IS ~1人連合艦隊ってすごくね~   作:シトリー

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ども、お久しぶりです。

先にー進まない!

書きたいことが多すぎて、先に全く進まないよ。


お気に入り数150 UA10000突破しました!! ありがとうございます!

皆さんのおかげです! 
細々と続けて生きますので暇つぶし程度に楽しんでいってください。



それでは、本編です。


IS学園編~惨めな抵抗~

  

 

  『さて、話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の月曜。放課後、第1アリーナで行う。織斑と四十川とオルコットはそれぞれ用意をしておくように。四十川は後で話があるので、職員室に移動する準備をしておけ。それでは授業を再開する。』

 

青年は間髪入れず声を上げ反論する。

 

  「織斑先生、ちょっと待って下さい。」

 

  『四十川か、どうした?』

 

  「私はIS動かせないんですけど、何故代表決定戦に参加することになっているんですか?」

 

  『渉…お前、どうしてここに居るんだよ。』

 

自己紹介を聞いていなかった織斑弟が今更感漂う発言をするも、

 

  『そうなのか? 私はISに干渉出来ると聞いているが? それに、貴様だけ特別扱いというわけにもいかん。手段は任せる、どうにかしろ。』

 

担任に一蹴される。青年は、少し考え提案をした

 

  「IS云々に関しては、分かりました。しかし、私の対戦相手であるオルコットさんは仮にも代表候補生。それに相応しい実力と経験を持っていると思われます。なので、試合までの期間内でのルールを決めさせて下さい。」

 

突然の発言に周りは大ブーイングを始める。

 

  『ふざけんじゃ無いわよ!男のくせに何様よ!』

 

  『織斑君が正々堂々戦おうと言ってくれているのに、何を言ってるのよ!』

 

周りが騒がしくなったところで、淑女が笑顔を貼り付けて教室内を鎮め始める。

 

  『まあまあ、みなさん落ち着きましょう。この方は自身の身分を弁えた発言をなさっているだけですわ。私が負けることはありえませんし、無様に足掻く姿を見るのも一興とは思いませんか?』

 

発言を聞いた生徒たちは渋々ながらも、青年に対し鉄槌が食らわせられるのならと納得し、教室は静けさを取り戻しつつあった。そんな中、担任が青年との会話を再開する。

 

  『貴様の要求は理解した。周りも納得したようだからな。で、どうするんだ?』

 

  「そこまで難しいことではありませんよ。私の提示するルールは、

・明日から試合当日までの間、選手はクラスメイトとの接触を禁止。

・試合に関する内容のすべて、関係者以外の閲覧及び観戦を禁止。

・勝者は敗者に対して、1日で実現可能範囲内、尚且つ学業に支障が出ない程度での要求を1つだけ出せる。

の3点ですね。」

 

クラスメイトがまた騒ぎ始めようとするのが見えたのか担任が先に話を進めていく。

 

  『ふむ、構わないが教師はずっと監視しているわけではない。しかも、寮は2人で一部屋だ、その辺りはどうするつもりだ?』

 

  「それでしたら、学業時間内にしましょう。それでしたら、教室にいる間は教員の監視がありますし、ルームメイトと友好も深められるでしょう。多分。まぁ、ルール自体にそこまでの意図はありません。凡人の足掻きとでも思って頂ければ。」

 

  『では、実現可能範囲内というのはどこまでだ?』

 

  「最大が、丸1日パシリにされる程度ですね。それ以内ならそこまで規制しません。ですが、最終判断を教員の方々にお願いしたいです。その方が周りも納得できるでしょう。」

 

  『勝者というのは、個人戦績か?』

 

  「いえ、総合戦績で判断します。」

 

青年の発言を聞いて担任は、しばし考えたあと残り2人に問いかける

 

  『2人はこれについて何か意見はあるか?』

 

  『特にありませんわ。』

 

  『俺は反対だ。』

 

彼が、苛立ちを隠そうともせずに発言を始めた。

 

  『だって、男が女に譲歩してもらうのはおかしいだろ。』

 

  「織斑さん、譲歩ではなくルールを決めただけなんですが? それに、これはクラス全員が関係ありますよ。ある意味平等かと。」

 

  『それでもだ。男が譲ってもらうのはダメだ。それに、女の子をパシリに使うつもりか?』

 

  「物の例えですよ、実行する内容は人によって違うので先ほどのオルコットさんとの会話の一部を借りさせていただきました。しかし、これでは平行線ですね。時間もそんなにありません。織斑先生、最終判断をお願いします。」

 

