書いたものは仕方ない。見て行ってくださるとありがたいです。
目を覚ますと、真っ青な空が広がっていた。
いや、もう文字通り。うん。ボケなんかじゃないよ?もう青しかない。あ、いや、雲があるから白もあるね。
周りを見渡しても青と白。いやぁ、壮観だ。何もねぇもん。ここまで何もないと涙出てきちゃうね。風の音もすごいし。
見て見て!下には緑が広がってるよ!山もあるし、川に湖もある!いやぁ、すごいところに来たなぁまったく!ハッハッハー!
「……さすがに現実逃避は限界を迎えるな」
一度目を閉じ、再び開ける。そして、俺は叫んだ。
「ふっざけんなバカヤローーーーーーー!!!!!!」
もちろん、叫ぼうが何しようが、どのみち落ちていくことに変わりはないのだが。
* * *
「ん…?あれ、人か?って、あの速度で落ちたら死ぬんだぜ!!」
そう言って、彼女は金色の髪をたなびかせながら乗っている箒の速度を上げる。
* * *
号泣しながら落下していく中、俺は気付く。
「そういや俺飛べるわ」
ふわりと宙に浮かんだ瞬間、真下を彗星の如く通過していく何か。
「金髪…黒魔女?だが、スカートの中は見えなかった…あんなにバタバタしてるってのに、だ。まさか、鉄壁のスカート属性か?」
真剣な表情で俺は言う。くそぅ、まだ観察力が足りないか。
少しすると、金髪黒魔女装備の少女が帰ってくる。しっかり箒に乗って。
「なんなんだぜ…落ちてたと思ったら飛んだし…それなら最初から飛べよな」
「目覚めた瞬間からスカイダイビングだ。驚いて頭が真っ白になっても仕方ない」
「はぁ…心配して損したぜ」
金髪黒魔少女がため息を吐き、俺を睨む。
ふむ。怖いと言うより可愛いな。
「いやいや、心配して損することなんかないさ。それだけ君が優しいということが証明されただろう?」
「そういうもんか?」
「そういうもんだ」
納得いかなさそうな表情の金髪黒魔少女。
「まぁいいや。んで、君に聞きたいんだが…ここどこ?」
「………もしかして、外来人?」
む?外来人?日本語通じてるからここ日本だよな…?
ハッ!もしかして、ここはファンタジーなところなのか!?だって、よくよく考えたら人が飛んでるし!魔女っこだし!キラキラ金髪だし!
つまり、俺は二次元デビューしたってことか!
………ボケてる場合じゃないね。突っ込みいないボケは笑い殺すだけの凶器なのさ。早く突っ込みいれる相方を探さねば…条件は心の声にまで突っ込ことだな。道のりは長そうだ。
「さてお嬢さん!外来人ってなんですか!?」
「お、お嬢さん?まぁいいや。外来人ってのは、ここ、幻想郷の結界の外側から来た人間のことだ。お前みたいな奴」
「なるほど…しかし、幻想郷ねぇ…どっかで聞いたような…兄貴たちがやってたゲームの中にそんなのがあった気がするんだよな…」
「いきなりぶつぶつ呟きはじめてどうしたんだぜ?」
「ん?あぁ、いや、何でもない」
言って俺は思い出す。
「そういえば、名前聞いてなかったな。俺は
「
魔理沙はそう言って手を差し出してくる。
俺はその手をとり、握手する。
「それで、俺はお前の言うところの外来人っぽいが、俺はどうすりゃいいんだ?」
「む…そうだな…霊夢のところにつれていくのが一番か?」
「まぁ、魔理沙に任せる。行き先だけ教えてくれ」
「ん。わかった。じゃあ行くぜ」
「了解」
魔理沙についていくような形で、俺は霊夢と言う人物の元へと向かう。
* * *
「寂れた…けど、妙に落ち着く神社だな」
「そんな事言うと、ここの巫女が怒るぞ?」
魔理沙に言われ、頬が引きつる俺。怒られたくはないものだ。
「お~い!霊夢~!」
神社の裏側に降りると同時に神社に向かって声をかける魔理沙。
すると、中から脇を出した巫女さんが出てくる。
「何よ魔理沙。また来たの?」
「別に良いだろ。それより、外来人が入ってきてるから伝えに来た」
「ふぅん…まぁ、それなら良いわ」
「んじゃ上がらせてもらうぜ」
「それとこれは違う」
魔理沙は巫女さんに襟首を捕まれて投げられる。
「むぐぐ…なんでダメなんだぜ?」
「人の煎餅を持っていく奴を家に上げる気は無いのよ」
「じゃあ、これで許してくれ」
そう言って、魔理沙は巫女さんの手に何かを乗せて、握らせる。
「え、ちょ、魔理沙?何?何握らせたの?」
「開ければ分かるぜ」
「え?え?なになに!?何なの!?ちょ、本当に何を握らせたの!?」
不安げに震える巫女さん。見ていて面白いので、もうしばらく放置しておくことにする。
「貴方も見てないで助けなさいよ!」
おっと。矛先がこっちに向いた。
「ふっ、俺に助けを求めるとは…じゃあ、開いてる手を出してくれ」
「わ、分かったわ」
そう言って巫女さんが手を差し出してくれたので、5円玉をそっと握らせて返す。
「何!?被害が増えたんだけど!?」
「狼魔…ナイスだぜ」
親指を立ててグッ!とされたので、俺も返す。
「意気投合してないで何を握らせたか教えなさいよ!!」
この巫女さん…いじり甲斐がある…!
妙にキリッとした顔で俺は思った。
巫女さんはいじられる運命にある説。弱気な巫女さん可哀想。
不定期の書き終えたらいつもの様に土曜夜九時更新なのです。
よろしくお願いします。