糾弾の独奏歌   作:kuroyuri

1 / 5
注意!今回は何一つ動かないよ!


序章

現在、世界は非常に“戦争”を嫌っている。

暴力を許さない、戦争は一切行わない、核には断固抗議する、テロには屈しないといえばほとんどの人が同意し、支持する。

それらの行為で血が流れれば、すぐさま世界は元凶に対し報復する。

かつての大戦以来、世界はこのようなルールで再構築されようとしている。人類史上大きな成果、といえるかもしれない。

だが、これを失念してはならない。

 

 

人類の歴史は“戦争”の歴史である

 

 

紀元前の石や棍棒あるいは素手で殴りあう、今から見ればまだかわいいといえる戦争から、青銅器や鉄器による剣や弓などの登場、

より多くの破壊を可能とする火薬兵器の登場、より遠くの敵を殺す銃の登場、“悪魔の装置”とさえ言われ、未来の発展を約束した蒸気機関の登場、

それを搭載しより遠方での戦闘を可能とした蒸気船の登場、地球全域を戦闘地域と化すことの可能性を示唆した戦闘機、人類がこれまで予想しえなかった潜水艦の登場、

音も無く大量殺戮を実現する毒ガスの登場、撃てば目的地に勝手に飛んでいくミサイルの登場、はるか遠方の敵を機械の力で察知するレーダーの登場。

そして、半永久的にエネルギーを生み出し、世界にとって空想でしかなかった“地獄絵図”を出現させる“核”という“神の力”の登場。

だがいまだに人類は新兵器の開発に尽力している。

もちろん、この流れを阻止せんと動いた人たちはいた。だが現状、その動きは大きな成果を成していない。

また、人類の歴史はこうも表現できる。

 

 

人類の歴史は“業”の歴史である

 

 

例えを一つ上げよう。

かつて、その強大な軍事力をもとに植民地を拡げ、現在に続く莫大な富を手に入れた先進諸国。彼らの文明は、多くの異国の血で汚れている。

その地に築き上げられていた文明を破壊した時に流れた血。

より多くの資源を生み出すべく、過酷な労働を現地住民に強いたことにより流れた血。

積もり積もった現地人の不平不満が爆発した時に流れた血。

それらをすべて見て見ぬふりをしている間に流れた血。

人間だけではない。

貴金属や石炭、石油を採取するために山は破壊され、木々はなぎ倒され、水は汚染された。

そこに本来住んでいた数多なる動植物は、何も訴えるすべを持たないのに殺されていった。

なかには“スポーツ”と称して殺戮を行うものもいた。いや、現在でもいる。

いまでは先進国に交じり、発展途上国もこの事実を全く顧みることなく目先の富、利権を求め続けている。

 

誰かが「こんなはずじゃなかった」といった。

誰かが「こんなにも我々はみじめな生き物だったとは」といった。

誰かが「終わらせなければならない」といった。

世界に充満した恨み、辛み、憎しみ、怒り、苦しみ、妬みは“器”を求めた。

この歴史を終わらせるに足る実力を持つ“器”を。

人類の天下を終わらせ、地球に今後を委ねさせることのできる“器”を。

有史以来、その願いのもとに集いし数多なる“魂”は、ついにその“器”足る人物を探し当てた。

後に人類全体、人種性別年齢住所関わらず震え上がらせた“亡霊”が、奇しくも人類の手により造られようとしていた。

 

 

 

 

 

 




はい、というわけで何一つ動きませんでした!
・・いや、その、せっかくお読みいただいてるのに申し訳ないです、はい。
というわけで始まりましたこの二次小説。
書かせていただいてるのは
kuroyuri
と申す1学生でございます。
とりあえず、今回はここまで!(何
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。