青年に声をかけられた担任はそれに回答していく。

 

  『それでは、四十川のルールを採用する。異論は認めん。』

 

  『なっ!!どうしてだよ!千冬姉『織斑先生だ。』織斑先生!』

 

納得がいかないのか、声を荒げて反論を始めるも

 

  『どうもこうも、四十川の真意はどうあれ、内容に不備もなければペナルティもある程度容認できる程度のものだ。それに比べ、お前は何が言いたい。譲歩もなにも、ルールを決めてるだけだろう。それともあれか、貴様は自身の思い通りにことが進まなかったら駄々をこねる気か?』

 

  『ぐっ…』

 

発言しているのが姉だからか教師なのだからかはわからないが、とにかく彼は黙り、強制的とは言えルールが決められた。その後は、授業を再開し、授業自体は約一名を除き滞りなく進み、そして、休み時間となり

 

 

  『おい渉、何であんなこと言ったんだよ。恥かしいとは思わなかったのか?』

 

  「雫さん、眼鏡は持ってきてくれました?」

 

  『今から、取りに行くのでもう少しだけ待っていて下さい。』

 

織斑弟に絡まれた。こちらが頼んだこととは言え、頼みの綱の雫も教室を出てしまった。

 

  『おい、無視するなよ。俺の質問に答えろよ。』

 

「はぁ、【恥かしいとは思いませんでした。】これで満足ですか?」

 

青年は、彼が何か言っているのを聞き流しつつ周りを見た。

 

  「(こちらを疎んでいる者が大多数、興味本位が数人、あとの2人は何だ?別件か?)」

 

大まかにクラス内の様子を見て判断していた。とはいえ、うんざりするほど周りが似たような人物ばかりだったので青年は心の中で溜息を付きつつ、目の前の彼の話をBGMとして残りを過ごそうとした。

 

ガラッ

 

  『お待たせしました。眼鏡ですよ、充電済みです。道具は後ほど取りに来てください。』

 

  『雫ごめんな、まだ話が終わってないんだ。』

 

  「おー、待ってたよ。これで勝つる。悪いけど、着けてくれない?」

 

時間ギリギリではあったものの雫が帰ってきて、眼鏡が青年に着けられた。彼が話を続けようとしていたが、2人共話を聞くつもりは全くなく、そうこうしているうちに3限開始のチャイムが鳴った。

 

 

  『チッ』

 

彼は舌打ちを隠そうともせずに、自身の席へ戻っていった。

 

  「(オーグメントモード起動)」

 

  “認証しました。お久しぶりですね。”

 

  「(そうだね、自宅及びその近辺の被害状況を教えて。後、私の損傷具合も調べて。)」

 

  “承知しました。マザーリグへ接続しています……………完了しました。報告します。被害件数1 侵入者1 チルドレン及びAIに被害なし。マスターの損傷具合 35% 1週間以内に完治可能ですが、運動能力低下が予想されます。”

 

  「(侵入者って誰?組織の人間か?)」

 

  “篠ノ之博士です。つい1週間ほど前に、マスターに頼まれてコアの回収に来たらしいですが、数時間の情報戦の末マスターの部屋にたどり着けず、やむなく撤退しました。”

 

  「(本人がそう言っていたのか?)」

 

  “はい。映像もありますが見ますか?”

 

  「(いや、いい。家に単独で侵入できている時点で本物だ。アレも伝わっているっぽいしね。)」

 

  “マスターがお呼びになったのですか?”

 

  「(いやいや、博士が来たのは予想外だし、君の対応は間違ってないよ。君は私の指示を忠実に守ってくれた。ありがとね。)」

 

“ならば良かったです。”

 

青年は授業を聞きつつ、AIと会話するといった器用なことをし授業を乗り切った。

 

  「(では、スタンバイモードに移行。以上)」

 

  “承知しました。移行します。”

 

  『では、授業を終了する。』 

 

  『『『ありがとうございました。』』』

 

授業を終え、また彼が来るのかと思っていると、

 

  『ねーねー。わたるんー。』

 

  「わたるんとは私のことですか?後、貴方はどなたさんですか?」

 

袖がダボダボな少女が青年の下に訪れた。

 

  『あーそっかー居なかったもんねー、私は布仏本音だよー。好きに呼んでいいよー。私もわたるんって呼ぶしー。』

 

少女は袖をパタパタさせつつ、笑顔で青年に話しかけていく。

 

  「そうですか、すいませんね他人を名前呼びをするのに少々抵抗があるので、布仏さんと呼ばせてもらいますね。で、何の用ですか?」

 

