「今回も!幻在キャラお悩み相談室!」
「次の方は誰でしょう?」
「イア・フルカノンです。最近塔刃さんが佐奈さんのご飯を抜いたみたいですが、どうして世間の方々はカロリーメイトを食事として扱わないのでしょうか?」
「いや、それは・・・」
まあ・・・カロリーメイトは、お菓子というか健康食品というか・・・
「え、えーっとほら!一般人はカロリーメイト一個じゃ足りないから・・・」
「それなら沢山買えばいいじゃ無いですか」
「うぐ。あ、綾斗くん、お願い・・・」
「ええ!?俺!?、え、えーっと、か、カロリーメイトっていうのは、非常食であって一般食じゃないから、普通の人は食べないんだよ。食べるとしたら、地震とかが起こってからだと思うけど・・・」
「なるほど、理解できました」
「やるな綾斗」
「ははは・・・」
これにて一見落着。それでは本編どうぞ。
病院でめでたく恋人になった(ただし非公式)の村雨とシルヴィア。
だが病院でシルヴィアはある質問をした。
「ねえ・・」
「なに?」
「前言ってた実家に認めてもらうって?」
「ああ、あれ?本当だよ。その話」
「そう、なんだ・・・」
しゅん、気落ちするシルヴィア。
「心配すんなって。まあ、説明すると、俺が劣化品って呼ばれてたのは、剣術の才能が無いからだよ」
「え?どう言う事?」
「焔家は代々、古流剣術を、戦国時代から伝えてきた由緒ある家なんだ。だけど、家ではその剣術を扱えない奴は、剣術を伝えるに値しないんだ。だって、使えないんだから教えても仕様がないじゃないか。まあ、その剣術を習いたいと入ってくる門下生はいるけど。逆に俺は、銃、まあ射撃の腕だけはぴか一だったんだ。それが本家の人間には許せない事らしくてな、危うく追放処分にされかけたんだよ」
村雨は左目に触れた。
「それに、家族そろって反対したら、親両方殺された挙句に、左目を失った」
「!?」
「それでも、認めて貰いたくって、星道館学園に入学したんだ。それでも、本家から相当な圧力を受けたらしく、まともに授業を受けさせてもらえなかった」
「酷い・・・・」
「心配すんなって。それでほぼ無理矢理に
「私とぶつかって負けた・・・・本当、バカだよ。君は」
「ははは、返す言葉もございません」
「でも、好きだよ」
その後少し笑いあった。
あの事件の後、霧崎 英治は殺人未遂の現行犯で捕まり、星道館からの永久退学と数年間の牢獄行になり、一方で、ネットでは『シルヴィアに恋人!?』と書かれた記事が掲載されており、シルヴィアは「まあ、村雨くんといられるなら別に良いんだけどね」とさらりと言った。
「あの野郎、しくじりやがって」
「やはりあの男じゃ相手にならなかったようですわね」
「じゃあお前がいくのか?雪美?」
「ええ、行かせて下さい。リーダー」
「いいだろう。今度こそ奴を仕留めろ。いいな」
「はい」
「村雨め・・・どこまで足掻くつもりだ」
「ごめんね。遅れちゃった」
「いいよ。俺もさっき来たばっかだし」
商業区の一角で、村雨とシルヴィアは待ち合わせをしていた。
あの事件から二週間。かなり世間が騒がしくなり、クインヴェールの情報工作機関がなんとかもみ消したが、それでも熱が収まらず、しばらく休業と言う事になった。
そして今日は二人にとっての初デートの日である。
もちろん、変装もしている。だが村雨の場合は、茶色かった髪が何故か真っ黄色になっていて、メガネも少し変わっている。
その理由はシルヴィアのヘッドフォンと同じで、髪の色を変える機能が付いたヘッドバンドを着けているからだ。
「ねえねえ!あそこ行こう!」
「遊園地か・・・いいぜ」
二人は遊園地でジェットコースターに乗り。
「キャアアアアアア!!!」
「うおおおおおおお!!!」
的当て。
「もう来るなぁ!(泣)」
「へーい」
「あはは」
パンチングマシン。
「壊れた!?」
「やっちゃった(シルヴィ)」
ゴーカート。
「はやーい!」
「ナハハハハ!!」
お化け屋敷。
「う~ら~め~し~や~」
「・・・・」
「わーこわーい(棒)」
といろいろと楽しんだ。
「あーお腹空いたー。あ、あそこで昼食べよ!」
「そうだな」
昼飯にハンバーガーショップに寄った二人。
「しっかし、こういうとこ初めて来たな」
「そうなの?はむ」
シルヴィアがハンバーガーを食べながら質問する。
「おい、口にソースついてるぞ」
「あ、ありがと」
ほっぺたに付いたハンバーガーのソースをふき取ってもらい、赤面するシルヴィア。
「それにしても、賑やかだな、ここ」
「ん、君はずっとスラムにいたもんね」
「て言っても、たった半年なのだがな」
その後、昼を済ませた二人は、遊園地を出て、しばらく郊外を歩いた。
「?」
そこで、ふと誰かの視線に気付く。
村雨はその方向を見やると、そこには、星道館の女生徒の制服の一部が見えた。
「あれは!?」
「え?あ!」
どうやらシルヴィアも気づいたらしい。
こちらの視線に気付いたその人物は、急いで路地裏へと駆け込む。
「待て!!」
それを追いかけるように走り出す二人。
その影は、まるで村雨とシルヴィアを誘うかのように走り回る。
(どこに連れて行く気だ?)
