試験当日ーー
「受験番号12番!」
「はい!」
軽快な足取りでデュエルステージに向かう。精霊たちもなんだかんだ言ってデュエルは好きなので、嬉しそうである。
「受験番号12番、棺 遊希です」
「うむ、このデュエルの勝敗は受験の合否には関係ない。全力で来たまえ」
「「デュエル‼︎」」
遊希 LF4000
試験官A LF4000
「先行は、受験者という指定がある。ドローしたまえ」
「では、俺のターン。ドロー‼︎
俺は魔法カード《愚かな埋葬》を発動!その効果で《アトラの蟲惑魔》を墓地に送る。」
〜〜〜
「なんだあいつ笑。自分で自分のカードを墓地に送ってるぜ」
「あんな役に立たないカードを使うなんて、初心者だな〜〜笑」
〜〜〜
あいつら《墓地肥やし》を知らねーのかよ。あまりにも程度が低い。これが所謂、ステータス至上主義か。
「さらに俺は《ティオの蟲惑魔》を攻撃表示で召喚‼︎」
ティオの蟲惑魔
効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1700/守1100
このカードは「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードの効果を受けない。
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地から「蟲惑魔」と名のついたモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の墓地の「ホール」または「落とし穴」と名のついた
通常罠カード1枚を選択して自分フィールド上にセットできる。
この効果でセットされたカードは、次の自分のターンのエンドフェイズ時に除外される。
「ティオの蟲惑魔」のこの効果は1ターンに1度しか発動できない。
俺のフィールドに目を擦りながら怠そうにしている少女が現れた。
〜〜〜
「かわいい〜〜♡」
「「「うおおおお!」」」
〜〜〜
黄色い歓声と男の雄叫びが聞こえた気がする。ここは紳士(ロリコン)が多いのか?
そんな事を考えながら俺はデュエルを進める。
「《ティオの蟲惑魔》の効果を発動。墓地の《アトラの蟲惑魔》を守備表示で特殊召喚する。カードを2枚伏せてターンエンド。」
アトラの蟲惑魔
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1800/守1000
このカードは「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードの効果を受けない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分は手札から「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードを発動できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分がコントロールする通常罠カードの発動と効果は無効化されない。
今度は蜘蛛の糸で作られているドレスを身に纏った少女が現れる。
先程と同じく、黄色い歓声と男の雄叫びが聞こえるが《蟲惑魔》たちは嫌そうな顔で男たちを見る。よっぽど気に食わなかったらしい。最もである。
遊希 LF4000
モンスターゾーン
ティオの蟲惑魔 攻撃力1700
アトラの蟲惑魔 守備力1000
魔法・罠ゾーン
伏せカード×2
「私のターン。ドロー‼︎
私は魔法カード《ハリケーン》を発動。伏せカード全てを手札に戻してもらおう。」
「チェーンはありません。」
ハリケーン
通常魔法
フィールド上の魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
「さらに、《ジェネティック・ワーウルフ》を攻撃表示で召喚‼︎」
ジェネティック・ワーウルフ
攻2000/守100
まぁまぁな打点の奴が出てきたな。関係ないけど
「罠カード《落とし穴》を発動!」
「なんだと⁉︎」
落とし穴
通常罠
(1):相手が攻撃力1000以上のモンスターの召喚・反転召喚に成功した時、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃力1000以上のモンスターを破壊する。
歪な体の獣戦士は地底の底へと引きずり込まれていく。
「なっ、なぜだ!伏せカードは1枚もフィールドに残ってない筈だ!」
「《アトラの蟲惑魔》の効果です。こいつがフィールド上で表側表示の間は、手札から落とし穴またはホールと名のつく通常罠を発動できます。」
「そんな効果を持っていたとは……。ではカードを2枚伏せてターンエンド。」
試験官A LF4000
モンスターゾーン
無し
魔法・罠ゾーン
伏せカード×2
「俺のターン。ドロー‼︎
このターンで決着です。《アトラの蟲惑魔》を攻撃表示にして、こちらも手札から《ハリケーン》を発動。これで障害はありません。」
「くっ!」
「《トリオンの蟲惑魔》を攻撃表示で召喚。3体でダイレクトアタック‼︎」
トリオンの蟲惑魔
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1600/守1200
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動する。
その相手のカードを破壊する。
(3):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
「ぐあああぁぁぁ‼︎」
試験官A LF4000→-1100
うーん、少しやり過ぎたか?
やはり《蟲惑魔》の見た目の所為で目立ってしまうな。それぐらいはしょうがないか、あいつにも同じ事が言えるが………。
「《RRーブレイズファルコン》の効果発動‼︎ORUを1つ使い、ブラッドヴォルスを破壊し500ポイントのダメージ。さらに、《RRーブレイズファルコン》と《BFーアーマードウィング》でダイレクトアタック‼︎」
「ぐあああぁぁぁ‼︎」
試験官B LF2800→2300→-1200
「ふ〜〜、終わった‼︎」
「よく言うな、あんだけ完封しながら。」
「それよりもさ、あのっ、え〜っと、こっこの辺りでご飯食べてかえらない?」
「う〜ん、まぁ、たまにはいいか」
(よっしゃ!遊希とデート♡遊希とデート♡)
「その代わり飯食ったら帰んぞ〜」
「orz」
「うん?どうした?」
『マスター、貴方はどうして気づかないんですか?私でも分かりますよ?』
うん?何で俺、フレシアに呆れられてんだ?なんかしたか、おれ?
『マスター、マスター』
「どうした?アトラ」
『アト、今日頑張ったよね?アトいなかったらカズーラちゃんやられてたよね?私のお陰だよね?
だから、ガブリッてさせてくれるよね?』
「………スンマセン…マジでカンベンして下さい…」
世の中生きるのも大変である………。
今回は、実技試験編でした。
デュエルで間違い等ありましたら、指摘して頂けると幸いです。
次回は原作主人公と関わっていきます。またデュエル無しとなってしまうかもしれませんが、その時はご了承下さい。
では、ここまで、読んでいただきありがとうございました‼︎