る訳にはいかない。
とどのつまり、この世界でしばらく過ごさなくてはならないのだ。
「まずは生活の基盤を固めないとだよな……」
「ガァウ」
「きゅ」
二匹も同じ意見らしく、隣で頷いた。
「何はともあれ、飯食おうか」
俺はレトルトのカレーを皿に入れる。
二匹にも小皿に入れてやると、喜んで食べ始めた。
「いただきます」
キャンプしながら食べるカレーは最高でした。
◆◆◆
翌日、俺は朝早く起きると、ミッドチルダのとある公園をランニングしていた。
ここに来てから情報収集ばかりで、トレーニングをしていなかったので、鈍った身体をほぐすために走っているのだ。
エルフナインの作ってくれた最強魔導師養成ギブスを使って死ぬ気化しながら走ってるから、マジ死にそうだけどネ!
なんせ最大重力の10倍だからな!!
通常時では未だに4倍が限界なのだが、死ぬ気化すると10倍はなんとか耐えられる。
俺は死にそうになりながら、10キロマラソンを終えると、腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットをそれぞれ10回×10セット行う。
全て終える頃には文字通り、死に体であった。
「ぜはぁ……ぜはぁ……無理……死ぬぅ」
「ガァウ」
「きゅ」
相棒とナハトが『『きゅうけいー』』という思念を送ってくる。
そう。
この二匹がクソ程スパルタなのだ。
インターミドルが終わってから、トレーニングの質が格段に上がったのである。
泣いていい?
そしてギブスを外してからは、いつもの基礎訓練を行う。
座禅をしながら身体の中の魔力をひたすら循環させたり、通常状態で射撃魔法で缶を五つ同時に100回当てたり、魔力弾による回避訓練を行う。
それらが終了すると、今度は思考を凝らして、いつもと違う訓練をしてみる。
「きゅ!」
ナハトが魔法を使用すると、十体程の
これは対人専用のゴーレムであり、主に近接戦闘訓練のプログラムを組んでいる。
「よし、準備オッケーだ」
「ガァウ〜!」
俺は死ぬ気化し、篭手と脚甲を装備すると、合図を送る。
相棒の一鳴きで、木人達が一斉に攻めてきた。
「ハッ!」
俺は片手で木人達の攻撃をいなしながら、反撃のパンチやキックを繰り出す。
一対多の訓練も随分と慣れたもので、木人の攻撃を紙一重でかわしていく。
木人達の扱う武術はそれぞれ違う。
空手に柔術、中国拳法にムエタイ、日本拳法に合気道。
剣術に杖術、槍術に薙刀術など武器を使わせた戦闘も視野に入れている。
まずは無手組の木人達を確実に減らしていく。
時折、武器組の木人達が背後から襲ってくるが、制空圏を使って上手くいなし、同士打ちを狙う。
「シッ!」
木人達の体勢が崩れた所で、回し蹴りでまとめて吹き飛ばす。
左右から同時に攻撃を行ってくるが、しゃがんでかわすと木人の顎を同時に蹴り上げ、最後の一体を発勁の突きで破壊した。
「フゥー……」
俺は深呼吸をしながら、静かに息を整える。
そして相棒達の方へ振り向こうとした時……
「「「「すごぉ〜い!!!!」」」」
大きな声が聞こえた。
思わずビクッとし、声の聞こえた方へ視線を向けると、予想外の人物達がいた。
「あぁー……なるほどね。うん……まさか、ここで鉢合わせるかぁ……」
俺は思わず遠い目をする。
ここって彼女達のジムから、結構遠い場所にある筈なんだけどなぁ。
なんでここにいるんですかね?
そこには目をキラキラさせながら、こちらを見る五人の少女、高町ヴィヴィオ、アインハルト・ストラウス、リオ・ウェズリー、コロナ・ティミル、ミウラ・リナルディの姿があった。
次回は気が向いたら投稿します。
まずは本編終わらせたいし。
では、また( `・∀・´)ノ