ヨシュアとシェラ姉、そしてクロさんから試験の内容を聞いて一安心、試験は試験でも実地試験ね。
「さて、とりあえず2人にはオーブメント工房に行ってもらう引率はシェラさんにお願いする。」
「クロさんはどこに?」
「俺は2人の試験会場の最終チェックに行ってくる。」
クロさんって普段はふざけてるのに仕事になると物凄く真面目になるのよね。
sideout
~クロside~
さて、地下水道の最終チェックにやって参りました、とりあえず変な魔獣を放り込まれてることはなさそうだ。
「アイツと再会かぁ…」
あの鬼畜眼鏡…今はアルバ教授とか言ったか、見たら殴りかからないよう注意しないとな。
そして想定通り2人は実地試験を突破、ヨシュアの判断に助けられた形となる。
「おめでとう2人とも。」
シェラさんがエステルとヨシュアを祝福する、まぁ妹分と弟分だもんな。
「エステルとヨシュアはこれで帰るのかい?」
「はい、お忙しい中僕らの研修に付き合っていただきありがとうございます。」
「ありがとねシェラ姉、クロさん。」
「おう、お疲れさん。」
さて、そろそろ準備しとくかな…
2人とシェラが2階から降りていくと俺は少し遅れて降りる。
「あら?クロさん装備変えた?」
「よく気づきましたね。」
驚いた今の俺の耳にはシルバーピアスを装着している、これからミストヴァルトに行く機会も多くなるからな。
「明日からミストヴァルトに行くので今日はこのあたりで失礼します、お疲れさまでした。」
「えぇ、お疲れ様。」
もう少しでC+になれるからあれが手にはいるな。
ギルドを出るとそのままマルガ山道に入り、子供達を保護する。
「ルック、パット、なにしてる!」
「げっ、クロさん!?」
「クロにーちゃん!?」
ルックとパットが驚いた顔でこっちをみる。
「危ないから帰るぞ。」
「俺達の冒険の邪魔すんなよ!」
「ホントに危ないんだって。」
そんなやり取りをしているとエステルとヨシュアが合流する。
「え?クロさん?」
「なんでクロさんがここに?」
2人共鳩が豆鉄砲くらったみたいになってる。
「一杯いこうとおもったらなんか子供達の声が聞こえたからさ。」
~ヨシュアside~
この人は本当に底が知れない、そう思ったのはいつからだっただろうか。
「とりあえず3人でルックとパットを護送する、2人は周囲の警戒を頼む」
最初に会った時はタダの変人だと思った、だが今は違う…
「クロにーちゃんがいるなら安心だ。」
この人は…明らかになにかを隠し、違う目的のために動いている。
「ヨシュア!うしろだ!」
「え?」
背後を振り向くとそこには見たこともない蠍型の魔獣がいた。
「くっ、僕としたことが…」
その瞬間目の前を高速で何かが横切る
「ギリギリセーフ、全員無事だな。」
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今回現れた蠍型の魔獣はクローネ山道および東ボース街道に生息するキングスコルプです。