ラブライブ! ~『正しさ』の本質~   作:k.k.halcyon

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またまたどうも、k.k.halcyonです。

そういえば、少し遅くなったけど……

カープ優勝おめでとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!

……ふう。

今回から、シリアスに少しずつ入ります。

それでは、どうぞ。



left-02 欠けた歯車

 

 

 

 「……このあたりで待っとくか」

 

 

 「ですね。穂乃果のお母さんが迎えに来てくれるんでしたっけ」

 

 

 「そうそう。なんか、風見鶏への道が少しわかりづらいみたいでな。相談したら、『じゃあ一緒に行きましょうか』ってさ」

 

 

 

 

 

 

 朝、都内某所にある駅ビルの前。俺と海未は、朋未さんの相談に乗るということで、風見鶏という喫茶店に向かっていた。

 

 

 秋穂さんと合流してから向かうことになり、俺たちの方が合流場所に早く着いたため、現在秋穂さん待ちである。あと5分くらいで来るそうだから、そんなには待たないだろうな。

 

 

 「ごめん、ちょっとお手洗い行ってくるわ。秋穂さん来るかもだから、ここで待っといてな」

 

 

 「分かりました」

 

 

 海未に一言言って、ビルの中のトイレに向かった。

 

 

 男のトイレシーン見たい人いる?いないね?じゃあカットで。

 

 

 

 

 

 

 「悪い、待たせた、な……海未?」

 

 

 

 

 

 

 ……あれは……ナンパか……?

 

 

 

 

 

 

 「あ、な、七海さん……」

 

 

 「それで……ん?」

 

 

 

 

 

 

 トイレを済ませ、海未のいた場所へ戻ると、そこには20代だろうか、高身長な若い男性が海未と……というか、海未にほぼ一方的に喋りかけていた。

 

 

 男は俺の姿を見ると、一瞬だけ怪訝な表情を浮かべたが、すぐに「ああ」と何かに納得がいったような顔をして、会話を打ち切ったようだ。

 

 

 「……お友達が来たみたいだね。それじゃあ、僕はこの辺でお暇するよ。

 

 

 日曜日、楽しみだねっ、海未ちゃん。それじゃ!」

 

 

 それだけ言って、男は帰ろうとした……のだろう。何かを思い出したようで、歩き出した足を止め、首から上だけ振り返った。

 

 

 「そうだ、君のお婆さんのことも、任せておいてね。僕たちのほうで、なんとかするから。

 

 

 それじゃあ今度こそ、またね!海未ちゃんと、小さなボディーガードさん!」

 

 

 「え、あ、ちょっ、ちょっと!」

 

 

 海未が男に向かって声をかけるも、聞いていないのか聞こえていないのか、男は足を止めることもなく、立ち去っていった。

 

 

 ……つか、そんなことよりも……

 

 

 「あの、七海さん……七海さん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「なんだよ『小さな』って。自分のほうが身長高いからっていい気になんじゃねぇよこの野郎。でかいやつっていっつもそうだよな。なんかどっか自分より小さいやつ見下し「七海さん、聞いてますか?」てるっつーか。俺の周りだけなんかな。そりゃでかくていいことだって結構あんだろうけどさ、高いとこにあるもの簡単に取れるし。満員電「七海さんってば……」車のなかで頭ひとつ抜けてるから、息すんの楽だろうし。やべぇ良いところしかねぇよどうしよ。『でかいと不便だよ?電車とかでつり革頭にぶつかるし。というかその上の棒が頭に当たるし』とか、んな贅沢な悩み俺だって感じてみてーよはははは……あー悲し「七海さん!!」うぉわっ!?な、なんだ、海未か……」

 

 

 

 

 

 

 呪詛を唱えていると、耳元で大きな声が聞こえた。顔を上げると、そこには心配そうな顔をした海未が。

 

 

 「『なんだ』じゃないですよ……先程からどうされたんですか?櫻庭さんが帰られてから、何かぶつぶつ……」

 

 

 「……いや、気にせんでく……櫻庭?」

 

 

 今、海未の口から『櫻庭さん』って……じゃあ、ひょっとして……?