青年は冷や汗を掻きながら会話をしていた。青年が見て感じた別件の人物がいきなり話しかけてきたからだ。

 

  『えー、用なんかないよー。強いて上げるならー、何であんな提案をしたの?』

 

袖少女が目をほんの少し開き、声色をほんの少し落として聞いてきた。

 

  「特に意味はありませんよ。あの時言ったとおり、巻き込まれた凡人の涙ぐましい抵抗ですよ。笑ってもらっても結構ですよ。それが何か?」

 

青年は、思考しつつ返答していく。すると、袖少女は満足したのか踵を返し、自身の席に戻ろうとし、

 

  『ふーん、そうなんだー。繰り返し聞いてごめんねー。でもさー、そんな怖い顔をするのはやめたほうがいいよー。笑顔にならないと幸運が逃げていくよー。』

 

  「忠告どうも。」

 

間際に顔だけ振り向いて言って行くのだった。

 

暫くすると、チャイムが鳴り4現目が始まった。

 

授業を始める前に、担任が神妙そうな顔で教壇に立ち話し始めた。

 

『突然だが、織斑と四十川には専用機を持たせることが決定した。』

 

当然だが、クラス内が騒ぎ始める。大多数は彼に対しては羨望が、青年に対しては妬みが送られていた。

 

『静かに。織斑には、後日倉持技研より専用機が、四十川には、学園のラファールを無期限で貸し与える。だが、公平を期す為に2人には同時期に受け渡しを行う。』

 

彼は事の重要性を全く理解していないのか、首をかしげていた。

 

『はぁ、織斑。教科書の20ページにある備考欄を音読しろ。』

 

『えっと、現在、幅広く国家・企業に技術提供が行われているISだが、その中心たるコアを作る技術が一切開示されていない。総数467個のコアは各国家・企業・組織・機関に割り振られ、そのコアを使用し研究・開発・訓練を行っている。です。』

 

『そうだ。数少ないコアの1つを貴様にくれてやると言ってるんだ、もう少し事の重要性を理解し感謝しろ。操縦者の中には欲しくても貰えないやつの方が多いんだ。』

 

『いや、俺が欲しがった訳じゃないから。』

 

彼は心外そうな顔で否定し、担任に呆れられていた。

 

その後は、特に大きな出来事も無く(彼が数回ヘッドショットを貰っていたが…)その日の授業を終えた。後は各々の部屋に戻るだけなのだが、いかんせんこんな姿なので誰かに手伝ってもらわないと移動すら間々ならない。雫に手伝って貰うかどうか迷っていると、副担任から声を掛けられた。

 

  『四十川さん。織斑さん。良かったまだ居たんですね。2人に部屋の鍵を渡しに来ました。』

 

手のひらには2つの鍵が握られているが、鍵の種類が微妙に違っていた。

 

  『あれ?一週間は家から通うって聞いてたんですけど。』

 

  「そもそも、私は動けませんし。」

  

『2人には寮に入ることになったので、無理矢理ですが部屋を作りました。ではどうぞ。四十川さんは、私が部屋に案内します。』

 

そう言って、副担任は彼に鍵を渡した。青年は受け取れないので、そのままだった。

 

『あれ?渉と同室じゃないんですか?』

 

『そうですね。彼は少し事情が特殊なので、ほとぼりが冷めるまで別室ですね。』

 

『ほとぼり?何ですか?』

 

『織斑君は気にしなくてもいいですよ。それとも、そういった性癖の方ですか?』

 

彼は内容を理解したのか、慌てて否定をしていく。しかし、その時の会話がクラス内のお腐れ様達に聴かれていたようで、交友関係を洗えるやら、裏を取ってこいだの物騒な話し声が聞こえてきた。青年は何も聞こえないふりをした。

 

 

 

話を終え、副担任に押され移動していく青年。袖ごと服に固定され、その上からベルトで雁字搦めにされている青年の状態を見た副担任が声をかけていく。

 

『四十川さんは、辛くないんですか?理不尽に拘束され、暴言を吐かれ、もう少し怒ってもいいんですよ。』

 

青年は驚きを隠しきれないようで、思わず副担任の顔を凝視してしまう。そして、顔を戻し、

 

「確かに、辛くないって言うと嘘になります。でも、これ以上に辛いことを経験してるんでこの程度だったらどうとでもなります。心配してくれてありがとうございますね。」

 

  『………そうですか。私は暫くの間ですが貴方の補助要員に抜擢されました。ですので、困ったことがあれば何でも言ってくださいね。』

 

