この作品のカルナさんは過去の聖杯戦争についての記憶を全て所持しております。
その関係で若干矛盾が生まれますがextra CCCのキャス狐ルートの岸波白野(男)の世界線です。
EXTELLAの記憶があるのにキャス狐ルート?という点に疑問は軽くスルーして下さると嬉しいです。
〜〜黒ウサギside〜〜
丸一日問題児(+超大物)に振り回され続け、疲れ果て諦めの境地に至った黒ウサギ。
ジンを先に”ノーネーム”本拠地に帰らせて、カルナ達を”サウザンドアイズ”の商店まで連れて行くことにした。
商店まで行くのは十六夜達のギフト鑑定を行うためだが・・・
(あれ?カルナ様に関しては鑑定してもらう必要ない気がしてきたのですよ?)
黒ウサギはそこから思考の渦に沈む。
(というよりカルナ様の父上は太陽神スーリヤ様。天軍の中でも最強の武神衆、護法十二天の一柱では?カルナ様は帝釈天様のご子息のアルジュナ様との戦いの後、スーリヤ様と一体化されたとお聞きしました。帝釈天様はこの事をご存知なのでしょうか?)
そもそもカルナ黄金の鎧を纏った状態。
つまり、帝釈天によって与えられたはずの雷神の槍を持っていない?
つまり死ぬ前の状態で召喚した?
でもアルジュナの戦いの事は覚えている様子。
しかし黄金の鎧と引き換えに、雷神の槍を手に入れた後アルジュナとの最終決戦に挑んだはずだ。
考えるほど謎が深まり、ますます混乱する事になる。
(これも白夜叉様にお聞きすればわかるのでしょうか?)
まあ白夜叉はこんな下層にはいないだろうが。
(そのうち依頼でお会いするでしょうし、その時に確かめるしかなさそうなのです)
とりあえず疑問を置いておくことにした。
〜〜side out〜〜
黒ウサギによるとこれから向かう”サウザンドアイズ”の商店でギフトの鑑定を行うらしい。
商店へ続くプリベッド通りを歩く。
通りは石造で舗装され綺麗な桃色の花を咲かせる街路樹が植えられ、その花を散らしながら新芽と青葉が生え始めていた。
その花を見ながら飛鳥が呟く。
「桜・・・ではないはよね?花びらの形が違うし、真夏に咲いているはずがないもの」
「いや、まだ初夏になったばかりだぞ。気合いの入った桜が残っていてもおかしくはないぜ?」
「……?今は秋だったと思うんだけど?」
「すまん、オレがいた所は桜はなかったのでな」
(しかし、桜か。月の裏側を思い出すな)
カルナは1人過去を思い出していた。
話が噛み合わない状況に、十六夜達が首をかしげる。
その疑問は黒ウサギによって解決した。
「皆さんはそれぞれ違う世界から召喚されたのですよ。元いた時間軸以外にも様々な違いがあるとはずデス」
「へぇ、パラレルワールドってやつか?」
「いえ、近しいですが少し違います。正しくは立体交差並行世界論というものなのですけども・・・あっ、見えましたよ。あれが”サウザンドアイズ”の商店です」
そこで黒ウサギは話を打ち切る。
青い布地に互いに向き合う女神像が2人記されている旗がある。
あれが”サウザンドアイズ”の旗なのだろう。
時刻は夕刻。
日が暮れているため看板を下げる、割烹着姿の女性店員が見える。
それを確認した黒ウサギが慌てる。
「まっ」
「待った無しです、お客様。当店は時間外営業はしておりませんので」
流石に手馴れている。
超大手コミュニティなだけあって、客の扱いも手馴れているのだろう。
「そんな、まだ閉店5分前ですよ!?」
「それ以上騒ぐのなら、出禁にしますよ?」
「うっ…」
飛鳥は若干不機嫌そうに。
十六夜はそのやりとりをニヤニヤと。
耀は我関せずで三毛猫と話をしている。
カルナは略式ではあるが、沈みゆく父(太陽)に向かい礼拝を行なっていた。
見事にバラバラな反応である。
「しかし、”箱庭の貴族”と…?」
礼拝を終え、こちらを見るカルナの姿を確認
した途端言葉が止まる女性店員。
少し考え込んだ後、あれはまさか?いやしかしなどと、小声で何事か呟いたき、咳払いを一つした。
「失礼。ではそうですね。上のものに確認してまいりますので、コミュニティの名前をよろしいですか?」
「……うっ」
言葉に詰まった黒ウサギに変わりカルナが名乗る。
「オレ達は”ノーネーム”というコミュニティだ」
