東方幻狼伝   作:家城 渡

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東方幻狼伝の第3話となります。
今回は新たに帝王のベルトと
ライオトルーパーのベルトが登場したします。


第3話 『帝王 -天と地-』

勇治、直也、結花が霊夢らと共に戦う様になってから数日が経った頃。紫が新たに3本のベルトを勇治、直也、結花の為に持って現れた。

 

「この3本のベルトのうち2本は通称帝王のベルトと言ってこれまでの3本のベルトを遥かに凌ぐ力を持っています。その代わり肉体的、精神的に強靭なオルフェノクで無ければ変身しただけで消滅してしまうリスクがあります。残りの1本は誰でも使用する事が出来る代わりにスペックは他のどのベルトよりも劣ります」

 

この時、勇治には帝王のベルトの内の地のベルトを、結花にはもう1つの帝王のベルトである点のベルトを、直也には量産型のベルトが手渡された。

 

「紫、こいつらにそんなに強力なベルトを渡しても大丈夫なの?」

 

「ちゅーか、お前のその態度はなんなんだよ、俺たちがオルフェノクだからっていい加減にしろよ!」

 

霊夢の発言に遂に直也がキレ、霊夢と睨み合った。

 

「止めないか、直也。霊夢さんも」

 

「勇治さんの言う通りよ、止めなさい。霊夢、魔理沙が幻想郷から居なくなったきっかけがオルフェノクの出現だからと言って彼らを逆恨みするのは間違いです。それが分からなければ貴女にベルトを持たせる事は出来ませんよ。」

 

勇治と紫が2人の間に割って入り、霊夢を叱った。

「皆さん!オルフェノク出現です!」

 

その時、文がオルフェノク出現を知らせに来た。

 

「ほら、喧嘩してる場合じゃありません。行きますよ」

 

紫、霊夢、文もそれぞれベルトを持ち現場へと急行した。

現場へと到着した5人を待ち受けていたのは龍の姿をしたドラゴンオルフェノクだった。

 

「あらあら、随分強そうな見た目ね」

 

「どうでも良いわ。さっさと倒すわよ」

 

霊夢、紫、文はそれぞれ変身し、勇治、直也、結花もそれぞれオーガ、ライオトルーパー、サイガへと変身した。

 

「へぇ、君達がオルフェノクを倒して周っているっていう仮面ライダーか」

 

ドラゴンオルフェノクは6人を1人ずつ確認する様に指を指し、最後にもう一度文を指差した。

 

「決めた。そこの白いお前から遊ぼう」

 

ドラゴンオルフェノクはそう呟くとその巨体からは想像もつかない速さでデルタに襲い掛かった。デルタはとっさに後ろに飛び、ドラゴンオルフェノクの拳を間一髪のところで回避した。

拳の直撃した場所は深く、広くえぐれていた。

 

「あやややや、これを喰らったらひとたまりもありませんね」

 

文が少し笑いながらそう呟いた。

デルタ1人では不利だと判断したカイザ達が援護しようと動きを見せたその時、ザリガニや海老のような姿をしたロブスターオルフェノクとムカデの様な姿のセンチピードオルフェノクが5人を制した。

 

「貴女達の相手は私達がしよう」

 

ロブスターオルフェノクはそう呟くとファイズとカイザに斬りかかって行った。

 

「じゃあ俺の相手はお前らだな」

 

センチピードオルフェノクは向かってきたライオトルーパーの腹部を蹴り飛ばし、オーガとサイガに攻撃を仕掛けた。オーガの剣をことごとく躱したセンチピードオルフェノクはオーガの肩を掴むと、後ろから斬りかかって来たサイガに叩きつける。

オーガとサイガは地面に転がり、変身が解けて勇治と結花の姿に戻った。

起き上がったライオトルーパーに不意を突かれ、背中を刺されたセンチピードオルフェノクは激昂し、ライオトルーパーの顔面に何発も拳を叩き込み、倒れたライオトルーパーを蹴り飛ばした。

ロブスターオルフェノクは向かって来たファイズの腹部を殴り、倒れたところに蹴りを食らわせ、気絶させた。

カイザの攻撃はある程度通用するらしく、2撃3撃とカイザの剣が届く。そして、カイザがゴルドスマッシュを放つとそれに対抗し剣を向けた。間一髪のところでロブスターオルフェノクはゴルドスマッシュを躱し、カイザを殴り飛ばした。

気付くと4人はセンチピードオルフェノクとロブスターオルフェノクに挟まれるかたちとなっていた。

2体のオルフェノクが4人に止めを刺そうとした瞬間

 

〝Xceed charge!〟

 

ファイズが必殺技のグランインパクトを放ち2体を怯ませ、その隙に4人を安全な場所まで移動させた。

一方、ドラゴンオルフェノクの猛攻にいつしか防戦一方となったデルタは苦し紛れに必殺技の〝ルシファーズハンマー〟を繰り出そうとした。

 

「Check!」

 

白いピラミッド型の光が銃口から発射され、ドラゴンオルフェノクの胸部に突き刺さったが、ドラゴンオルフェノクは力任せにロックオンを解除し、デルタの蹴りを躱し腹部を殴り飛ばした。

回避出来なかったデルタは拳をモロに喰らい、地面に叩きつけられ悶絶した。

 

「これで終わり?つまんないなぁ...もう良いや」

 

ドラゴンオルフェノクはこの言葉に死を覚悟したデルタに背を向け、スタスタと森の中へ歩いて行った。

5人を探そうとしていたロブスターオルフェノクとセンチピードオルフェノクもドラゴンオルフェノクの後を追い森の中へ走り去った。




如何だったでしょうか。
3人のオルフェノクの強さが
うまく伝われば幸いです。
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