この素晴らしい世界に忍者を!!   作:双戦舞

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さて、ダクネスを間改造しちゃいましょう(゚Д゚)!

そしてちょっとエグイ描写が入るので
少し覚悟をもって読んで下さいね!



11話 痛み

 

「今日は私の番か!さぁイタチ殿!遠慮せず攻撃してきてくれ!私が全て受け止めてみせよう!!」ハァハァ

 

 

「…受け止めては駄目だろう」ハァ

 

 

めぐみんやカズマのようにダクネスにも修行をつけようと思ったのだが、いつものアレが発動してこの有様である。

 

 

「ダクネス、何故お前はそんなに傷つけられたり辱められることに興奮を覚えるのだ?」

 

 

「こ、興奮なんてしていない!!ただちょっと気持ちいいだけだ!!」アタフタ

 

 

「変わらんだろう…」

 

 

「それに、私は不器用で攻撃が当たらないので、耐久力のある私が盾になることによって皆を助けることが出来る!まさに一石二鳥!」ドヤッ

 

 

「どうしてそうなる…」

 

 

イタチは頭を悩ませていた。

これでは修行どころではない。

 

 

(まずはその気持ちを変えなくてはな…)

 

 

「さぁ、いつでもいいぞ!イタチ殿!」

 

 

「ダクネス…まずはお前のその腐った考えをへし折る」

 

 

「ふふん!それは無理だな!一度クリスが矯正しようと試みたが二、三日で泣きながら諦めていたぞ!」フフン

 

 

「クリス…」

 

 

(また今度、飯でも奢るか…)

 

 

「大体、矯正と言うが何をするんだ?」

 

 

「…ダクネスは自分が受ける痛み、そしてそれに伴う苦痛と恐怖心がまるで足りていない。もっと危機感をもって戦闘に挑むべきだ。」

 

 

「だが実際、私の場合は痛みは快感となってしまうのだ」

 

 

(あっ、開き直った…)

 

 

思わず突っ込んでしまいそうになったが

表情を変えず続ける

 

 

「それはまだ本当の痛みを知らないからだ…お前にはそれを知ってもらう…」スッ

 

 

「私に…何をする気だ…!」

 

 

「お前には一度、地獄を見てもらう…許せ」パッ

 

 

そう言うとイタチの眼は赤色に変わり

三つ巴の模様の不吉な眼に変わった

 

 

「な、なんだその眼は…!?」

 

 

「これは写輪眼…我がうちは一族の血継限界。この眼で今からお前に幻術をかける。」

 

 

「幻術…?」

 

 

「痛みを知れ…そして願わくば壊れてくれるなよ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

月読!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((((;゚Д゚))))))) このすば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダクネスside

 

 

(ここは…どこだ…?)

 

 

気がつくと周りは一面真っ暗で何も無かった

 

 

(確か私はイタチ殿の修行で幻術をかけられて…っ!?)

 

 

意識がはっきりすると私は十字架に貼り付けられていて

身動きが取れないことがわかった

 

 

「なんだこれは!イタチ殿!いたら返事をしてくれ!」

 

 

「なんだ?」

 

 

「うわぁ!ってなんだ、眼の前にいたのか…イタチ殿、ここは一体…」

 

 

「ここは幻術で作られた世界。お前は今、俺の幻術にかかっている」

 

 

「これが幻術…こんなことが出来るのか…」キョロキョロ

 

 

私は幻術の凄さに暫く言葉が出なかった

 

 

「では、そろそろ始めるか…」

 

 

「そうだ!これはなんだイタチ殿!こんな十字架に貼り付けられて!私はこれからどんな辱めを受けるというのだ!早くしてくれぇ!」ハァハァ

 

 

この体制、この状況、どんなハードなプレイを

要求するのだろうか!考えるだけでゾクゾクする!

