ドラクエX 銀髪のアニア   作:ももぴょん

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ドラクエ30周年おめおめ!!

フレンドの名前借りてますが、本人とは一切関係ありません!!
関係ないんだからね!!(=゚ω゚)ノ


まあ、軽く設定は貰ってますが、それらの性格を大きく膨らませておりますです。


4話 酒場にゃうまい話がある

「お願いしますようー、あと10日待ってもらえたら・・・」

「そうは言ってもねェ」

葉巻をくわえながらその男は言った。

「もう期限は過ぎてるんだよ、リョンさん」

娯楽島ラッカランには闘技場のコロシアムがある。

そのコロシアムの地下には酒場があり、さらにその酒場の奥には・・・秘密の賭博場があった。

タバコで煙たい空気、ダイスを叫ぶ業者、賭け事に負けたのか壁に背をつけてうなだれる年配の男。

そんな場所で二人の男がテーブル越しに会話をしていた。

「いや!本当に!あと10日もあれば金の工面が出来るんですよ」

赤いツンツンロングヘアー、ちょっとイカした格好をしたウェディの男と、

「皆、そう言うんですよ・・・」

葉巻をくわえたスキンヘッドの強面のドワーフの男。

「とにかくねェ、あんたが賭けに負けて借りた100万G。今日中に返してもらうからねェ」

えっ、と言った瞬間、リョンは後ろから二人の男に腕をつかまれていた。

「ちょちょ、ちょっと待ってくれ!オレ本当に・・・分かった倍にする!倍にして返すから!!」

ドワ男が眉をピクっとひそめた瞬間に、リョンの後ろから明るい声がした。

「あんたがデスムーミンさん?」

どう見ても賭博場には似つかわしくないウェディ女。

「見ない顔だねェ」

太い指で葉巻を消しながら、デスムーミンは彼女の足元から頭のテッペンまでじろじろ眺めた。

「そうね!初めて来たわ。こんなにタバコくっさい場所だと思ってなかったから、今すぐ出たいくらい」

笑いながら女が言う。

「なら、お嬢さん。今すぐ出て行くがいい」

「そうもいかないのよね~」

物怖じせず女がデスムーミンに近づく。

「お願い、今すぐアタシに船を売ってちょうだい」

はあ!?デスムーミンは思わず周りに聞こえるくらいの声をあげてしまった。

「あんたが船を持ってると聞いたわ。売ってちょうだい」

「お嬢さん、正気かい?今は船を出せないんだよ。瘴気のせいでどんな計器も狂う。レンダーシアまで無事に辿り着くことなんて出来ないんだ」

新しい葉巻に手を伸ばしながらデスムーミンが言う。

「分かってるわ、売ってちょうだい」

女はニッコリと笑った。

そこでデスムーミンの手が止まり、しばらく考え始めた。

「・・・お嬢さん、カネはあるのかね?」

「あるわ」

女はデスムーミンにだけ見えるように手で隠しながら、財布の中身を見せた。

「ほう。なるほどな」

分かった分かった言いながら、デスムーミンは高級そうなフカフカな椅子に腰をかけた。

「俺が船を持っていること、ここを見つけ出したこと、カネを持っていること。総合的に判断するにお嬢さんウデはたつらしい。よし、そこまで言うなら何か策があるのだろう。船員付きで無料で貸し出してやる」

え!無料!?言いかけたところで、デスムーミンが続ける。

「俺も船でレンダーシアまで取引に出たい。が、信頼できる奴にしか貸せん。そこで条件だ」

太い指でデスムーミンがリョンを指した。

「その男はな、俺から金を借りて返さないくせに10日待てと言う。だが10日待てば倍にするらしい。最初は信頼に欠ける話だったが、このロクデナシ男がそこまで言うのなら待とうと思う。お嬢さん、アンタ、その男の儲け話を手伝ってやってくれ。10日後に2倍になって返ってきたら船を貸そう」

リョンは男達の手を振り払うと、すぐに女のそばに駆け寄った。

「おお!デスムーミンさん、恩にきるぜ!!助かった。ええと・・・キミは?」

「アニアよ、よろしくねロクデナシさん」

 

 

 

 

「ねえ、アニアちゃん。歩くの早くなーい?」

アニアから少し遅れてリョンがダルそうについて歩く。

「あんたが遅いのよ、リョン。お互い急いでいるのでしょ?」

「まーそりゃ、そうだけどお」

リョンのマイペースな歩みにアニアは少しイライラし始めた。

(これがスラムスだったら抱えて走れば済むことなんだけどな)

「ん?なんか言った?」

「ううん、別に」

「いやー、でも助かったよー。あのままキミが来なかったら、オレどこへ連れてかれて何されたか分かんないからさー」

「借金作るのが悪いんでしょ」

「そりゃー、そうだけどもぉ・・・」

リョンがバツの悪そうな顔で口ごもる。

「まあでも、助かったのはこちらもよ。おかげで無料で船が手に入りそうなんだもの」

「ならいいじゃんー。頑張ろうねー」

うわあ、チャらい。溜息まじりにアニアが話をそらす。

「それで?こんなとこまで連れてきて、キラキラ拾いでもして稼ぐつもり?」

「まーキラキラ拾いみたいなもんだけど」

リョンの顔が急に真剣になる。

「この中にあるのは、もっともっとキラキラしたものさ!」

重厚なトビラに手をかけ、なつっこい笑顔でリョンが言った。




うわあ、出しちゃった~。
リョンさんとデスムーミン出しちゃった(笑)。

リョンさんロクデナシだあw
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