② 新種
濾過草の花が咲き始める頃10株に一株位の割合で他の花とは違う色の花が咲いてますが勿論部外秘なので知ってる人は誰も居ない
淡いピンクの花の中に紛れ込む様に咲く赤褐色の花が厄を指し示しているみたいで嫌な予感がしました
やがて花は結実しその実った果実達の収穫の時を迎え大忙しの僕は最近皆と顔を合わせる時間がどれない日々が続いてます
不味い怪しげな試薬品はさらに不味さのみがグレードアップしてゆき相も変わらず苦難の日々が続きます
相変わらず不器用でうまく扱えないお手玉
成長した実は三種類で見た目一見うちわサボテンの実に似てて中身は高濃度の塩水の詰まった白い実は通称塩の実と呼ばれている物で塩の精製の容易なこれはかなり良い値でされている
その上に元は塩害対策で産み出されたとも言われるこの草は土壌改良の一端をになっているので株分けした苗の需要も多い
ピンクの実はほんのり甘くねっとりとした食感の果肉と硬い種が数個入っていて天然の植物性ヨーグルトって感じで人気の一品です
そして赤褐色の花が実になった赤褐色の実は…実は赤褐色の花が結実した事例はほとんどないためどんな実かわからないんです
なのでこの実に関しては完熟待ちの様子見状態です
子守りとペットのお世話に関しては食事の支度は僕の役割だけどそれ以外の事は年長の少女達に役割分担になり僕の負担は減っている
で、その空いた時間の分だけ氷弾火球の修行時間に充ててます
始めて放った時は氷弾と火球を合わせて10発放って意識を失ったけど今ではそれを一日三セット放てるようになりました
うん、辛い修行の日々でしたよ…そりゃもう眠りにつくんじゃなくって意識を失って気が付いたら目覚まし時計に朝が来たのを教えられておきるなんてどんな生活?
無駄は承知で位置と誰かに聞いてみたいんですけどね…で、誰に聞いたら良いのわかりませんけどさすがに脳筋派には聞きませんよ
因みに氷弾の威力はヒャド位で火球はメラに相当すると個人的にはそう思ってます
「と、言うわけで君に来てもらったわけですよ」
そう言われて
「何がと、言うわけでなのかわかりませんけど?」
当然ながらの僕の返しに
「そこは空気読もうよっ♪」
ってアンタね…
「何の前降りもなしで読めるわけないでしょ?つかアンタ誰?」
僕のその問い掛けにその人は
「アンタの次の段階の修行の場へと導く者」
と、又胡散臭い事この上ない台詞を言ったので
「はぁっ?んな事いきなり現れ
た人に言われてハイそうですか…って信じるとでも思ってる訳?」
そう言い返したら
「少なくとも私個人を信じてもらえる要素はないわね」
そう言って僕宛の紹介状を差し出してきた
これが僕とこの忌まわしきパートナーとの出会いだった