 

 

「なら教えてやろう。今から72時間、お前を刀で永遠と刺し続ける」

 

 

「…えっ?」

 

 

そう言うと私の周りには無数のイタチ殿が現れてきた。

そして全員の手には刀を持っていた。

 

 

「まっ、待ってくれイタチ殿!痛いのが良いとは言ったが、これは流石に私もキツイぞ!刺されるなんてそんな…」

 

 

「黙れ」

 

 

グサッ

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

 

イタチ殿は躊躇せず私の腹を刀で刺してきた。

そして今までに無い激しい痛みに襲われた。

 

 

「痛い!痛いょぉぉ!!」

 

 

「どうした?お前が求めていた痛みだ。もっと喜べ」

 

 

(違う!違う違う違う違う違う!!私が欲しいのはこんなものじゃ無い!!)

 

 

「足りないか?なら追加だ」

 

 

ブスッ

 

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

 

痛みに悶える私を全く気にせず

隣のイタチ殿が新たな刃を私に突き刺す

 

 

「まだ始まったばかりだぞ?壊れてくれるなよ…?」

 

 

そしてその後も次々と私には刀が突き刺された

腕、足、胴体、あらゆる所にあらゆる角度から

私の体には穴が開けられた

 

 

刺しては傷は癒えて、また刺してくる。

死ぬことはなく、気絶すら許されず

ただただ激しい痛みに襲われるだけの時間が過ぎていった

 

 

グサッ

 

 

「あがぁぁ…ぐぁうぁ…」ポロポロ

 

 

もう顔から流れているのが涙なのか、汗なのか、唾液なのか、

分からないほど私の顔は歪んで汚れていたに違いない

もしかしたら顔も刺されて血が流れたのかもしてない

 

 

「もぅ…ゆるじて…ごめな…ざい…」ガクガク

 

 

どれだけ謝っても、どれだけ泣いても

イタチ殿は手を止めることは無かった

一番最初の壊れてくれるなよ?という言葉を

発してからは何も言葉を紡いでいない

 

 

それが逆に怖い

 

 

「うぇあぁぁ…ぐぅぅあぅ…」グタッ

 

 

もう…言葉もまともに話せない

私は…もう駄目だ…

 

 

「この痛みを覚えていろ。そして忘れるな、死とはこれ程に怖いことを…」

 

 

手放す意識の中で、その言葉だけが鮮明に聞こえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(T_T) このすば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?」

 

 

次に気がついた時には私は十字架ではなく

草原に横たわっていた

 

 

「私は…っ!?」

 

 

先程までイタチ殿から受けていた仕打ちを思い出し

自然と体が縮みあがり、震えだす

 

 

「うっ、おえっ…」

 

 

耐えられなくなり起き上がり嘔吐する

 

 

「はぁ…はぁ…ここは…?」

 

 

起き上がると目の前には…

 

 

「大丈夫か!ダクネス!」

 

 

「しっかりしなさいよ!あんた!」

 

 

「いつもの調子はどうしたのですか!?」

 

 

いつの間にかパーティメンバーの仲間たちが

私を背にして目の前に立っていた。

 

 

「みんな…」

 

 

皆がいることに心の底から安堵する。

 

 

しかし

 

 

 

 

 

ザシュ

 

 

「…えっ?」

 

 

カズマが対峙していた巨大なモンスターによって

腹部を刺されて地に伏せる

 

 

「あぁ、あぁぁ…」

 

 

「カズマ!よくもカズマを!」

 

 

そう言ってアクアはモンスターに立ち向かう

だが相手はアクアの攻撃をもろともせず

 

 

ドカッ

 

 

「かはぁ…」

 

 

横薙ぎの一撃でピクリとも動かなくなった

 

 

「カズマ…そしてアクアまで…」

 

 

「まだだ!まだですよ…!explosion!!!」

 

 

めぐみんは爆裂魔法をモンスターに放ったが全く効いておらず

 

 

ゴォォォォン

 

 

「うわぁぁぁ!」

 

 

逆にモンスターの魔法をモロに受けてしまう

 

 

「嘘だ…みんな…」

 

 

そしてモンスターの標的は自分となり

こちらに迫ってくる

 

 

「ヒィッ!?」

 

 

先程のイタチの仕打ちにより

モンスターからの攻撃が怖くなり、動けずにいた

 

 

そしてモンスターは私に向かって攻撃を仕掛ける

 

 

ドカッ

 

 

「……?」

 

 