「…なるほど。では何処の”ノーネーム”様ですか?よろしければ旗印を確認させていただいても?」
(なるほど。これが”名”と”旗印”がないコミュニティの扱いか)
カルナは考えていた。
答えに窮している
しかしこの場は、それ以上考える必要はなかった。
「いぃぃぃぃやっほぉぉぉぉぉ!黒ウサギィィィィ!」
「きゃぁああーーー!!」
突如飛び出してきた、真っ白い着物もどきを着た白髪の幼女に飛びつかれ吹っ飛んでいった。
害意のある攻撃ではなかったのでカルナは手を出さなかったが、少女を見て更に考え込む。
あれは我が父、スーリヤよりも格上の存在か、と。
そんなカルナの内心に関係なく、十六夜は面白そうに、店員は頭を抱えていた。
「なあ店員。この店にはドッキリサービスなんてものがあるのか?なら俺にも別バージョンで是非」
「ありません」
「なんなら有料でも」
「やりません」
真剣な表情の二人であった。
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「さて、改めて自己紹介するとしようかの。四桁の門。三三四五外門に本拠を構えておるコミュニティ”サウザンドアイズ”幹部の白夜叉だ。おんしらが私の元に来たという事は、遂に黒ウサギが私のペットに…」
「なりません!どんな考えでそんな結論になるのですか!」
店舗外での騒動後、白夜叉の自室に通された”ノーネーム”一行。
箱庭の簡単な説明を受けた後、改めて自己紹介がされた。
そんな中、白夜叉が黒ウサギが傍に置いていた水樹に反応を示した。
「おお、その水樹はアレの持ちものか」
「白夜叉様はあの水神様とお知り合いなのですか?」
「アレは私が何百年も前に神格を与えたものだからな。彼奴のゲームをクリアしたのは誰だ?まさかそこの大英雄の仕業ではあるまいな?」
そこで白夜叉の目がカルナに向けられる。
「して、護法十二天が一柱、日天スーリヤの息子。不死身の大英雄たるカルナが下層に何の用かの?おんしら天軍が動く様な事態は下層では起こっておらんぞ?今の私は仮にも仏門に下ってまで下層におるというのに、説明もないとは。全く帝釈天め、何を考えておる」
その言葉に目を白黒させる黒ウサギ。
「…し、白夜叉様もご存知ないのですか?」
「黒ウサギも知らんのか?下層で天軍が動く様な事態など、まさかかの魔王か?しかし封印は解かれていないし、私が気づかぬはずもない。全く訳が分からん。釈○の奴なら何か知っておるかの」
白夜叉と黒ウサギ、二人仲良く首をかしげる。
黒ウサギは内心、
(あ、あれー?もしかして黒ウサギが召喚に失敗して、上層から呼び出してしまったのですか?しかしカルナ様は聖杯によるものと仰っておりましたし。…思えばあの時は、詳しく聞く前に話が逸れてしまったのでした。不覚デス…)
困惑と同時に落ち込んでいた。
一方残りのメンツは、
飛鳥、耀は話についていけず困惑顔。
十六夜は時々聞こえてくる神やら、封印された魔王やら、そういった大物の存在に好奇心が刺激されて目を輝かやせていた。
「ううむ、分からないのなら本人に聞くとするか」
白夜叉は悩むのをやめて直接本人に聞く事とした。
「なあ、カルナよ。天軍は何の為におんしを下層に送ったのだ?」
「オレは箱庭の上層から来たのではない」
「…それはどういう事だ?」
「オレは召喚に応じ、そこの黒ウサギのサーヴァントとして現界した者だ」
「サーヴァント…使い魔の事かの?」
「ああ」
そうしてカルナは白夜叉たちに説明を行なった。
過去に参加した聖杯戦争の事。
月の裏側での闘争。
遊星の尖兵との死闘。
ルーマニアの大戦。
そして人理焼却の阻止。
一つとして楽な戦いなどなかったと振り返る。
「1万4000年前に殆どの神と人類を滅ぼした他天体の尖兵とのバトル?竜殺しの英雄との一騎打ち?しかもトドメに人類の未来を取り戻す戦いだと!?なんだそれ、俺も超参加してえ!」
「2016年にそんな事があるなんて。まあ私のいた世界もそうなるとは限らないのだけども」
「ん。私たちの世界は人類は繁栄してた。これカルナたちのおかげかも?」
十六夜、飛鳥、耀の順に反応する。
