ラブライブ! ~『正しさ』の本質~   作:k.k.halcyon

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どうも、k.k.halcyonです。

ようやく音ノ木坂学院に入ること出来た・・・

相変わらず、登場人物の台詞をうまく書くのには一苦労です。

今日も今日とて、ぶち遅いです。

それでは、どうぞ。


プロローグ その6 論理でできること、できないこと

 

 

 

 「ただいまー。ふー、つかれたー!」

 

 

 

 

 

 

 神田明神から自宅まで、短い距離ではあったが、あのあと10分くらい、休みなしで走ったため、割としっかり運動できたように思う。

 

 

 「とりあえず柔軟してー、シャワー浴びてー、朝ご飯食べてー、ちょっと勉強してー、あとはギターでも弾くかなぁ・・・あ、プロテイン飲まないと・・・

 

 

 ひとまず、プロテインの粉末をシェイカーに入れて、水を入れ、バーテンダーがカクテルを作るかのごとく、振る。振る!振る!!そして、飲む!!!

 

 

 ・・・なんだこのテンション。なにこれ、イミワカンナイ・・・

 

 

 自分のよくわからないテンションに呆れつつ、このあとの予定を考えるのであった・・・。 

 

 

 

 

 

 

*ー*

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝食の後、勉強したり、昼食を挟んでちょっとギターをいじったりしてると、いつの間にか13:00を過ぎていた。

 

 

 「おお、そろそろ行くか・・・」

 

 

 昨日雛子さんと電話で、音ノ木坂学院に14:00に来るように言われてたからな。まあ今からいけば15分前ぐらいには着くだろ。

 

 

 「・・・この制服も、もう着ないんだろうな・・・」

 

 

 まだ音ノ木坂学院の男子制服が届いてなかったので、今日は前の高校の制服だ。けど、多分これを着るのは、今日で最後だろう。

 

 

 少し寂しさを感じながら、それ以上は考えるのを止め、その制服に袖を通した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・ここ、で合ってるよな」

 

 

 時間は13:43、早すぎず遅すぎず、ちょうど良い時間かな?俺は音ノ木坂学院の正門前に立っていた。

 

 

 警備の方に用件を言うと、昨日雛子さんが言ってた通り、すんなりと通してくれた・・・は良いのだが、問題はそのあとだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「し、視線が、痛い・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ音ノ木坂学院は、これまで女子校だったのだ。当然男なんて先生や事務員、警備員を除けば誰もいない。生徒たちだって、この学校が共学化されるなんてことはまだ知らされておらず、雰囲気は依然として「女子校」のままだ。

 

 

 そんななかに、見知らぬ男が一人入ってきたら、どうなるか?

 

 

 

 

 答えはひとつ。・・・『見られる』のだ。全員から。

 

 

 

 

 視線の種類こそ、興味の眼差しであったり、反対に不審者を見るような眼差しであったりと様々だが、いずれにしろ視線を集めることには違いない。つまり俺が思うことは・・・

 

 

 

 

 (い、居づれぇ・・・)

 

 

 気まずさ、である。

 

 

 

 

 「ねえ、あの男の人、誰なんだろう?」

 

 「さぁ・・・誰かの彼氏、とか?いや、フツメンだし、それはないか・・・」

 

 「いやいや!そもそも彼氏だったらわざわざ学校の中まで来れないでしょ!入校許可の名札つけてるから、誰か先生の息子とか?」

 

 「ねぇ、声かけてみなよ!!」

 

 「えぇっ!!?無理無理無理!!ちょっ、押さないでってば!!」

 

 

 

 

 

 全部聞こえてるぞー。まあチビとかブサメンとか言われなかっただけましか・・・。

 

 

 

 

 

 「なんで男がいんのよ・・・ありえない・・・」

 

 「なんかまじ冴えない顔してるし・・・あたしああいうの無理・・・」

 

 「ってか身長低い時点で論外だし」

 

 「あーね」

 

 

 

 

 

 ・・・どこにでもいるんだなぁ、こういうやつ・・・まあ、どこにでもいるか。

 

 

 俺からしてみれば、身長が低いとかそんな下らない理由で人のこと評価するお前らのほうが論外だよ!怖いから口には出さないけど!!

