IS ~1人連合艦隊ってすごくね~   作:シトリー

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うぇーい、なんで戦闘描写ってこんなに難しいんだ!

他の作家さんが書きたがらないわけだよ!


拙いので流し読みしてくれると助かります。


高校生編~初戦闘~

どぼどぼどぼどぼどぼどぼどぼどぼ

 

  「「…………」」

 

頭からい○はすをぶっ掛けられた少女も、それを見ていた女性も、唖然としていた。意にも掛けていないのは、青年のみだった。

 

  「さーてっと、準備お―わり。ということなんで、この子は家で保護します。まぁ、貴方の意見なんぞ聞く気はありませんがね。」

 

中身が空になったペットボトルを上に放り投げ、落ちていた藍水晶を袖の中に回収し、青年は向き直る。

 

  「お姉さん、ちょっと空耳を聞いてしまったみたいなの。もう一度いってくれる?僕。」

 

  「だから、貴方はそのまま組織にゴーホームしてMは死んでましたとでも伝えて置けばいいの。これでいいかい?おばさん。」

 

女性の目尻が引きつっているのを見て、青年は指パッチン前の右手をちょうど頭の横辺りに持ってきた。

 

  「へー、あんたあたしから逃げ切れるとでも思っているのか?」

 

  「少なくとも、この少女は逃げられますよ。必ずね。」

 

パチンッ

カコンッ

 

青年が指パッチンをした直後、女性の背後から硬いものが落ちる音がした。

 

  「何だ!」

 

女性は殆ど反射的に振り向き、状況を確認する。すると、10数m程先に青年が投げたペットボトルが転がっていた。

 

  「マズイ!」

 

わざと視線をそらされたことを悟った女性は、急いで視線を戻すとそこには、

 

  「何だよこれ。」

 

カシュカシュカシュカシュカシュカシュ

 

小さい箱状のものが高速で分裂し、直方体を形成し、少女をすっぽりと覆い隠そうとしているところだった。

直感的に、直方体が完成してしまうのはまずいと判断した女性は、

 

  「させるかよ!」

 

背中から無数の何かを展開し、青年を突き飛ばし、長方体を貫こうとした。が、

 

  「もう遅い」

 

形成が完了した直方体はそのまま、ノーモーションで地面に沈み、消えた。地面にはアスファルトと、網目状の模様があるだけだった。

 

  「よし、間に合ったね。良かった良かっt」ザグン

 

吹き飛ばされて、壁に寄りかかっていた青年が移動しようとした矢先、女性の背中から生えている棒状の何かが、青年の右腕を貫いた。

 

  「おいおい、余計な真似してくれるじゃねーの。」

 

  「(破損箇所特定急げ!)」

 

  “……右上腕骨の粉砕骨折を確認。出血量おおよそ320cc”

 

  「まぁ、別にMの奴はどうでもいいんだけどな。」

 

  「じゃあ、このまま見逃してくれませんかねぇ。まぁ、しないでしょうけど。」

 

  「分かってるじゃねーか。でもな、目的はあるんだよ。」

 

女性は青年の腕に刺さっているものを抜かずに引っ張った。

 

  バツンッ

 

肩から先の浴衣の袖が着いた腕を持ちながら、微笑む女性。

 

  「これこれ、コアの回収だけは仕事だったんだよ。」

 

  「(出血量計測。)」

 

  “……500cc突破。後4分で出血量が規定値を超えます。”

 

  「さて、逃げられないわけだけど、どうしてくれるのかな?」

 

  「あ?そんなの決まってるじゃねーか。嬲り殺しだよ!」

 

  「御免だね。」

 

  トッ

 

青年は踏み込んだ。その結果いつの間にか女性の後に居た。引き千切られた自分の腕と、水晶を片手に。それが見えなかった女性は声色を落とし、尋ねる。

 

  「お前、一体何した。」

 

  「聞かれて素直に教えると思う?」

 

  「なら質問を変えよう。お前は何者だ?」

 

