今回も楽しんでいただければ幸いです。
霊夢らとドラゴンオルフェノクが戦った日から1週間近くが経った。勇治や文の傷は未だ治らずにいた。
勇治の話によるとドラゴンオルフェノクらは〝ラッキー・クローバー〟と呼ばれるオルェノクの中でも特に強力な4体のオルェノクの内の3体なのだという。
比較的傷の浅い結花は文と共にドラゴンオルフェノクらの情報を集めるべく妖怪の山へ向かっていた。
結花と文が妖怪の山へ入ろうとした瞬間に木が数本2人目掛けて倒れてきた。
2人は即座にデルタとサイガへと変身し、木を全て薙ぎ払った。
「へぇ、なかなかやるじゃん。」
ドラゴンオルフェノクが倒れた木の後ろから姿を現した。木を倒したのも恐らく奴だろう。
ドラゴンオルフェノクが2人に襲いかかる。デルタがドラゴンオルフェノクに殴りかかったが、ドラゴンオルフェノクはいとも簡単にデルタを持ち上げ、地面に叩きつけた。
ドラゴンオルフェノクに蹴り飛ばされたデルタをサイガが受け止めた。
デルタをそっと地面に置いたサイガが背中のユニットから日本のトンファーエッジを抜き、ドラゴンオルフェノク目掛けて突っ込んで行った。ドラゴンオルフェノクが片手で剣を受け止めるのを見たサイガは即座に必殺技を発動しようとベルトに手を伸ばす。
「させないよ」
ドラゴンオルフェノクはそう呟くと残った腕でサイガを薙ぎ払う。
顔をモロに攻撃され、木に叩きつけられたサイガは変身が解けて結花の姿へと戻った。
「あーあ、つまんないなぁ。あ、そうだ。そのベルト僕が貰おうっと」
ドラゴンオルフェノクは無造作に結花の腰に巻かれたベルトを奪い、サイガへと変身した。
「へぇ、なかなか良いじゃん」
サイガへと変身したドラゴンオルフェノクが片手で結花の頭を持ち上げ眉間にトンファーエッジを突き刺し、思い切り上へ振り上げた。
頭を真っ二つに割られた結花はボロ雑巾の様に地面に落ち、身体から青い炎が噴き出した。
「もう飽きたから君はまた今度ね」
変身を解いたドラゴンオルフェノクはその場から立ち去った。
ドラゴンオルフェノクが居なくなって間もなく霊夢が現場へ駆けつけた。実は戦闘前にデルタからドラゴンオルフェノク出現の報告を受けていたいたのだ。
身体から青い炎が噴き出している結花の元へ駆け寄ったが、間もなく結花は灰となって消滅した。
霊夢が到着した少し後に到着した勇治は霊夢の側で灰となって消滅した結花を目撃し、その場に崩れ落ちた。
その後、到着した紫、直也が霊夢と共に文を抱え神社へと戻った。
勇治は全員が居なくなったのを確認してから神社とは反対の方向へ向かって歩き出した。