 

 

 

 

 

 「ここが音ノ木坂かにゃあ・・・4月から凛たちもここで・・・って、あれ?珍しいにゃー!ねぇねぇかよちん!男の人がいr「そんなことより凛ちゃん!!ひとくちにコシヒカリって言ってもね?産地によって味わいに違いがあるの!!!私が好きなのは魚沼産のコシヒカリで」凛はこっちのかよちんも好きにゃー!」

 

 

 新1年かな?猫語を話す子とお米好き?な子か・・・会話の内容はともかく、仲良さそうだなー・・・

 

 

 でもまだ3月だぞ?見学にでも来たのかな?まあいいや。

 

 

 

 

 

 ただひたすらに様々な視線を感じながら、時々現実逃避をしつつ、理事長室を探し、そこへ向かうことしかできない。そ、そんなに見ないでぇ/////恥ずかしいからぁ/////

 

 

・・・うーん、ことりとか穂乃果が言えば「かわいいなー」と思えるが、CV俺だと・・・もう気持ち悪いな、うん。やめよこの妄想。

 

 

 幸い理事長室はすぐに見つかった。普通なら理事長室って、入る方が緊張するんだろうけど、今回に関しては廊下でめっちゃ見られてる現状の方が緊張する。ひとまず早く入って落ち着きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 理事長室のドアをノックすると、中から聞き慣れたこえで「どうぞ」と聞こえた。

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 「失礼します。共学化試験生として参りました、三橋七海と申します」

 

 

 

 

 「・・・・・・」

 

 

 

 

 「・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中にはここの理事長である雛子さんが座って待っていた。ちゃんと礼もして挨拶もして、特におかしいところはなかったと思うんだけど、なんか雛子さん黙ってる。

 

 

 (・・・俺、なんかまずいことした?)

 

 

 「・・・・・・はぁ」

 

 

 ため息をつく雛子さん。・・・えぇ?

 

 

 「・・・あ、あの・・・」

 

 

 どう声をかけてよいか分からず、俺にからかわれてるときの真姫並みにオドオドしてしまう。真姫って毎回こんな気持ちになってるのかな・・・。

 

 

 

 

 「七海くん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・やっぱり女装はしてくれなかったのね・・・」

 

 

 

 

 

 

 「するか!!!」

 

 

 落ち込んでた理由それかよ!!!するわけないだろ女装なんか!!!さっきまでの時間返せや!!!

 

 

 「ふふっ、冗談よ。今回はね?いつか、必ず・・・」

 

 

 「しません、女装なんか断じてしません、ダメ、絶対」

 

 

 「けちー」

 

 

 「あんた何歳だおい」

 

 

 「女性に年齢を聞くなんて、ふざけないで!!」

 

 

 「あんたが一番ふざけんな!!!」

 

 

 

 

 ああもう、埒があかんな。本題に入ろう。

 

 

 

 

 「それで、昨日電話で話してた書類というのは?」

 

 

 「もう・・・はい、これ。そこに座って、中身確認してみて?」

 

 

 からかうのを諦めたのか、雛子さんもようやく真面目な顔になる。いつもそうしてれば綺麗な女性ってイメージなのに・・・。

 

 

 「これと、これと、ああ、あとこれね。名前と印鑑と押すところがあるから、今ここで書いちゃって?」

 

 

 「分かりました」カキカキ

 

 

 さっさと書いてしまおう。

 

 

 記入途中、何かが振動する音が聞こえた。雛子さんのスマホだ。雛子さんはそれを見ると、「ふふっ」と一瞬微笑んだ。どうしたんだろ?

