やっとこさ武偵高生活が始まります。
もちろんアリアの初セリフもあります!
まあそんなことはさておき一言「ふざけんなイギリス」
アリア「ファッ?!」
ーガンガァンー
今はSHRの時間で、俺、遠山金次は別に体育の授業を受けている訳ではない。
ではなぜ銃声が響いているのかというと、
「今度そんなこと言ってる奴がいたら、風穴開けるわよ!」
ということらしい。さっぱりわからん。
話はほんの数分前に遡る。
―キーンコーンカーンコーンー―
「うおおおおおっ、ま、間にあえっ!!」
「とぉぉ↑おう↓」
今俺と理子はものすごい勢いで、教室の扉まであと数歩の所まで来ている。
この鐘の音がなり終わる前に着席しないと、追悼の
しかし何でこいつは楽しそうなんだ・・・
―コーンキーン―
教室内に飛び込み理子を投げる。怪我をするかどうか?知った話じゃない。こいつの隣の席は俺なんだ。
―カーンコーン―
そして俺が椅子にDIVEして終了、とはならず盛大にズッコケる。因みに理子は如何にも十分前からいました、とでも言わんかのような顔をして座っていた。
―ドゴアァン―
そしてズッコケなければ確実に頭を吹っ飛ばしていた位置を通る弾丸。もちろん蘭豹の
「おせーぞ遠山ぁ!次から撃つからな!」
「いや撃ってからいうセリフじゃないですよそれ!」
「アァん?鳴り終える時にキチンと着席してないやつを撃つのに、セリフがどうとか関係あるか?」
「アッハイ」
で、この間も俺の頭にM500突きつけている凶暴なお人が、2年A組担任、蘭豹。
「まぁいい、それじゃあ先生、後はお願いしますよ」
そう言って退室する凶暴女。あれですか、ワザワザ俺の眉間を打ち抜き未遂をするためにいたんですか。
「はーい、では今日は最初に、転校生を紹介します!」
こう切り出したのは武偵高唯一の良心、
でもって、そのお決まりのパターンは何なんですかね。昨日読んだラノベにも同じような展開あったぞ。
「じゃあ、いらっしゃーい」
「失礼するわ」
・・・ああそうか、これは昨日読んだラノベに転生でもしている夢なんだな。
でなきゃあの
「失礼するね」
でもってツインテちびっ子の後から入ってきたのは、黒髪おさげの女の子。
学校が俺をジワジワと殺しに来ている。
しかしあの子どっかであったような・・・
「キンジ、これ返すわ」
「あ、あぁ」
そんなことを考えていると例の年齢詐欺娘がさっき貸したベルトを投げてきた。
そして普通につかむ、のだが、何故か隣の
「理子りんわかっちゃったぁ!」
自らのアホらしさにだろうか。
「あ、あのー理子さん、今はSHR中ですので、座って頂けませんか・・?」
困惑気味の声を発するゆとりん。まぁ、先生の声を無視してアホに続くバカはさすがにいn
「理子隊長!一体何がわかったのでありますか?」
あぁ忘れてた。俺の後に
「ふふーん、あの転校生さんが初対面のハズのキーくんの名前を知っていて、そしてキーくんのベルトを持っていた・・」
「ふむふむ、それでそれで?」
「つまりぃ、キーくんとあの転校生は、ベルトを外さないとできない
―おぉ〜―
「いやいやお前らおぉ〜じゃねえだろ!」
「良かったなキンジ!なんでかは知らねぇが、お前にも春が来たようだぜ!」
「いやちげーよ!」
「あの、ですからSHR中ですので・・」
こうなったら思春期真っ盛りの高校生。恋の話は止まらない。
―えーあのキンジが?―
―なんかフケツー―
おいなんだフケツって。
ネクラは言われるけどフケツはないぞ。
「あ、あの、皆さん」
―ガンガァン・・カランカラン―
突然の発砲にクラスが静まる。
撃ったのは
「こ、こ、恋なんてくっだらないことで騒いでるんじゃないわよあんた達!」
自らの髪と同じくらい顔を赤くした小学生(笑)。
「いい、まずコイツとはそんな仲じゃないわ」
動きがフリーズしているクラスメイトに叫びつづける凶暴女2号。
「それに今度そんな事言ってる奴がいたら・・」
そして恐らく武偵高史上最も物騒な、転校生初セリフを放つのであった。
いやー申しわけない。更新に半月程かけてしまいました。
一応言っておきますと、オリキャラが入った関係で細かいストーリーが今回のように変わることがあります。大まかな流れは変えないのでご安心を。
さて念のため、申し上げておきますが、小荒のしゃべらせるタイミングを見失った訳ではありません。ええ、見失った訳ではありませんよ?
大事なことなので二回言いm(投稿はここで途切れている・・・)