  「唯の、高校生だよ。」

 

  「ふざけるな!ISのハイパーセンサーにすらうつらない速度での移動が人にできるわけないだろ!」

 

  「でも、これが現実だ。私は移動し、これを回収した。その時の移動が貴方には見えていなかった。それだけのことです。信じるかどうかは貴方しだいですよ。」

 

青年は女性の姿を確認していた。

 

  「(背中から、8つの脚?腕?)」

 

  “報告します。敵性UPEの8本の装甲脚それぞれから、ロックオンを受けています。”

 

  「お前は、此処で殺す。」

 

  「さて、そう上手く行くかな?」

 

女性は、脚から細い糸状のものを射出した。

 

  「あぶなっ!。」

 

青年は何も無い空気中を蹴り、上空へ逃げる。

 

  「逃がすかよ。って、なんだこれ!」

 

女性の足には、四角い箱が幾つも連なって出来ている足枷が出来ており、上手く飛べなかった。それは、少女を隠し、移動させたものと同じだった。

 

  「何だこれ。畜生、早く外れろよ!」

 

 

そうこうしている間に、青年は上空200m以上も空を駆け上がり、とある地点で待機していた。が、

 

  「……………」

 

空中で、膝を浮かせた跪座のような座り方を、左手に持った藍水晶に耳をつけて、目を閉じるという奇妙なポージングだった。

 

  「死ね!クソガキ!」

 

拘束をISの力で強引に破壊した女性は、青年にブースターを吹かしながら急接近する中、

 

  「いくぞ。憑依経験、工程完了。部位、左腕。出力、70%。」

 

青年は、おかしなことを口走りながらそこから飛び降りていた。左腕に鈍い光を燈しながら。

 

  「何だぁ?血迷ったか?さっさと失せろクソガキ!」

 

  「(チャンスは一度きり。成功してくれよ。)」

 

  「死ね!!」

 

女性は上から落下する青年に向け、装甲脚で攻撃を仕掛けた。それに対し青年は襲い掛かる装甲脚ではなくIS本体に急降下ストレートでカウンターを仕掛けた。

 

  「グハッ!!」

 

  「アハハハハハ!」

 

ザクザクと青年の身体に装甲脚が次々と貫いていき、口から鼻からあらゆる場所から血を吐き出していく。それでもその目は決して諦めずにいた。そして、8つ目の脚が青年の身体を貫いた直後。

 

  「ま、間に合った。」ゴホッ

 

  「あ、何がだよ。」

 

青年の背中から8つの装甲脚が飛び出しており、青年も口から血反吐を吐き既に慢心総意だった。故に女性はその台詞の真意がわからなかった。

 

  「…………持ってくれよ、私の腕。」

 

  「唸れ、【ベリアルさんのストレート】」

 

青年は先程から光を燈していた左腕を突き出した。一部始終が見えていた女性も当然両腕で防御に移る。しかし、それは女性の予想を遥かに上回った。何故か

 

メキメキ

 

青年の左腕と女性の防御した両腕が同時に不穏な音を出し、女性の装甲を貫いたからだ。

これは青年が生身でISのエネルギーシールドを貫いた事を表しており、その衝撃が女性の体を襲う。

 

  「ガアァ!畜生!何でISが押し負けてるんだ!何しやがったクソガキがああああ!!」

 

理解の範疇を超えたことが起こり、軽い混乱状態の女性に対し律儀に答える青年。

 

  「…唯の…左ストレートだよ。」

 

通常の兵器ですら貫通できないエネルギーシールドを貫けるレベルの攻撃を受けて、意識を保てるはずもなく、女性は地上へ落下して行った。

 

  「ふ、ふざ、け、や、が、って、」ドォン

 

そして、そんな言葉を残しながら女性は気絶した。しかし、青年も相当ひどい状態にあった。 

 

  「(もう、意識がやばい。)」 パチン

 

ヒュンカシャカシャカシャカシャカシャ

 

すぐに指パッチンでブロックを呼び出し、地面に激突する前に自宅に転移した。

 

 

 

自宅

 

  "随分と、騒々しい帰宅ですね、家には猫を飼う余裕なんてありませんよ。"

 

  「うるせーよ、漫才をしてる場合じゃない。早く、高速修復材の準備を。」

 

自宅へ戻った青年を迎えたのは辛口のAIだった。しかし、相手をしている余裕が全く無い青年は、持てる最後の力を振り絞り、治療の為の準備を進めていく。

 

  "今使うと、貴方もその子も死にますよ?"

