スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
勇気のマスコット兼デッキのエース。撫でられる事と食べる事が大好きで体のサイズを変える事ができる。
怖がられるとかなりショックを受けるかわいいやつ。
前回までの展開
1.遊希 LF1200
モンスターゾーン
無し
魔法・罠ゾーン
伏せカード×1
vs
シャドウ LF2500
モンスターゾーン
堕天使ゼラート 攻撃力2800
魔法・罠ゾーン
無し
2.翼 LF400
モンスターゾーン
無し
魔法・罠ゾーン
伏せカード×1
フィールド魔法
ハーピィの狩場(効果無効)
vs
No.96 LF2000
モンスターゾーン
CNo.96 ブラック・ストーム
攻撃力1000
魔法・罠ゾーン
無し
3.十代 LF1500
モンスターゾーン
E・HERO スパークマン 攻撃力2600
E・HERO クレイマン 攻撃力800
魔法・罠ゾーン
無し
vs
タイタン LF0
モンスターゾーン
無し
魔法・罠ゾーン
無し
フィールド魔法
ダーク・アリーナ
*今回は主人公視点ではなく、ナレーションでお送りします。ご注意下さい。
3.
「《スパークマン》でダイレクトアタック‼︎」
「ぐあぁぁ‼︎」
タイタンを無事倒す事に成功した十代は今にも倒れそうだった。
当たり前である。ダメージが実体化する闇のゲームを行い、合計2500ポイントのダメージを受けたのだから。
「うっ!うわああぁぁぁ‼︎
私は死にたくなぁぁい‼︎」
『はあぁっあ‼︎』
タイタンの腕に蔓が巻きつき、そのまま闇の中から引きずりだそうとしている。
フレシアだ。
『くっ!何て力‼︎
十代さんっ!疲れてるところ悪いんですけど、引っ張るの手伝ってください‼︎』
「あぁ‼︎」
『フレシア様。私も手伝いましょう!』
『クリクリ〜』
フレシア、ウイング、ハネクリボー、十代の4人が力を合わせ、タイタンを闇から救い出す事に成功した。
「すまない……。」
『お礼なら私のマスターに言ってください。
マスターが私に言いつけなかったらあなた今頃永遠に闇の中ですよ?』
「ん?まさかぁ、カードの精霊か?」
『えぇ、その通りでございますタイタン殿。
本来ならば私たちは人に認知される事のない存在でございますが、ここは闇の力が溢れておりますので精霊の力に還元する事で実体化できるのです。』
「そうかぁ……。」
ウイングの説明を受け、納得いったようにタイタンは頷く。
『驚かないのね。』
「闇のゲームがあったからな。精霊がいてもおかしくはぁないからな。」
精霊たちがタイタンと話している間、十代は闇でできた壁を見つめる。
「(遊希、翼……。戻ってこいよ。)」
2.
「私の……ターン、ドロー………!」
すると、翼の頭の中に"声"が響く。
『我を呼びなさい』と……。
「ふふっ、あなたは………ここで……終わりよ‼︎」
『ハァ?何寝ぼけた事言ってんだ?ライフがたった400ポイントしかない状況のクセによく言うな。』
「永続罠《ヒステリック・パーティ》を発動‼︎
手札1枚をコストに《ハーピィレディ》たちを復活させ、《ハーピィレディ》と《ハーピィレディSB》を生贄に捧げる‼︎
今再び、五千年の時を越え、冥府の扉が開く!我らが魂を新たなる世界の糧とするがいい!降臨せよ! 《地縛神 Aslla piscu》‼︎」
地縛神 Asllapiscu
効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻2500/守2500
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが、 このカードの効果以外の方法でフィールド上から離れた時、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊し、 破壊したモンスターの数×800ポイントダメージを相手ライフに与える。
ナスカの地上絵のハチドリが空に描かれると、そこから巨大な鳥のモンスターが現れる。
『何だよ……一体何だってんだよ‼︎こんなの聞いてねーぞ‼︎』
そのモンスターが放つ瘴気に《No.96》は慌て出す。
「我が神の力……思い知れ。
《地縛神 Asllapiscu》は相手モンスターの有無に関係なくダイレクトアタックできる。
あなた自身が《No.》である以上、わざわざ《ブラック・ストーム》を倒す必要は無い、《地縛神 Asllapiscu》でプレイヤーにダイレクトアタック‼︎」
その呪われた邪神は甲高く叫び、《No.96》めがけて闇の力の奔流を吐き出す。
『ぎゃああああぁぁぁぁぁ‼︎』
大いなる闇は全てを死に至らしめる。たとえ、それが闇であっても……。
No.96 LF2000→-500
1.
