今回は一夏が生まれる話です
出産の表現はないですが、桜が生まれたという話を聞く感じです
でわ、どうぞ
桜は自分の部屋で本を読んでいた
タイトルは『神の裁き』という本らしい
様々な神が下す裁きの種類を書いた本のようだ
「このような裁きがあるのですね」
桜が小説を読んでいると、ピンポ~ンという音が鳴った
どうやら、誰かが来たようだ
「は~い」
桜は返事をし、玄関に向かう
玄関に着き開けると、其処に居たのは千冬だった
千冬は何処か嬉しそうな表情をしている
「桜さん、今すぐ家に来て下さい!」
「え?」
「早く!」
「ど、どうしたんですか?」
千冬は桜の手を引っ張り、家へと招く
桜は何があったのか聞くが、聞く耳持たず状態だった
余程の事があったのだろう
織斑家に着き、リビングへと引っ張っていく
其処に居たのは、晴海と拓海と赤ん坊だった
そう、新たな家族が増えたのだ
姉になる千冬は、とても嬉しいだろう
「桜さん、この子が弟の一夏です!」
「ふふ、そういう事でしたか
千冬さんは、お姉さんになるんですね」
「はい!」
「ごめんなさいね、桜ちゃん」
「こら、千冬
説明もしないで連れて来たら、迷惑じゃないか」
「いえ、大丈夫ですよ
私も、早く一夏さんと会えて嬉しいですから
(この子は……成程)」
桜は一夏を見て、何かを感じた
それは、神である桜にしか分からないだろう
「それなら、良かった
次からは、ちゃんと説明するんだぞ」
「は~い」
千冬は注意されるも、生返事だった
それほど、弟が出来て嬉しいのだろう
誰だって家族が出来ると知れば、嬉しいものだ
「少し、抱っこしても良いでしょうか?」
「えぇ、どうぞ」
「是非、抱いてやって下さい
きっと一夏も喜びます」
「ふふ、有り難う御座います
では、失礼しますね
初めまして、一夏さん
これから、宜しくお願いしますね」
「……♪」
「「「……」」」
桜は慣れた手付きで一夏を抱き上げる
腕の中で一夏をあやす姿は、まるで聖母のようだった
その光景を見て、織斑一家は見惚れていたようだ
一夏を抱きつつ、神の力を使った
「(先程、分かりましたが……
一夏さんは、この世界の中心となる人物に育つようですね
これは私からのプレゼントです
異世界の神だったとしても
人の子が争いに巻き込まれるのを見ているのは辛いですからね
なので、一夏さんが立派に育ちますようにと願いを籠めましょう
生まれて来て下さり、有り難う御座います……♪)」
桜は一夏が立派に育つようにと、神の力で目に見えないオーラを纏わせた
何かあった時に発動する、お守りみたいなものらしい
「桜さん、女神様みたく綺麗でした!」
「思わず、私も見惚れちゃったわ」
「俺も見惚れちゃったよ
やっぱり、桜さんは可愛いね」
「あ、あはは……有り難う御座います
きっと、一夏さんは良い子に育ちますよ
私が保証します(どやぁ)!」
「桜さんが言うんでしたら、説得力ありますね
(ドヤ顔が可愛いです)」
「えぇ、桜ちゃんだものね
(ドヤ顔が可愛いわね~)」
「そうだね、桜さんだもんな
(ドヤ顔が可愛いな)」
「ふふ……
(良い子に育ちますよう、私も見守りましょう!)」
桜は、一夏が「良い子に育つように」と強く願った
その願いは、きっと聞き届けられるだろう
その後に桜は自宅へと戻り、小説の続きを読み始めた
余談だが、束の家でも2ヶ月前に子供が生まれてたそうだ
それを、束本人から聞けなかったのが、桜は少し悲しそうだった
はい、一夏が生まれました~
まぁ、つまり・・・千冬は8歳って事ですかね?
もうちょっとで大イベントが起きますが。。。
でわ、また次回に!