 

  「使わないと、夜明けまでに京都に戻れん。急げ。」

 

  "御意。"

 

  「(あんまり、使いたくないのは私もだってーの。)」

 

青年が使用しようとしているものを一文で説明すると【瞬く間に怪我が治るが、怪我の度合いによっては修復中に激痛が走る。】と言うものだった。

青年は以前骨折した際コレを用いた事がある。そのときは、ショックで心肺機能が30秒ほど停止した。今回の場合はほぼ間違いなくショックで心肺機能が停止することは予想できていた。

だから、AIにAEDの代わりとなるカウンターショックを任せ、準備を進めていく。

 

  "準備できました。"

 

  「カウンターショックの使用タイミングはお前に一任する。」

 

青年は、自分と意識を失いかけて朦朧としている少女の服を脱がし、電極パッチを貼り付けた。そして、倉庫の中から、真緑色した液体の入った外に修復と書かれた、血塗れのバケツを2つ持ってきて、少女に対し無慈悲な通告をするのだった。

 

  「おし、おい!今から三途の川見学ツアーに行くぞ。意識をしっかり保てよ。じゃ無いと、体験ツアーに変貌するぞ。」

 

  「はい?」

 

  「1、2の3でいくぞ!覚悟を決めろ!」

 

  「ちょ、ちょっと!」

 

  「123!」バシャン!バシャン!

 

少女の混乱に全く見向きもせず液体を掛ける。その直後、二人の体に異変が出始めた。

 

 

  メキメキメキメキメキメキゴキゴキゴキゴキゴキゴキバキバキミシミシミシミシ

 

  「「がああああああああああああああ!!!!!!!!!」」

 

二人から人が発するとは思えない音を出しながら、ベッドの上でのた打ち回っていた。

特に青年が酷く、千切られた腕が根元から再生していく。その際、骨と肉が不吉な音を立てて再生していく。そして、

 

  「ショックによる、心室細動を双方にて確認。カウンターショックを開始します。」

 

ドドンッ

 

  「心室細動状態確認。繰り返します。」

 

ドドンッ

 

 

 

 

 

  「ぶはぁ!死ぬかと思った!」

 

  「………。」

 

  "お帰りなさい。お2人さん。ツアーはどうでした?"

 

  「最悪だよ!!もう二度と経験したくねぇよ!」

 

青年はAIにブチ切れ、少女は未だに体を震わせていた。

 

 

  「まぁ、でもよく耐えたな。」

 

青年が右手で、少女の頭をなでる。

 

  「じゃあ、私は京都に戻る。リグ、間に合いそうか?」

 

  "かなりぎりぎりですね。最速でも、到着予定時刻は7:30ですね。"

 

  「やべぇ!じゃあ、行って来る!おいリグ!」

 

  "何でしょう、マスター。"

 

  「そいつが落ち着いたら、色々説明してやれ。そいつはもう私の所有物だ。」

 

  "承知しました。"

 

 

青年は、あの手この手でどうにか京都にたどり着き、修学旅行を続行した。

が、班員に振り回され、お土産を買い忘れたことで、凛から小言を言われることになるのだが、それはまた別のお話。

 




戦闘描写って難しいですね(小並感)

そろそろ、他作品要素が出てき始めました。

全部分かる人は何人居るんでしょ?


コメント(理不尽な批判以外)、代替案、アドバイス、どしどしお待ちしてます。
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