ラブライブ! ~『正しさ』の本質~   作:k.k.halcyon

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お久し振りです。k.k.halcyonです。

試験が・・・・・試験が、あと少しで終わる・・・・

試験が終わったら、またシリアス書き始めようかと思います。それまではイチャイチャ成分を補給させてください。

・・・まあ、試験後もイチャイチャは書きますが・・・・・

今日も今日とて、超すろー!

それでは、どうぞ。


First step-07 包まれて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それで?これからどうする?」

 

 

 「・・・どうする、とは?」

 

 

 

 

 

 

 海未もまだ寂しさが抜けないようで、最初はベッドの対角線上に腰かけていたが、今はお互い隣同士に座っている。

 

 

 先程掴んだ俺の腕を離したくないのか、腕を組んで、左隣にぴったりくっついている。こちらに少し体重をかけて寄りかかっているからだろうか、海未の熱がかなり直接的に伝わってきた。

 

 

それさっきから、抱き締められている左腕が暖かい。カーディガンやスカート越しではあっても、腕全体が海未の体に直に触れているのだから、当然といえば当然である。言い方がちょっとあれだが。

 

 

 ただ、恥ずかしさで顔が赤くなったりはしなかった。

 

 

・・・・多分、さっきまで抱き合ってたせいで、感覚がちょっと麻痺してるんだと思う。

 

 

 まあそれは置いといて、ひとまず海未との会話に意識を集中させる。

 

 

 「普通なら、家出なんてするべきじゃないんだろうが、なんせ事情が事情だ。

 

 

 必要なら、本当に家出をして、ほとぼりが覚めるまで誰かの家に泊まる、って選択肢もあっていいんじゃないかって、俺は思う。

 

 

 まあ勿論、海未が家に居たいと思ってるなら別だけどね」

 

 

 「・・・・家に帰るのは・・・嫌です・・・・・帰ったら・・・・また・・・」

 

 

 腕を抱き締める力が、少し強くなった。

 

 

 普通に考えれば、家出を薦めるなんて、やっちゃいけないことなんだろう。

 

 

 けど、今の海未に、『家に帰ったほうがいい』とは言えなかった。

 

 

 「・・・うん。分かった。じゃあ家に帰らないとして、問題は"海未の住む場所"だ。

 

 

 といっても、穂乃果やことりだったら、ちゃんと事情を話せば気前よく泊めてくれるとは思うけど・・・」

 

 

 まあこればっかりは連絡してみんとわからんけどな。大丈夫かなとは思うが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・・ここは、ダメ、なんですか・・・?」

 

 

 

 

 

 「・・・へ?・・・あ、俺んち?」

 

 

 考えるそぶりをした後、海未が出した返事を理解するのに、一瞬時間がかかってしまった。

 

 

 「・・・・はい・・・」

 

 

 (・・・・えーっと・・・ヴェェ・・・・真姫、どうしよう・・・・)

 

 

 「あ、いや、あの・・・俺、男だよ?別に穂乃果とかことりとかの家にいたって、無理に俺と一緒にいなくても、良いんだぞ?」

 

 

 というか、あいつらの方が海未だって安心できるだろ・・・・なんでうちに・・・

 

 

 「・・・・いえ、七海さんのことは、その・・・・・・信頼、してますから///

 

 

 ・・・だから、別に・・・私は、構いません」

 

 

 俯きながら、彼女は答える。腕を抱き締める力が、少しだけ強くなるのを感じた。

 

 

 (・・・モジモジしながら言われると、なんだろ・・・・・・

 

 

 ・・・・・・すごい、こう・・・・・ぐっと来るものがあるな、これは・・・)

 

 

 「そ、そうはいっても「七海さんが・・・」」

 

 

 俺の言葉は、海未によって途中で遮られた。

 

 

 また力が強くなる。顔を上げてこちらをじっと見つめてきた。

 

 

 「海未・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「七海さんが・・・・・いい・・・

 

 

 

 

 

 

 ・・・・七海さんと・・・一緒にいたいです・・・・!

 

 

 

 

 

 

 ・・・一緒に・・・・・いさせてください//////・・・・・・お願い・・・します・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「なっ・・・・・//////」

 

 

 絶対に離したくないと言わんばかりに、彼女は腕を抱き締めたまま、その身を寄せてきた。

 

 

 

 

 

 

 頬を染め、瞳を潤ませて、唇を僅かに開いてこちらを見つめ続ける彼女の姿に、心臓の鼓動がはね上がる。

 

 

 (いや、落ち着け落ち着け!変な意味にとるな!勘違いして傷つくのは俺だぞ!

 

 

 どうすればいい!どうすれば・・・・・

 

 

 ・・・・・そうだっ!昨日のことりのときを思い出せ!!

