翌日、ギルドに行くと新しい装備に身を包んだ
カズマと仲間達が待っていた
「おぉ、カズマがちゃんとした冒険者みたいに見えるのです」
「ジャージのままじゃファンタジー感ぶちこわしだもんね」
「ファンタジー感?」
「よく似合っているぞ、カズマ」
「ありがとうございます、イタチさん!初級とはいえ、魔法スキルを習得したからな!盾は持たずに魔法剣士みたいなスタイルでやっていこうと思う!」シュパッ
「言うことだけは一丁前よねぇ」
「後はイタチさんのスキルを教えて貰って、万能型冒険者みたいになってみたいです!あの口から火を吹くやつ!あれがやりたいです!」キラキラ
「豪火球か…いいぞ、また教えてやる」ウム
(ん?軽く承諾してしまったが、そもそもチャクラの概念が無いこの世界で教えることが出来るのだろうか…)
「よっしゃあ!」グッ
(…キャベツも飛ぶし、大丈夫だろう)
「では早速討伐にいきましょう!それもたくさんの雑魚モンスターがいるやつです!えへへ、新調した杖の威力を試すのです!」スリスリ
「いや、一撃が重くて気持ちいい…すごく強いモンスターを!」ハァハァ
「いいえ、お金になるクエストやりましょう!ツケを払ったから、このままだと今夜もイタチにゴチになってしまうわ!」グッ
「まとまりが無ぇー。どうします?イタチさん」
「そうだな、ジャイアントトードが繁殖期に入って町の近くに出没してるらしいから、それを討伐しに行くか…」
「「カエルは嫌だ!!」」クワッ
「うぇ?何故だ?」
「あーこの2人がカエルがトラウマになってるんだ…頭からパックリ食べられて粘液塗れにされたからな」
「はっ!粘液塗れ!?」
「オイ、今興奮したろ」ジトッ
「してない…/////」
「とゆーか、イタチさんの言うことさえ守ってれば、前みたいに頭からぱっくり食われる事は無いだろ」
「そりゃあイタチがいれば大丈夫だけどさ…なんか体が拒否反応を示すのよ…」ブルブル
「そもそもイタチさん一人でも余裕じゃないですか?」
「まぁ、カエル数匹なら5分もかからんな」
「もはや5秒くらいでいけるんじゃないすか?」
そんなこんなで、とりあえずクエストボードを
確認しょうと思って見てみたが
「あれ、なんだこれ?依頼がほとんどないじゃないか!」
ギルド員曰く、最近この近くに魔王の幹部らしきものが
住み着いたようで、その影響でこの近辺の弱いモンスターは
隠れてしまい、仕事が激減しているそうだ
「仕事がないなら仕方ない。金はまだ余裕があるし、無くなれば俺が一人でクエストに行けば良い。丁度いい機会だ、皆暫く俺が修行をつけてやる」
(´・Д・)」 このすば!
「ではめぐみん、約束通り俺の忍術を教える」
「はい!お願いします!」シュパッ
とりあえず初日はめぐみんに約束していた
デイダラの起爆粘土を教えることにした
「最初に言っておく。この忍術は実に便利な術であるのと同時に、使い方を間違えると大惨事になる。心しておくように」
「ゴクリッ」
「まずは小さなものから始めていこう。手を握り、その中に粘土があるイメージをする。そしてイメージが固まったら手を開く」パッ
イタチが手を開いたら、そこには全身白い
雀のような小鳥が佇んでいた
「おぉー!可愛らしいですね!」キラキラ
「こいつは動くことが出来る。指示すれば指示した通りに動く」
「それで、これはどうやって爆裂するのですか?」
「まず、指示を出して動かす。そのあとは自分のタイミングで合図を出せば爆発してくれる」パタパタ
小鳥は羽ばたき近くにある木の枝に留まった
「喝!」
ドゴンッ!!
「っ!?」
小鳥が爆破して木の枝に留まらず
木の幹をも抉り取る程の威力で爆発した
爆破の音で森の鳥達が一斉に飛び立つ
「凄い…あの小ささでここまでの威力…」オォ
「まずめぐみんには、このレベルの起爆粘土を習得してもらう」
「分かりました!冒険者カードの欄に…えっと、起爆粘土の後にC1って書いてあるんですけど、どういう意味ですか?」
「爆破のレベルを表している。数字が大きくなれば大きくなるほど威力が増していくんだ」
「なるほど!では…ていうか、かなりポイントを消費しますね…まぁ今まで使っていなかったので余裕ありまくりですけど」フフン
めぐみんは冒険者カードを取り出し
無事に忍術を覚えることが出来たようだ
(便利なカードだな…)
今まで必死に修行して覚えた忍術が
この世界ではポイントで習得出来るのである。
少し惨めな気持ちになったイタチであった
「では、早速やってみましょう!えーっと、掌にイメージして…どうだ!」
めぐみんが掌を開くとそこには、残念な形をした生き物がいた
「………………」
「…リスが出てくる筈だったんですよ」
「…イメージがまだしっかりしていないんだろう、頑張れ」ポンッ
「…はい」ショボーン
めぐみんの過酷な修行は始まったばかりである!!
めぐみん、芸術を覚えました( ゚д゚)