その力による衝撃はシャドウと遊希のいる場所まで響いた。
「ハァ、ハァ、………どうやら………お前が最期………らしいな………」
「チッ。奴め、しくじったか。
まぁいい。その闇の力を放置する訳にもいかないからな。
せめてお前だけでも始末するとしよう。」
その闇の塊は遊希を睨みつける。
「それは、………どう……かな?
さっき………から…………俺の………頭の…中に………声が、……響いている。
『我を呼べ』ってな……。ドロー‼︎
フィールド魔法《スパイダー・ウェブ》を発動‼︎」
スパイダー・ウェブ
フィールド魔法
モンスターが攻撃宣言をした場合、 そのモンスターはダメージステップ終了時に守備表示になり、 そのモンスターのコントローラーから見て 次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。
そうすると遊希の腕の紋章、"蜘蛛"の地上絵が輝きを増す。
「魔法カード《死者蘇生》《ダーク・スパイダー》を召喚し、速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動する‼︎その効果で《ダーク・スパイダー》2体を召喚する。」
「俺は《ゼラート》2体を召喚……。(チッ、生贄を用意されたか……。)」
「俺は《ダーク・スパイダー》2体を生贄に捧げる‼︎
我が運命の光に潜みし亡者達の魂よ!流転なるこの世界に暗黒の真実を導くため、我に力を与えよ!現れよ!《地縛神 Uru》!」
地縛神 Uru
効果モンスター
星10/闇属性/昆虫族/攻3000/守3000
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースする事で、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、 エンドフェイズ時までコントロールを得る。
蜘蛛の地上絵から現れた8本の脚を持つ邪神はその無慈悲なる一撃を目の前の敵に叩き込まんとしていた。
「《地縛神 Uru》にモンスターの盾は通用しない。
《地縛神 Uru》によるダイレクトアタック。【ヘル・スレッド】‼︎」
「ぐおおおおぉぉぉぉ!」
シャドウ LF2500→-500
邪神の鉄槌により、周りを覆っていた闇は霧散していく。
気が付けば元の廃校舎に戻っていた。
「終わったか……。」
「えぇ……。終わっ………」
「翼‼︎」
翼は言い終わらない内に倒れた。彼女は血だらけで、疲労もしていたので当然である。
「私が運ぼう。」
「タイタン……。」
「私が、お前たちをここにおびき寄せたが為に闇のゲームに巻き込まれたのだ。
にもかかわらず、お前は助けようとしてくれたぁ。
手伝いくらいさせて欲しい。」
タイタンが名乗りあげ、明日香と翼を運ぶ。闇から出てきた俺たちを見て、翔と隼人も安堵の表情をしていた。
そうして廃校舎から出るとタイタンは遊希に話しかける。
「私はぁ、警察に自首をする事にするぅ。」
「………そうか。
そういえば、一つだけ頼みがあるんだが……。」
「私ができる事なら構わないがぁ」
遊希はタイタンに耳打ちし、1枚の紙を受け取る。
「助かったよ、タイタン」
「これぐらいは構わない。
正直、今回の依頼はあまり乗り気ではなかったからなぁ。」
「じゃあな。」
「あぁ。」
タイタンとは、そこで別れた。翔と隼人はレッド寮へ向かい、十代は明日香が起きるまで付き添うらしいので俺も翼が起きるまで待つ事にした。
こうして夜は更けていく。
とある場所で何者かが、椅子に腰掛けている。
すると突然闇の渦が生まれ、それが人の形になっていく。
「ご苦労だったな、シャドウ。
転生者はどうだった?」
「驚きましたよ。まさかダークシグナーだったとは……。」
「ほう?私の計画に何者かが気づき、力を与えたのか?」
「それは分かりかねますが。
それと《No.96》がやられました。」
「そうか。まぁ、奴は所詮捨て駒だ。気にする事はない。
そんな事よりもお前は奴らと合流しろ。」
「かしこまりました。」
すると、シャドウは再び闇の渦となり消えた。
「棺 遊希、柊木 翼。
私の大切なピースよ、簡単に壊れるなよ?」
闇のゲーム決着編でした。いかがだったでしょうか。
2人の持つ邪神は《地縛神 Uru》と《地縛神 Asllapiscu》でしたね〜。作中の通り、翼ば地縛神を使う時は、《ハーピィ》デッキにする予定です。
遊希はまだ悩み中ですが、おそらく《ギガプラント》軸の昆虫族デッキになると思います。
次回からは制裁デュエルのお話です。さぁ、みんなの運命はいかに!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました‼︎