 

 

 こいつは妹、こいつは妹。妹に甘えられてデレデレしてる兄貴だ俺は!つまり・・・・

 

 

 俺は、シスコンだあぁぁっ!!!!・・・・・・・・・・ふぅ、落ち着いた)

 

 

 クリアになった頭で、平静に答える。

 

 

 

 

 

 

 「お、おお、わ、分かった。い、いいじょ?」

 

 

 どこが平静だよ。めっちゃどもってんじゃん。めっちゃ噛んでんじゃん。

 

 

 けど、ひとまずさっき急上昇した心拍は収まってくれたようだ。シスコンまじサンクス。

 

 

 「・・・ふぅ。いいぞ?んじゃあ、早速荷物を取りに行かないとな・・・」

 

 

 「あ・・・・は、はい///・・・・・・あ・・・あの・・・・・・」

 

 

 「ん?どした?」

 

 

 一瞬安心した顔を見せてくれたものの、まだ言いたいことがあるようで、上目遣いでこちらを再び見つめてきた。

 

 

 「その・・・・・・一緒に来て、もらえませんか?」

 

 

 「え?・・・・一緒に、か?」

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・はい。その・・・・・・まだ、その・・・一人だと、心細くて・・・

 

 

 ・・・さっき七海さんが着替えていたときも・・・・・・すぐ戻るって分かってるのに・・・・

 

 

 ・・・・寂しくて・・・・・・七海さんを追いかけてしまいそうに、なってしまって・・・」

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・・」

 

 

 ・・・まだ少し、時間が要りそうだな・・・・・・

 

 

 「・・・そっか。良いよ。俺も行くから・・・・」

 

 

 空いている右手で海未の手に触れ、ほんの小さな力できゅっと握った。

 

 

 すると、左肩にふと何かが置かれた。

 

 

 「・・・・・海未?」

 

 

 横を見ると、彼女は俺に頭を預けていた。先程玄関でも感じた女の子特有の甘い匂いが、鼻の奥で再び強まる。

 

 

 「・・・・・・・ありがとう、ございます//////」

 

 

 「ど、どういたしまして・・・・・・あー、その・・・」

 

 

 「・・・・?」

 

 

 

 

 もし俺も海未の家に行くなら・・・・・ちょっとごめんな、海未。

 

 

 今から海未にしようとしている提案に思わず苦笑いしてしまう。

 

 

 「そう言ってくれたあとで、非常に心苦しいんだけど・・・・・一回、シャワー浴びてもいい?」

 

 

 「え?でもさっき・・・・」

 

 

 「タオルで軽く拭いて着替えただけだから、まだちょっと、汗が気持ち悪くてさ・・・

 

 

 10分、いや、5分くらいで終わるから、どうにか待てないかな?」

 

 

 海未の家に行くなら、ある程度の身だしなみは整えておいた方がいいと思う。将臣さんも朋未さんも、はっきりとは言わないものの、そういうところには目が行くだろうからな。

 

 

 

 

 

 

 ・・・それに、あの2人には聞いておきたいこともあるし・・・・・

 

 

 

 

 

 

 そう思って海未にお願いすると、海未は俺に尋ねてきた。

 

 

 「・・・この部屋にいても、良いですか?」

 

 

 「え・・・あ、ああ、良いけど・・・この部屋?」

 

 

 ・・・この部屋、なんか海未の好きそうなものあったっけ・・・・

 

 

 俺が疑問に思っていると、海未がそれに答えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 「うまく言えないのですが、ここってなんだか、その・・・

 

 

 

 ・・・・・・かすかですけど、七海さんの匂いが、するんです」

 

 

 

 

 

 

 「ふぇっ!?・・・に、匂い、か?」

 

 

 俺が「ふぇっ!?」とか言っても気持ち悪いだけだが、思わず声が出てしまった。

 

 

 

 

 「あ、いえ、別に悪い匂いではなくて!

 

 

 その・・・・・・落ち着くんです。なんだか七海さんに、あの・・・・・・包まれている、ような気がして・・・」

 

 

 

 

 「・・・あ、あぁ・・・・そう・・・///」

 

 

 ・・・この子は、自分が今滅茶苦茶恥ずかしいことを言っているという自覚は、ないのだろうか。

 

 

 そのまま、海未は言葉を続けた。

 

 

 

 

 「ここにいれば、5分くらいなら、我慢できると思います。でも・・・七海さん・・・・・・

 

 

 ・・・・・・早く、その・・・戻ってきて、くださいね?」

 

 

 

 

 至近距離+腕抱き締め+瞳ウルウル+赤面+上目遣い、の5コンボ。

 

 

 

 

 「っ・・・・お、おお・・・・・・わかった//////」

 

 

 や、やばい・・・今のは・・・揺れた。

 

 

 「すぐ戻ってくるから!部屋の中のものは自由に触っていいからな!」

 

 

 すぐにシャワーを浴びよう。汗もまだ少し残ってるし・・・

 

 

 ・・・それに、この顔の熱を、どうにか冷やしたい・・・

 

 

 腕を離すのを躊躇っていた海未がようやく解放してくれたので、急いで着替えをとって、シャワールームに直行する。

 

 

 ・・・・離す瞬間、海未が「ぁ・・・っ・・・・」って捨てられた子犬のような目をしながらも、追いかけるのを必死で我慢しているのを見て、なんかすごい罪悪感だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえずここまでで。

いやー、シリアス回だけなら10~15話くらいで終わるはずだったんですけど、イチャイチャ書いてたら、いつの間にか話数がすごい増えてました・・・・

あと2話ほど連続で投稿します。

ではでは。
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