どうなのかな、これw
【リョンの朝】
オレの朝は早い。
多分ここにいる、誰よりも早く起きているだろう。
時刻はまだ5:00。
雄鶏もまだ、鳴き始めてないぜ。
どうしてこんな早くに起きてるかって?
勝手に目が覚めちまうんだよ。
ジジイみたいだって?
違うんだ・・・、ばあちゃんの影響なんだ。
昔からばあちゃんに朝5時に起こされて、勉強だの修行だのイロイロ教わっていた。
もう完全に、それが自分の身体にインプットされてしまったらしい。
皆が起きるのが7:30らしいから、それまで読書でもしてよう。
・・・・・・・・・なんだよ、エロ本じゃないぞ。
【ブロッコリーの朝】
6:29………30よし!
自分の朝はいつも正確だ。6:30に起きると決めたなら、ピッタリに起きる。
たまに1分過ぎてしまうが、その日はずっと気分がノらなくなるため、絶対に寝坊はしたくない。
ある意味、体内時計がオカシイのかもしれないな。
「厨房をお借りしましょうかね」
いそいそと着替え、キッチンへと向かう。既に話はつけてある。
低価格料金で泊まると朝はパンしか出ないらしいので、自分が作ることにした。こう見えて、料理は得意な方だ。
ヤギのミルクが2Lで65G、野菜が五人分で139G、鶏肉が88G、ホワイトソースが54G。
後でみんなに請求しておこう。
前日から仕込みは済んでいる。サラダだけは今から作ろうかと思う。
・・・ブロッコリーだけは入れないがね。
【スラムスの朝】
今日はいよいよグランゼドーラ王国へと出る日。
なるべく早めに出ようって話になり、7:30に起きる予定になった。
そういう時、俺は7:00に起きることにしている。
なんせな、起こす相手がいるからなんだ。
しかも旅の途中でそれが二人に増えてしまった。
難儀だが行くしかない。
ああ、憂鬱だ・・・・・・。
なあ、誰か代わりに行ってくれないか?
【シアンの朝】
「ぬーいー!」
シアンはいつも、起きるのは早いぬん。
だけどどうやって、ココから出るかが問題ぬん。
だって、お布団あったかい。
「シアン!もう、起きる時間だぞ」
「分かってるぬん!もうとっくに起きてるぬん!でも動いてないだけぬん!!」
「それ、起きてるって言わないんだよ」
スラムスが起こしにきてる。そういや、エテーネの村にいた頃はいつも弟が起こしてくれたっけ。
「おーきーてーるー、ぬ~~~ん!!」
「残念だなあ。じゃあ、ブロッコリーの作った特製朝飯は、俺らで全部食べちゃうから」
「ぬん!?」
「アラハギーロで仕入れたヤギのミルクで煮込んだシチューと、宿屋が提供しているメルサンディ村のパン。シアンが起きる頃にはもう無いかもなあ・・・」
「たたたたた食べるぬん!どこにあるぬん!」
「ようやく起きたか」
「ぬん?騙されたぬん??」
「騙してねえよ。ほら、匂うだろちゃんと。宿屋のキッチン借りて、わざわざ作ってくれたんだぞ」
「ぬ~~~~~~ん!!」
美味しいパンとシチュー。シアン嬉しいぬん!!
【アニアの朝】
アタシの朝はいつもツライ。
低血圧で目覚めが悪くて、ちゃんと動けるようになるまでに30分は要する。
この状況でもし、モンスターにでも襲われたら・・・
「アニアッ!いつ起きるんだ!起こすのもう5回目だぞ!!」
スラムスの声がする。ああ、そうか。こないだ合流したんだっけ・・・。
「うるさいわね~、もう!!」
枕元で怒鳴るスラムスに、反射的にパンチをする。ごめんね、スラムス。アタシ眠いとすぐ攻撃しちゃうの。
「あっぶねえ!!お前よ・・・、そんなんで!一人で旅してたとき、どうやって起きてたんだ?」
「ん・・・。宿屋のモーニングサービス使ってた」
「・・・マジかよ、ご愁傷さまだな宿屋も」
スラムスはそうつぶやくと、また部屋を出て行った。
よし、いい加減動くか。と、思いつつ、アタシはまたあさーい眠りへと入っていくのであった。
グウ。。。