その影を追いかけ、やがて廃ビルにたどり着いた。
「あの野郎、どういうつもりだ」
「さあ・・・でも、油断しない方が良いね」
そして、廃ビルの中に入る二人。
そこで、黒髪のロングヘアの星道館の女生徒を見つけた。
「なるほどな」
村雨が何かを呟く。
「お前が来たって事は、やはり、あいつの差し金って訳か」
そして、その女生徒に話しかける。
「それって星道館の生徒会長?」
「違う。恐らく、星道館の生徒会は関わっていない。そうだろう?雪美」
シルヴィアの質問に、違うと答え、おそらくその女生徒の名前であろう名を呼ぶ。
「ええ、そうですよ、村雨さん」
その女生徒が振り返り、その顔が露わになる。
「!? 貴方は!?」
どうやらシルヴィアはその顔を知っているらしい。
「星道館学園序列九位、
村雨がそう答える。
「そして、去年の
「え?そうなの?」
「前に、俺一人だけで一人づつコテンパンにしたチームなんだが、非成立で更に不意打ちで勝負挑まれたからな。それに、リベンジも出来ないまま、俺が退学した事恨んでんだろ」
「その通りよ。上手く変装したみたいだけど、呉島さんが作ったアプリで貴方を見分ける事が出来たわ」
「け、やはりアイツの作ったプログラムか。あいつどんだけ俺に勝ちたいんだよ」
「まあいいわ。やっと見つけた事だし。殺してあげる」
いきなり周りの温度が下がる。
「さむ!?」
「あいつの能力だ。あいつは水を作ってそれを急速に凍らせ、氷を作る。まさに氷の魔女だな」
そこで雪美が右手を掲げる。
「凍てつきなさい。『
空中に氷の槍が現れ、雪美が手を振り下ろすとそれが村雨に向かって飛んでいく。
村雨とシルヴィアは離れるように回避する。
村雨は回避した後、素早く拳銃型
「く、『
その弾丸を突如現れた氷壁によって防がれる。
だが、その間にシルヴィアは『歌』を歌う。
「く!」
雪美は何かに気付くと、氷槍をシルヴィアに向かって発射。
「シルヴィはやらせねぇ!」
だが、村雨がハンドレットでシルヴィアに当たる前に粉砕。
そして銃口をまた雪美に向け、もう一度発砲。今度は連射だ。
その弾丸は氷壁をいともたやすく撃ち砕く。
シルヴィアの『歌』で脆弱化していたのだ。
「なめるなぁ!」
雪美が反撃と言わんばかりに床を凍らせるように氷を走らせる。
「うお!?」
それを回避するが、それがいきなり針のように四方八方に拡散する。
それを足に喰らい、負傷。
「ぐう!?」
ダメージでよろけ、そこを追撃するかのように柄なしのハンマーが横から襲い掛かる。
「『
だがそれは、村雨に直撃する前に大きく上にそれる。
「く、シルヴィア・リューネハイム!」
「村雨くんはやらせないよ」
シルヴィアが地震の能力で氷槌を逸らしたのだ。
「やめておけ雪美。いくらお前でも《
村雨が銃の
反対側ではシルヴィアが待ち構えている。
だが・・・
「何よ。この女に勝ちを譲って勝手に学園を抜けた癖に」
「なに?」
「私たちから逃げたお前に・・・お前如きに・・・命令される筋合いは無い!!」
雪美がそう叫ぶと辺りの温度が急激に下がる。
「さむ!?さっきよりも寒い!?」
「こいつ!?」
「うわあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そして絶叫が
「マジかよ・・・うおわ!?」
凍った部屋を見渡している村雨にいきなり柱から氷の針が伸びてくる。そしてさらに氷壁が村雨を閉じ込める。
「村雨く・・・」
「『
「!?」
村雨の名を呼ぼうとしたシルヴィアに氷槌が襲い掛かる。
「まずは貴方から始末してあげるわ」
「そう、じゃあその氷を溶かしてやる!」
シルヴィアが走り出す。
だがそれを黙って接近を許すほど雪美は甘くない。
ある地点に足を踏み入れたシルヴィアがいきなり跳ね上げられる。
「ガ!?」
「
設置型。あたり一面凍っていると言う事は、英治と同じように、この空間は今は雪美のフィールド。その中で、たとえ離れていても、床に張られた氷を使って設置する事は容易だ。
「
