嫌雪の国が近付くにつれ陰鬱な表情を浮かべるボクとシルフォスだけど
「行けばわかるし口にするのも穢らわしいっ!」
そう吐き捨てると心の中で精霊達に詫びるしかないボクだった
雪が一切見受けられない城塞都市を見て感動する者達に
「知らないって恐いわ、ホントにさっ!」
そう言って仲間に向ける視線じゃないモノを向けているのに気付いた氷虎が
「な、何だよ…その目は俺達が「悪かったよ…すぐに気付くべきだったあの異様な光景が誰かの犠牲の上になりたっていることくらいね」」
そう詫びる夏至に
「あの五芒星を描くようにそびえ立つ尖塔に雪エルフの乙女達が生さず殺さずの待遇で触媒として扱われてる
雪避けの魔方陣を張るためにね」
そう吐き捨てるように答えると
「で、冬至はどうするの?」
そう聞いてきた夏至に
「別に、シルフォスの民達を返してもらうだけであの国は滅ぶ…自業自得だし既に崩壊に向かう秒針は動き始めてる
ウルサス、シルフォスを頼む…行くぞカチューシャっ!」
そう叫んで背中に飛び乗るとそれに応えて駆け出すウルサスとカチューシャ
そして呆気にとられた夏至達が慌てて追い掛けてきた
第一の尖塔の城門は五指烈彈で粉砕しその爆風を受け立っている兵士は皆無
続いて五指烈彈を放ち雪エルフ達を縛る結界を撃破して完全ではないものの雪避けの魔方陣が弱まったのを感じてると
「なんで人間のアンタが私たちを助けてくれたのか走らないけど…」
ーよく見なさい、現し身は人間ですがその方を守護する御方の御姿をっ!ー
雪の精の一人にそう言われて慌てて霊視するとその姿が見えた
ーテミス様…ー
そう呻く雪エルフの人に
「今はそんなことしてる場合じゃないでしょ?
カチューシャ、次にいくっ!ウルサスはは皆を守ってあげて」
そう言って第二の尖塔に向かった
尖塔自体が防御の結界になっていたため氷矢で簡単に突破したので爆風はなかったもののある意味もっと辛い目を見た
半袖の開襟シャツ姿の彼らをー50℃のブリザードが襲ったのだから一たまりもなかっただろうけど同情の必要なし
コイツらが長年雪エルフの民達にしてきた事のトータルバランスで言えば全く割に合わない話だ
結界を破壊し雪エルフ達を解放し遅れてきた灯火に護衛を任せ次々に結界を打ち砕きエルフ達を解放し攻撃を仕掛ける者達には容赦なく裁きの秤に掛けその報いを言い渡した
「アンタの一族郎党は間も無く襲ってくるだろハイエナどもにその罪に等しいだけの凌辱を受ける
すぐに死にはしないから安心しなよ」
そう無慈悲な宣告を言い渡すと醜く啼いてすがるのを見て
「まだ罪の軽い子供達を不憫に思うならその分の責めをお前らが負え、直接罪に手を染めた「私はなにもしてないっ!」直接手を下してなければ許されるでも?
断っておくけどボクも咎人だ、お前達に与えた苦しみの量だけいつかボクもその罪を購わなければならないがそれを覚悟の上で力を手に入れた
そのボクに言えるのはただ一言…覚悟を決めろだけで早くしなければ凍えてるぞ?お前らの家族」
そう追い討ちを掛けると
「私は何をどうすれば良いと言うのだ?」
「しるか、少なくとも国王と大臣クラスは死んで購える量刑じゃないから直接罪を犯してない一族にまでそのツケは回るからその負の連鎖を断ち切ってやれ
本人達の為じゃない残され生き地獄に落とされるだろう家族の為だ」
そう宣告を言い渡すと男達の革命が始まりあっけなく国は滅んだ
その翌日嵐が収まるのを待って襲ってきたハイエナ達にボクは宣言した
「いいかよく聞けハイエナ共、この国は現在裁きの女神、テミスの名に於て裁きを受けている
その咎人に対する手出しはテミスに対する不敬罪に当たるからそのつもりでいろっ!」
その言葉を理解できない愚者は部下達に矢を射させたけど矢は途中で方向を変え全矢が愚者を貫いた
「次に罪に問われたいのは誰だ?」
そう問い掛けると数名の兵が矢を射たけど皆己の射た矢で命をおとした
それを見た残りの兵達がパニックを起こし逃げ帰るのを見て一応の終息を迎えボクの旅も一旦終結を迎えたのだった?
終わり…しまった、あの台詞をいい忘れた…
はい、ホントに忘れてしまったので名台詞はオチになってしまいました…反省してます