 

 

 「・・・私は少し席を外すわ。2、3分くらいで戻るからね」

 

 

 「はい。分かりました」

 

 

 雛子さんが出ていった間に、先程の書類はすべて記入を終えたので、ソファで寛ぎながら待っていると、ほどなくして雛子さんが戻ってきた。

 

 

 「あら、もう書いちゃった?」

 

 

 「ええ。確認してもらってもいいですか?」

 

 

 「分かったわ。・・・・うん、特に問題は無いわね。ありがとう。それじゃあ、これから、七海くんがうちで学校生活をおくっていく上での注意点を説明しておくわね」

 

 

 「お願いします」

 

 

 雛子さんからの説明は、次の通りだ。

 

 

①男子トイレは、一階の国語準備室前のものか、ここ理事長室を出たところにある、事務室前のトイレを利用すること。

 

 

②毎月月末に、男子生徒から見たこの学校の不便な点など、気づいたことを理事長に報告、レポートにして提出すること。

 

 

③部活動への参加は可能。ただし、まだ『試験生』という段階なので、大会には参加できないこと。マネージャー等は可。

 

 

④その他、なにか気になることがあれば、クラス担任、学年主任、理事長のいずれかに相談すること。

 

 

 そんなところだ。あと、「ことりと付き合うことになったら、必ず理事長に報告すること」とか言ってたけど、スルーで。

 

 

 

 

 「説明しておくべきことは、こんなところかしら?なにか質問はある?」

 

 

 「いえ、特には」

 

 

 「そう。なにか気になることができたら、いつでも教えてちょうだいね?この学校で男子生徒はあなただけだから、大変だと思うけど、頑張ってね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・・ん?あの、理事長、1つよろしいですか?」

 

 

 

 

 

 「・・・あなたしか男子生徒がいないこと、かしら?」

 

 

 「ええ。以前聞いた話だと、男子生徒を『何人か』募集する、ということだったと記憶しています」

 

 

 「・・・断られたの」

 

 

 「断られた?」

 

 

 「ええ。七海くん以外にも何人か声をかけたんだけど、思いの外部活動に熱心な子が多くてね。そういった子たちって、やっぱり『大会には出られない』って聞いちゃうと、みんな首を縦には振ってくれなくてね。途中で辞退されちゃって」

 

 

 「でも、自分以外にも帰宅部の人とかいたんじゃないですか?」

 

 

 

 

 

 

 「一人いたけど、あんなの問題外よ!!」

 

 

 

 

 

 

 「・・・というと?」

 

 

 

 「そのときに、生徒会は休みだったから、ことりに校舎の案内をお願いしていたのだけれどね!?・・・その生徒、案内中、ことりのことが気に入ったんでしょうね。あの子の肩や腕を触ってきたり、しつこく連絡先を聞いてきたりしてたらしくて、最初はことりも我慢してたみたいなんだけど、途中であの子怖くなって逃げ出しちゃって。泣きながら理事長室へ入って来たときには驚いたわよ!!ことりに事情を聞こうとしても泣き出すばかりで答えてくれないし、その男子生徒は言い訳ばかりして一向にこちらの質問に答えようともしないし!!あんな生徒こっちから願い下げよ!!!そのあともね!!?その生徒の学校から謝罪の電話がかかってきたんだけど・・・(以下省略。長かった・・・)

 

 ・・・それで、結局うちの学校へ来てくれたのは、七海くん一人だけだったの・・・ごめんなさい、七海くんには・・・七海くん?」

 

 

 

 「は、はいっ!!」

 

 

 やっべ、真衣さんの長電話対策モードになってたせいで、途中から聞いてなかった。

 

 

 「あ・・・ごめんなさい。一方的に話しちゃって・・・最後なんてただの愚痴になっちゃったし・・・」

 

 

 「いえ、真衣さんからも夜にあんな感じで長電話がかかってくるんで、それに比べればあれぐらい全然気にしませんから!酔っぱらってる分、真衣さんの方がよっぽどきついです!!」

 

 

 「そ、そう(・・・七海くんも大変なのね・・・真衣に今度きつく言っておかないと・・・)」

 

 

 「まあこちらは1人でも特に気にはならないので、問題ないですよ」

 

 

 「そう・・・何度も言うようだけど、なにか困ったことがあったら、いつでも頼ってね?