  「わかりました、ありがとうございます。で、私は何処に向かうんですか?部屋にしては、寮からずいぶん離れたと思うんですけど。」

 

青年の質問に、顔を落としつつ返答していく副担任

 

  『すいません。四十川さんが行く場所は、部屋ではありません。』

 

  「そうですか、解りました。もう話さなくて結構ですよ。」

 

それを聞いた青年は全て納得し、一般生徒が立ち入りを禁止されているであろう場所に移動し、外から何重にも鍵が掛けられるような部屋に案内された。

 

  「まぁ、こんなところでしょうね。ベッドがあるだけまだマシか。」

 

青年が入った部屋は、一面がコンクリートで出来た4畳半程度の小さな部屋だった。そこには、青年がかつて使った教科書が乗せられた机と、質素なベッドがあるだけだった。

 

  「先生は気にしなくていいですよ。ある程度は予想できていましたから。」

 

青年の声を聞き、小さく申し訳なさそうな声で答えていく。

 

  『…この部屋が四十川さんの部屋です。この部屋でなら…何をして頂いても大丈夫です…。但し、外に出るときは必ず私に声を掛けてください。部屋に外部通話用の電話があるのでそれを使ってください…。部屋の中では、利き腕と、自律行動できる程度には拘束を外しますが、…全てを外すことはできません…。机に雫さんから渡された充電器と、2つの携帯電話、下着の着替えが置いてあります…。すいません…。』

 

今にも泣きそうな顔で話す副担任に青年は

 

  「貴方は何も悪くありませんよ。貴方は自分の仕事をしているだけです。何も罪悪感を持つ必要はありませんよ。さて、座り話も何なんで、外してもらっていいですか?」

 

  『…はい。解りました。』

 

副担任は、彼に渡さなかったほうの鍵でベルトの鍵を外していく。そして、青年には歩行と右手で痒いところに手が届く程度の自由を与えられた。その後、副担任は退出し、扉に幾重もの鍵が掛けられた。それを聴いた青年は、ベッドに倒れこんだ。

 

  「まるでというか、まんま牢獄だなこりゃ。」

 

青年はベットに座りなおし、眼鏡に再起動を掛け部屋を調べていった。

 

  「(盗聴器の類はあるとは思ってたけど、ここまでとはねぇ…)」

 

青年は頭を掻きながら、心の中で呟く。

 

  “監視カメラ数8 サーモグラフィー4 盗聴器数20 ハイパーセンサーの展開を確認”

 

眼鏡から情報を見た青年が呆れる。

 

  「(ISに干渉できるからってここまでするかねぇ。まぁ、いいや。気にしても仕方が無いし、寝るか。)」

 

青年は眼鏡を充電モードにし、大人しく眠りに付くのだった。

 

 

 

………side

 

職員室

 

  「こんなの絶対間違ってます!」

 

副担任が担任と学園長に直訴していた。

 

  『山田先生、落ち着いてください。これは会議で決定したことじゃないですか。』

 

  『奴に誑かされでもしましたか?』

 

  「詳細な人物像も提示せずに、危険性のみ話して、回りを強引に説得まで持って行ったのは貴方方でしょう!」

 

怒り心頭といった形相で2人をにらみ続ける副担任

 

  『しかし、彼には得体の知れないところがあるのは事実です。つい先月ラーイング578バイオテロ事件は知っていますか?』

 

  『ええ。』「はい。」

 

  『そうですか、それではこれを見てください。実際に救助に行動した現代表と生存者による証言です。』

 

学園長は机から書類を出し、2人に渡した。

 

  『ふむ。』「な、なんですか。これは…」

 

そこには、青年がバイオテロの首謀者の可能性があることが記されていた。その他にも、私怨で、作戦行動中のISに対し通信妨害を行った。幼い頃から、女子との争いが絶えずそれが原因で自宅謹慎を受けるも、反省の余地が見られない。等 青年を貶める内容で書かれていた。

 

  「これは、何かの間違いです! 私には彼がそんな事をするような人物に思えません!」

 

  『では、お伺いしますが、貴方は彼の何を知っているんですか?』

 

  「っ!!」

 

  「つい数日前に特殊な事情とはいえ、入学してきたばかりの赤の他人ですよ。そんな事を言える根拠は何ですか?」

 

  「………。」

 

副担任は答えることが出来ない。学園長が言っていることは、紛れも無い事実だからだ。それでも、彼と話した数分の中で見た彼の瞳は疲れていたが、とてもそんなことをするような人物がするものではなかった。しかし、それは自身の思い込みとも取れる。唇を噛み、肩を振るわせる。