空中に氷で出来た砲弾がいくつか出現したかと思うと、それが設置型で天井に叩き着けられているシルヴィアに一斉に襲い掛かる。
だが、それは空中で止まり、雪美に返っていく。
「な!?」
それをスケートのように滑りながら回避する。
シルヴィアが『歌』で砲弾を操り、それをそのまま返したに過ぎないが、先ほどの設置型が効いているのか、息を上げている。
(流石に
「どうしたんです?《
「うっさいわね。これからよ」
一定の距離を保たれているから接近戦は持ち込めそうにない。
「なら・・・」
シルヴィアは『歌』を歌い始める。
だが・・・
「うぐぅ!?」
足を何かに貫かれる。
それは氷の床から出てきた太い針だ。
「歌わせる訳ないでしょう。ただでさえ貴方の能力は厄介なんですから」
「なるほどね、これじゃあ下手に歌ったらその間を攻撃されて阻止されちゃうね。でも、それが私一人だけだったらの話だけどね」
「?」
突如、雪美が右に大きく吹っ飛ぶ。
「ぐはぁ!?」
その吹っ飛んだ反対側にはハンドレットを構えた村雨が立っていた。
「シルヴィ!」
「もう、遅いよ」
「ごめん」
村雨はへたり込んでいるシルヴィアのもとに駆け寄る。
「雪美って人は?」
「たぶん、あれくらいじゃやられねぇと思うが、足の方は大丈夫か?」
「うん、平気」
シルヴィアは大丈夫な事を立って証明する。
「そうか、あまり無理は・・・」
「凍てつけ、『
突然、雪美が吹っ飛んだ先から先ほどよりもかなり凍える風が吹き付ける。
「さ、寒い・・・!?」
「あの野郎、こんな事まで」
「アハハハハ!」
その先に大いに笑っている雪美がいた。
「どうした!?寒さで動けないのか!?それもそうだろう!寒いんだから!!アハハハハハ!!」
先ほどの口調が崩れ、完全にハイになっている雪美。
「ううう・・・」
寒さでだんだんと体の感覚だ麻痺していくシルヴィア。
だが村雨は・・・
「・・・これがどうした?」
「は?」
まるで効いていないかのように平然としていた。
「ば、バカな!?-十度だぞ!?」
「なら効果範囲だ。忘れたか?俺の
「!?」
そう、村雨は体の中を流れる
「雪美、お前の能力は凄い。だが、それはお前の絶対的な一であるが故に、弱点を持っている。それは、属性が固定化されている事だ」
「どう言う意味よ」
「つまり、氷に関する事しか出来ないと言う事だ」
「?」
「氷というものは、熱に弱い。これはどうあっても覆せない事だ。酸素を遮断しない限り、延々と燃え続ける。つまりだ。
「!?」
そう、ここで村雨を一つの炎として、雪美は突風だ。風は空気を火から奪い去っていく。だから火は消える。だが、たった小さな火でも、酸素さえあればまた燃え出す。つまり村雨は、星辰力を熱に回していると同時に空気から星辰力を作りだしているのだ。普通に考えればありえない事だが、それは
「でもな、お前がどんなに頑張ったって俺から》空気を奪い切る事は出来ない。なぜなら、シルヴィがいるからだ」
そうだ。シルヴィアの歌で吹雪を抑えてもらえば空気を摂取できる。
そして、雪美がそれを阻止しようとするならば、村雨が抑える。
「さあ、ここから先は、俺の
そして、宣言。だが今回は違う。
「違うよ村雨くん」
村雨がしている事を応用して復活したシルヴィアが村雨の一歩前に出る。
「
雪美はいかにも不満そうな顔でこちらを見る。
「・・・・うざい」
発声する。
「うざい。うざい。うざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざい!!!!!!」
壊れたレコードのように連呼する。
「そこまで言うならいいよ、コロシテアゲル」
完全に壊れた笑みで二人を見る。
「それじゃあ、はじめようぜ!雪美!」
さーって次回は、雪美が暴走して、でたらめな攻撃が降り注ぐが、ここで村雨の家の武術が牙を剥く。
そして、村雨の義眼の本領が発揮される!
「死ねぇ!」
「オラオラァ!」
「村雨くん!?」
次回をお楽しみに!
「焔流戦闘術『砕牙』!」