 

 

 

 七海くんのことなら、私も真衣も、いつでも力になるから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーなんだかんだで、雛子さんも、心強いな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・ありがとうございます。雛子さん」

 

 

 「どういたしまして♪・・・さて!今日はこんなところかしらね。帰るときには、警備の人にその入校許可証を返すのを忘れないようにね?」

 

 

 「分かりました。では、失礼します」

 

 

 一礼をして、理事長室を出る。

 

 

 下駄箱まで廊下を歩いていると、反対側から女子生徒が歩いてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 「あ、七海くんやん♪」

 

 

 

 希だった。

 

 

 

 

 「おお、希!今朝ぶりだな」

 

 

 「せやね。七海くんは今から帰り?」

 

 

 「ああ、さっきまで理事長室にいてな。1時間くらいかかったけど、ちょうどさっき終わったから、今から帰るとこ」

 

 

 「そっかぁ。なら途中まで一緒に帰ろ?うちも今日は生徒会の仕事終わりやし「そんなわけないでしょ?」あ、えりち・・・てへっ♥」

 

 

 

 

 

 

 希の後ろから、希と同じ制服を着た女子生徒がやって来ていた。けど、何やらご立腹のようだ。

 

 

 

 

 

 というか、留学生かな?希にも劣らない、日本人離れしたスタイルと、眩しいくらいのブロンドの髪と・・・モデルって言われても違和感ないなこの人・・・

 

 でも、こういう大人っぽい人が無邪気に笑うと、すごく絵になるんだよなぁ・・・まあこんなご立腹状態じゃあそんなこと言えないけど・・・

 

 

 「てへっじゃないわよ全く。『飲み物買ってくるな~♪』って言ってから、いつまで待たせるのよ?まだまだ仕事残ってるんだから、働いてもらわ・・・って、希、そちらの方は?」

 

 

 俺の存在に気付いたのか、金髪の女子生徒が俺を見ながら希に質問してくる。

 

 

あ、そういえば共学化のことは生徒はまだ知らないんだったな・・・希も職員会議盗み聞きしただけだし。ここに来た理由聞かれたらなんて説明しよう・・・まあもし聞かれたら、理事長の個人的な知り合いってことにして、どうにか誤魔化すしかないか・・・

 

 

 

 

 「あ、俺は「あ、こちら三橋七海くん!うちらと同級生なんよ!さっき理事長室に用事があったみたいでな?理事長室への行き方を聞かれたから、案内してたんよ♪」・・・」

 

 

 

 

 ・・・こいつ・・・サボりの口実に俺を使う気か?まあ別にいいけど・・・でも、その言い訳じゃあ、仕事からは逃れられないぞ?だって、言い返せるもんな。

 

 

 

 

 

 

 「なら、もうその仕事は終わったわね?それじゃあ行くわよ?」

 

 

 

 

 

 

ほら、言い返された。

 

 

 

 

 

「ごめんなさいね、うちの副会長が邪魔しちゃって。私は生徒会長の絢瀬絵里です。よろしくね?」

 

 

 

 

 

あ、留学生じゃなくて、生徒会長だったのな。絵里だから、「えりち」と。

 

 

 「ああ、三橋七海だ。よろしくな。希も行ってこい」

 

 

「ええっ!!?ちょっとくらい休んだってええやん!お客さんの案内かて、生徒会の立派な仕事やろ?」

 

 

 希は駄々をこねている。けど、嘘ついちゃってるの、多分絢瀬さんにばれてるぞ?

 

 いや、勘とかじゃなくて、さっきまでの会話聞いてたら、分かるはず。

 

 

 

 

「そうね。ご苦労様。でも、その言い訳は通じないわよ?」

 

 

 

 ほら、やっぱり気づいてた。

 

 

 

「だな。希の発言はちょっと矛盾してるし・・・」

 

 

「クスッ。ええ、そうね」

 

 

絢瀬さんも分かってるみたいで、さっきまでの怒りはどこへやら、イタズラが成功した子供のような、無邪気な笑みを浮かべている。

 

 

 

ーーーやっぱり綺麗だな。大人っぽい人のこういう表情は。

 

 

希はまだ分かっていないようで、

 

 

「え?む、矛盾?え?探偵もの?逆転するやつ?」

 

 

ああ、希あれ知ってんだ!あれゲーム本当に面白いよな!ぎりぎりのところで推理していくのすげー楽しい。

 