 

  『それでは、1つお話をしましょう。』

 

  「『?』」

 

学園長が姿勢を正し、話始めた。

 

  『とある密室でウイルステロが発生しました。実行犯は不明、犯行動機も不明。被害を受けたのは、その時偶然室内に居た赤の他人です。別室に居たスタッフが、偶然室内の異変に気づき、その部屋の隔離に成功しました。隔離した際に外に居た乗務員は全員生存していました。しかし、ウイルステロがあった部屋にもかかわらず、無傷で部屋の外に脱出に成功した人物が1人だけ居ました。』

 

  『ふん。』「まさか…。」

 

担任は特に表情を変えず、副担任は驚きの表情を。

 

  『そうです。その脱出に成功した人物こそ、四十川渉なんです。彼は脱出した際に、救助行動中だったISに対して通信妨害を行い、その際現代表にこんな言葉を残したそうです。【私はラーイング578のエコノミーに乗っていた男性だ。そして、今回の事件において真実を知るものだ。】と。』

 

  『ここまであって犯人は彼と断言できていない理由は何ですか?』

 

  『彼は通信の際、暈した表現で話していました。それに、彼の持ち込んだ荷物や近日の行動を見ても、ウイルスを生成持込した痕跡が無いんです。でも、貴方方なら1つだけ誰にも気づかれずに、物を持ち込む方法があります。』

 

  「ISの拡張領域ですか?」

 

  『そうです。これならば、誰にも気づかれずに持ち込み、テロを起こすことが可能です。予測の粋を出ませんがね。』

 

それを聞いた副担任が反論を始める。

 

  「でも、拡張領域を使うならISの適正が無いと出来ませんし、それにISそのものが必要です。彼がそんなものを手に入れているとは考えられません。」

 

  『ところが、そうではないんです。』

 

  「え?」

 

  『彼は、ISのコアを所持しています。』

 

  「『!?』」

 

衝撃の事実に思わず驚きの表情を見せる2人に対し話を続けていく

 

  『丁度2年程前ですが、京都のとあるISの研究所からコアが盗まれるという事件が発生しました。実行犯は10代前後の少女だったそうです。研究員は少女に対して攻撃行動を行い、負傷させることが出来たものの、逃がしてしまいました。その時、京都にもう1つのIS反応があり、その2つの反応があった地点に居た人物が、彼なんです。彼自身は修学旅行で京都に来ていたそうですが、突如深夜に外に飛び出し、明朝、息を切らしながら外で学友と合流するという不可解な行動も起こしています。』

 

  「『………。』」

 

  『その後、片方の反応が完全に消失し、その際彼がエネルギーの消失したコアを回収したことが監視カメラの行動で予想されています。因みに、コアを失った失態からその研究施設は潰れてしまいました。研究員の大多数は倉持技研に取り込まれ、監視の中仕事をしています。』

 

  「『………。』」

 

  『残念ながら、ここまでは事実です。彼を拘束する理由は理解しましたか?』

 

説明を聞いた担任は頷き、副担任は質問を投げかける

 

  「なら、そんな事をしなくても、コアのみを回収すればいいじゃないですか。」

 

質問に対し、学園長は

 

  『彼を拘束する理由は何もコアだけではありません。何より、拘束した際に彼はコアを所持していませんでした。では、何か? 彼の持つ通信技術です。彼の最大の脅威は、既存の機器でISに干渉できるところです。これが世間に広まるとどのような混乱を招きかねないか…。解りますね? なので、下手に世間を騒がせず、内密に情報を吐かせる必要があったんです。まぁ、それは徒労に終わりましたがね。』

 

学園長との会話を終え、軽い疑心暗鬼に陥った副担任を担任が慰めていく。

 

  『山田先生が気に病む必要はありませんよ。全て彼のせいです。彼が厄介ごとを拾ってきたせいです。』

 

  「………。」

 

担任の声にも反応を示さず、教員用の部屋で物思いにふけるのだった。そんな時、

 

ピリリッピリリッピリリッ

 

青年からのコールが届くのだった。

 

 

………side out

 




ども、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

これが、現実なんです。

約2名ほどは別行動をしていますが、大体は皆一緒です。


次回の更新は8月になってしまうかもしれません。
リアルが多忙過ぎて今回以上に時間が取れないかもしれないんです。

気長に待って頂けたら幸いです。


コメント(理不尽な批判以外)、質問、代替案、どしどしお待ちしてます。
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