黒ウサギなどは話の大きさについて行けてないで呆然としている。
一方白夜叉は
(確かに外宇宙の地球において途端に観測も干渉もできなくなったものがあったの。その世界においての英霊か。神霊より格が落ちる為に下層への影響も少ない。つまりこのカルナは本体からの分け御霊の様なものか)
と自分なりの答えを出していた。
「つまり、おんしは天軍とは関係なしに黒ウサギの召喚に応じて現れた訳か」
「ああ、オレはただ求められたのならそれに応えるだけだ」
その答えこそが英雄カルナの本質であるが故に。
「聞きしに勝る清廉ぶりよな。いやあ見事見事!!流石は施しの英雄だ。そういう事情であれば問題ないの。十六夜、飛鳥、耀、それにカルナ、”ノーネーム”をよろしく頼むぞ」
「面白ければ協力はするさ。ちなみに明日のゲーム負けたら俺コミュニティ抜けるから」
「もちろん、やりがいもあるのだし協力させてもらうわ。後、十六夜くん?聞き捨てならないわよ。私たちが負けると?」
「ん。元から友達作りの為に箱庭来た。友達の飛鳥に協力するのは当たり前。十六夜、ぎゃふんと言わせるから覚悟してて」
「承知した」
四人とも異なるがそれぞれの反応をする。
その答えに、黒ウサギは感動で泣きそうになっている。
それを子が成長するのを見守るような目で見る白夜叉なのであった
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「それにしても先ほどの話の中の月の聖杯戦争。その戦いはつまり月の主権を争うものか。その勝者がただ人間であるとは俄かには信じがたいの。その者が何処の英霊とともに戦い抜いたのかは知らんが、それだけの偉業を成したのだ。箱庭に来る事もあるやもしれんな」
そう言われてカルナは、平凡でありながら並み居る強敵を倒し、月の聖杯戦争において
きっと今頃、月の世界の片隅であの純情狐と生活しているのだろう。
そんな彼女がご主人様をみすみす箱庭に召喚させる真似なんて許さないはずだ。
むしろ無理やり少年だけ召喚しようものなら、世界の壁やら法則やらをぶち破って追いかけてくるに違いない。
「いや、あの女が彼を手放すとは思えないな」
「ほう!その英霊は女であったか!して何処の英霊だ?」
「あれはオレよりも格上の神霊。十六夜たちが元いた国の出身だ。もっとも大元よりは大分力を無くしているようだが」
「おんしより格上、かつ十六夜達と同じ国の女傑か」
「それに同じ日輪を司る者同士だ。一時は同じ陣営に所属した。実力の程もよく知っている」
そこで十六夜が口を挟む。
「…同じ日輪を司る?つまりは太陽神って事か。それに女?女の太陽神で日本出身だと?それって天照大神かよ!」
同時に同じ結論至った白夜叉。
「まさか、あの引きこもって微睡んでいるばかりの性悪狐女が?あやつは太陽神でありながら自らを崇める人間の事を虫ケラとしか思っていないような輩だぞ?一人の人間に肩入れするなど到底思えんのだが…」
脱線した話でさらなる疑問が生まれた白夜叉なのであった。
天照の話も絡めたかったのでキャス狐ルートにした部分も無きにしも非ずです。
本作のカルナさんは本体丸々ではなく、あくまで英霊です。
他の銀河系からの侵略者ヴェルバーに、人理焼却しようとした魔神王ゲーティア。
これ両方とも人類最終試練レベルじゃね?と思いました。
ゲーティアに関してはまんま人類滅ぼしますから。
Fateの世界って箱庭においてはとんでもないですよね。
主人公が失敗すると、人・類・即・滅。
退廃の風が吹き荒れちゃうよ!
というかヴェルバーって下手したら退廃の風レベルの災厄ですよね?
神様だろうと文明だろうと人類だろうと喰らい尽くしますし。
つまり一桁レベル?
そんなのを撃退しちゃったよザビ男君。
しかもextraで全権領域の釈○さんも本気出されてはいないといえ、倒しちゃったよ!
ゲーティアも四桁レベルの魔王ですよね。
さすがに全能領域、全権領域にはいかないでしょう、絶対悪も三桁だったはずですし。
ソロモンは四桁だしちょうどいいかと。
ジン坊ちゃんはカルナさんにGOの話聞いたらどうなるのやら。
考察はこの辺でやめます 笑
次回やっとギフトカード行ける!(はず!)