 

「さっき、希が俺と会ってから絢瀬さんが声をかけて来るまで、俺らどういう会話をしてた?絢瀬さんはそれを聞いて、希がここにいるって分かったんだろ?」

 

 

「流石三橋くんね♪」ウインク

 

 

あ、可愛い・・・

 

 

 

 

 

「え、えっとたしか・・・

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

「あ、七海くんやん♪」

 

 

 「おお、希!今朝ぶりだな」

 

 

 「せやね。七海くんは今から帰り?」

 

 

 「ああ、さっきまで理事長室にいてな。1時間くらいかかったけど、ちょうどさっき終わったから、今から帰るとこ」

 

 

 「そっかぁ。なら途中まで一緒に帰ろ?・・・

 

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・って、あー、そういうことかぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「希さっき、絢瀬さんに俺のこと説明したとき、『さっき理事長室に用事があったみたいでな?理事長室への行き方を聞かれたから、案内してたんよ♪』って言ってたろ?」

 

 

俺の台詞を、絢瀬さんが引き継ぐ。

 

 

「けど、さっき理事長室に案内してたっていうのが本当なら、三橋くんは『今朝ぶり』なんて言わないわよ」

 

 

絢瀬さんの台詞を、俺が引き継ぐ。

 

 

「そうそう。今の時間は15:02だ。『1時間くらいかかった』ってことは、俺が理事長室にやって来たのは14:00頃。それなら『今朝ぶり』じゃなくて『お昼ぶり』になっちゃうよ」

 

 

俺の台詞を、また絢瀬さんが引き継ぐ。

 

 

「何より、彼は今から帰るところなんだから、案内し終えてから1時間もたってるのに、『理事長室まで案内してたから、生徒会にいなかった』っていうあなたの主張は、そもそも成り立たないわよ」

 

 

 

 

絢瀬さんとは、気が合いそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「・・・さて、希?」」

 

 

 どうやら俺と絢瀬さんの考えてることは同じようだ。お互いに目を合わせて、ほんの少し苦笑いを交わしつつ、希に視線を戻す。

 

 

 「な、七海くん・・・」

 

 

 希は俺の方を向いて、祈るような視線を送る。けど・・・

 

 

 「行くわよ」

 「行ってこい」

 

 

 「うわーん!!七海くんの裏切り者ぉぉ!!」

 

 

 「誰も裏切ってないぞー。生徒会の仕事頑張れー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・さて、今日はもう帰「みーくん♪」「うわひゃああぁぁぁ!!!」

 

 

 

 またかよ!!ねぇ音ノ木坂の女の子って声をかけるとき気配隠さなきゃいけない決まりでもあんの!?毎回毎回心臓に悪いんだけど・・・

 

 

 「って・・・ことり?」

 

 

 「うん!お母さんとの話、終わったの?」

 

 

 確かことりはもう共学化のことは知ってるんだよな・・・まあ雛子さんからは口止めされてるみたいだけど。

 

 

 「ああ、ことり、ひょっとしてわざわざ待っててくれたのか?」

 

 

 「あ、いや///そんなに待ってないから、大丈夫だよ?」

 

 

 「そっか、ありがと、ことり。けど、ことりはどうしてここに?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あ・・・うん///・・・ちょっと、みーくんにお願いがあって・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お願い?まあ俺にできることなら・・・」

 

 

 「そ、その、よかったらみーくん、今日なんだけど、えと、その・・・」

 

 

 「?」

 

 

 何をそんなに言い淀んでんだ?そんなに伝えにくいことなのかな?

 

 

 

 

 

 

 「・・・ヨシッ。・・・みーくん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・今日、家でご飯食べない?」

 

 

 

 「・・・へ?」

 

 

 

 

 




とりあえず今回はここまで!

えりち登場でした。絵里と希と七海の会話を書いてたら、不意に推理っぽくしてみたくなったので、あんな感じになっちゃいました・・・

あと、猫とお米も出てきましたね。

次回かその次かで、また残りのメンバーのうち、誰か出てくると思います。

ではでは。
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