いつまでたっても衝撃が来ないので目を開けると

 

 

「クリス!?」

 

 

「大丈夫かい?ダクネス」

 

 

親友が私を庇って攻撃を受けていた

 

 

「どうしたんだいダクネス?らしくないじゃないか?」

 

 

「私のことはいい!!早く逃げろ!」

 

 

「親友を見捨てて逃げる訳ないでしょ?」

 

 

そう言っているうちにモンスターは二撃目を叩き込んできた

 

 

「グッ!」

 

 

「やめろ!やめてくれクリス!私はお前の傷つくところなんて見たくない!!」

 

 

3撃目、4撃目と、次々とクリスに攻撃が襲いかかる

 

 

ドカッ、ガスッ、ズガンッ、

 

 

「うっ!かふっ!ぐほぉ!」

 

 

「嫌だぁ!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁ!!!!」

 

 

目の前で親友がボロボロになっていくのに

自分は足が竦んで何も出来ずにいた

 

 

そしてモンスターの大ぶりの一撃によって

クリスは限界を迎え、その場に倒れてしまう

 

 

「クリス!」

 

 

ダクネスはクリスに近寄り、体を支える

 

 

「ダクネス…私は…」

 

 

「嫌だぁ…嫌だよぉ…」

 

 

「ハハ…ダクネスがこんなに泣き虫だなんて…知らなかったな…」

 

 

「クリス…駄目だ…お前までいなくならないでくれ…!」

 

 

「もっと…ダクネスのこと…知りたかった…な…」

 

 

そう言ってクリスは動かなくなった…

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?」

 

 

「気がついたか…?」

 

 

次に気がついた時にはイタチ殿に

幻術をかけられた場所に戻ってきていた

 

 

「安心しろ。ここは幻術の世界ではない」

 

 

「そうか…戻って来たのだな」

 

 

「それで、俺の言いたいことは分かったか?」

 

 

「…はい」コクリ

 

 

私は大きく頷いた

 

 

「痛みとは、死への警告のようなものだ。どんな痛みであろうと、それが痛みであることには変わりはない。例えそれが心の痛みであったとしてもだ…」

 

 

「ああ。今ならハッキリと分かる…」

 

 

「死への恐怖、そして痛みへの恐怖…これらは人間が産まれながらに持つ本能のようなものだ。痛みは誰も幸せに出来ない…他人も…自分も…」

 

 

「…………………………………」

 

 

「そしてもう一つ。痛めつけられて痛みを感じるのは自分だけではないということだ」

 

 

「っ!?」

 

 

そうだ。思い出すだけで心が締め付けられる。

仲間達が次々と目の前で自分の為に倒れていき

親友が私を庇って命を落とした。

 

 

怖かった。痛かった。

 

 

「痛みとは…怖いものなのだな…」

 

 

幻術での体験を思い出し、震えが止まらなくなる

 

 

ギュッ

 

 

「だが、お前は痛みを知ることが出来た。自分への痛みを。他人への痛みを。」

 

 

「あっ…」

 

 

「痛みを知る者は強くなり、そして優しくなれる。これから強くなって痛みを感じるもの達を、大切な人達を守れるようになればいい。」

 

 

「っ…」

 

 

「今すぐじゃなくていい…ゆっくりでいい…共に頑張ろう。それまでは俺がお前を守ってやる。」

 

 

「う、うわぁぁぁぁん」

 

 

私は泣いてしまった

今までの自分の愚かさが恥ずかしくて、

幻術での痛みの恐怖で、そして今イタチ殿に抱きしめられている安心感で…

 

 

 

きっとイタチ殿は、もっともっと痛みを知っているだろう

私が体験した痛みよりも痛い思い出があるのかも知れない

だからこそ、ここまで色んな人に親しまれて好かれているのだろう…

 

 

 

いつか…私もイタチ殿のように…

強くなれるだろうか…

 

 

とりあえず今は思う存分泣くとしよう

 

 

 





今回は長くなりました(笑)
シリアスなのは苦手で途中から自分が何を書いてるのか
分からなくなりますね( ゚д゚)

とりあえずダクネス、ドM卒業おめでとう!
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