 

 

 「……ええ、今のがお見合い相手の、櫻庭隆也(さくらば たかや)さんです……」

 

 

 「……ああ、そういうこと……」

 

 

 ……そっか……あの人が、ね……

 

 

 「……」

 

 

 「七海さん?」

 

 

 「ああ、いや、何でもない。ただ……」

 

 

 「ただ……何ですか?」

 

 

 

 

 

 

 「……今あの人、海未のお婆さん……信子さんのことも話してたよな……」

 

 

 「ええ、それがどうかしましたか?」

 

 

 ……どうも、海未は気づかなかったみたいだな。

 

 

 

 

 

 

 今の櫻庭さんの台詞、俺の考えすぎかもしれないけど、少しだけ違和感があった。

 

 

 

 

 

 

 それが何を意味しているのかは分からない。ただ、なんだかまた嫌な予感がしてきた。

 

 

 

 

 

 

 「おーい!海未ちゃーん!七海くーん!」

 

 

 

 

 

 

 ふと人混みから大きな声が聞こえる。この声は……

 

 

 「ごめんなさい、待たせちゃったー?」

 

 

 「いえ、大丈夫ですよ、秋穂さーん!」

 

 

 穂乃果の母、秋穂さんだった。

 

 

 「……朋未さん達と合流できたら、そのときに話すよ。行こうか、海未」

 

 

 「え、ええ……」

 

 

 海未も、俺が考えていることがよく分からない、といったような顔をしながらも、秋穂さんの方へと歩いていく俺についてきてくれた。

 

 

 「おはようございます、秋穂さん」

 

 

 「おはよ、2人ともっ!」

 

 

 「おはようございます、今日はすみません、私の母が、その……なんと言いますか……」

 

 

 「ああ、いいのよ、むしろ感謝してるんだから。

 

 

 朋未に、立ち直るチャンス与えてくれて、ありがとね?」

 

 

 「……いえ」

 

 

 秋穂さんのフォローで、海未も少し表情が和らいだみたいだ。

 

 

 自分の家庭が引き起こした問題のせいで迷惑をかけて……なんて海未は思ってるのかもだけど、秋穂さんは、多分俺と同じだ。迷惑とか、そんなもの思っちゃいない。

 

 

 穂乃果や雪穂に怒っている姿ばかりが目立つけど、秋穂さんも、優しくて、強い人だな。

 

 

 「それじゃあ、早速行きましょうか。私についてきてね?」

 

 

 「はい、お願いします。海未も行こ?」

 

 

 「あ、はい、よろしくお願いします」

 

 

 秋穂さんに連れられて、俺たちは風見鶏へと歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

 「……まさかこんなところで海未ちゃんに会えるとはねぇ。驚いちゃったな。

 

 

 

 

 

 

 写真も見せてもらったけど、やっぱり実物のほうがずっと綺麗だよねぇ。

 

 

 

 

 

 

 ………………

 

 

 

 

 

 

 ……………

 

 

 

 

 

 

 ……

 

 

 

 

 

 

 ……けど、あの様子だと知らないみたいだね、海未ちゃん。あのこと……

 

 

 

 

 

 

 ……それに、あっちも……まあ、これは当然か、気づかれちゃあまずいもんね。

 

 

 

 

 

 

 ……もし知ったら、海未ちゃん……どんな顔、するかな……

 

 

 

 

 

 

 ………………

 

 

 

 

 

 

 …………

 

 

 

 

 

 

 ……

 

 

 

 

 

 

 ……ふふっ、さーて、そろそろ行こうかな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

 




とりあえず今回はここまでで。

疲れが出てるのか、頭が思うように働きません……

まあバイトは少し落ち着いてきたので、またちょっとずつ投稿していきます。

あ、あと、途中で七海くんが言ってた呪詛はあまり気にしないでください。作者の怨念が乗り移っただけなので。

ではでは。

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