IS学園の言霊少女(本編終了・外伝スタート) 作:ひきがやもとまち
なんか最近、書く前に思ってた通りの流れは書ける代わりに中身が全然違うのになりがちです。書きたい事が多すぎるのかもしれません。
本気で別のIS二次創作書いた方が良いかもしれませんね、今作の為にも・・・マジで内容が安定しない。
追記:お伝えし忘れていましたが二週間ほど前から幼女戦記版IS二次創作「IS学園で幼女(バケモノ)は嗤う。」を、お気入りユーザ限定で連載しております。登録して頂けると読めるそうなので宜しければそちらもお愉しみください。
書き忘れていたのは初めての試みであるため、お伝えした方が良いという事に思い至らなかったからです。決して悪意ある行いではないですので何卒ご容赦を。
円卓会議ならぬ作戦会議を始めた私たち「セレニア・チーム」ですが、その前に為すべき事があり、やるべき事、果たすべき義務、決して疎かにしてはいけない絶対原則がありました。
それを遵守した結果、今現在私がいる場所は此処ーー
「はーい、それじゃあ今朝の特別HRの続きを始めまーす。
なにか意見ある人居ますかー?」
ーーIS学園1年1組の教室です。
学生にとって学業と学校行事はとても大事ですよ? 疎かにしてはいけません。
健全な精神は、健全な肉体と健全で規則正しい学校生活に宿るのです。
「はい、じゃあ案も出そろったところで決を採りたいと思いまーす。
まずは第一案、『ご奉仕喫茶』に賛成の人、挙手~」
まぁ、現実問題として食堂の一画をいつまでも占拠しているわけにもいきませんしね。学校が運営している施設であり、生徒個人の私物でも私生活スペースでもありません。
公共施設の独占は立派な犯罪行為、見つけたら咎めましょう。告げ口でも可。
密告する勇気、言わない怠惰と自己欺瞞。どちらかを選べと言われたら迷わず前者を選ぶのが私と言う人間です。
「は~い、それじゃあ1年1組の出し物はコスプレ喫茶に決定でーす!
名付けて! 店名はーー」
『魔王喫茶クリスタル・パレス』
「よく此処まで来たなお客様よ、注文したくば食券を出すがよい!
我が注文を受け付け、即座にテーブルへと運んでくれる!
ふふふ、ははは、ふははははははははははははははははっ!!!」
「ーーに、決定しましたーっ!
イエーイっ! パフパフ、ぽふぽふ、私のおっぱいでもパフパフ~ん♪」
「おい、ちょっと待ちなさい変態会長。話があるので聞いて貰いましょうか」
「もちろん店長はセレちゃんです! 異論ある人は居ませんね~?
・・・うん、やっぱり居ない。じゃあ決定。異論反論は多数決で上回ってから言われても負け犬の遠吠えにしか聞こえませ~ん」
「くっ・・・! 卑怯なぁ・・・!!」
変態が全裸で正論を吐いてきます。明らかに言ってることとやってる行為の内容で落差が有りすぎますが、言ってること自体は完全に正論なのが性質悪すぎ。
こうして数の暴力に屈した私の抵抗はあっさりと破られ、1年1組の出し物が決定しました。
・・・当事者のみが反対して、当事者の意見だけが通らない民主主義とは何という悪政!
銀河帝国では人民の意志を無視して大貴族が悪政をしき、自由惑星同盟では人民に選ばれた政府が悪政をやっていましたが、まさか現代日本のIS学園1年1組までもが悪政に取り組むとは!
・・・・・・現実逃避をしてもどうにもならないのが現実ですよね。ちゃんと分かってますから、ご心配なく。
こうして着々と準備が進められる「魔王親征計画」・・・喫茶店運営のために書いていただいた計画書のタイトルです。誰だよ、魔王って。
黒王陛下御親征みたいな書き方辞めてほしいんですけど・・・。
「鬱だ・・・死のう」
「こ~ら、洒落にならないから場所を弁えなさい。
学校の屋上で「死にたい」なんて言ってたら、本当に児童相談所へ連れて行かれちゃうわよ?」
「・・・それは嫌すぎますね。自重します」
「うん、よろしい」
他愛もないやりとりをしている相手は、最近知り合ったばかりなのに妙に親しみを感じさせる不思議なアメリカ軍人、ナターシャ・ファイルス特別教諭先生です。
「なんか、会ったばかりなのに違和感有りませんね私たち」
「同じ秘密を共有することが裏切られない同盟関係を築く上でもっとも確実な手段よ。お互いに監視しあい、制御しあい、共通する敵を前にすれば自分の身を守る為にも強調しあって共闘する。
私は理想的な友人関係だと思うのだけれど?」
「・・・・・・ですね。人は決して綺麗なだけの生き物ではありませんから。綺麗なところもあれば汚い部分も当然ある。それらが無い人間は聖人です。人間じゃありません。完全に人間を越えすぎている。
人は同類を理解し信用し、異分子を排斥し弾劾し否定する。いつの時代もどこの国のどんな人であろうと、それは変わらないし変えられない」
そう、変われなかった。数千年間戦争の歴史を続け、その度に「人命より重いものはない」と終戦を繰り返し、時が過ぎればその戦争で生じた犠牲が新たな戦乱の火種となる。飽きることも際限もない、その繰り返し。
そんな事、小学校の社会科の授業を聞いているだけで誰もが理解し呆れてバカにする、単純きわまる人類史の根幹。
弱肉強食。優勝劣敗。適者生存。
これらの思想が時代によっては正しく正義であり、人命尊重人類皆平等なんて理想論どころか綺麗事にすらなれない。たんなる痴者の妄想。あるいは物語の中に出てくる理想郷。夢物語。
夢はいずれ覚めるもの。理想は実現しないからこそ清く美しい。フィクションを現実と混同してはならない。
ーーそんな事は知っている。
知っていてなお私は叫ぶことを選んだのだから、知ってない方がどうかしている。
「あなたの前でこんな事を言うのは気が引けるのだけれど・・・。私たちアメリカ人から見てあなたたち日本人は少し異常よ。普通じゃない。それはこの十年で悪化はしても改善した傾向は見られないと私は思っているわ」
ナターシャ先生は私を慮ってか申し訳なさそうにしながらも、内容だけは誤解なく伝わるように表現を選んでくれました。
別にそこまで気を使ってくれなくても良いんですけどね。私自身、似たようなことを考え続けてきましたし。
「「白騎士事件」から十年、世界は比較的穏やか“ではなかった”わ。
あちこちでテロリストや主戦論者、右翼に反政府勢力。それら“力という名の抑止力”によって動きを制限させられていた者たちにとって「白騎士事件」は好機だったの。少なくとも彼らにはそう見えたし、そう解釈した。だから行動を起こした。
ーーいえ、起こそうとしたと表現すべきなのでしょうね。当事者である私に言う権利なんてあるはずが無いのだけれど・・・」
憂いを若干数含んだ先生の表情は言葉以上に雄弁です。
「ーー暗殺ですか?」
「ええ。それと、武力制圧もね。
言い訳にしか聞こえないでしょうけど相手や手段を選んでる余裕は当時のアメリカに存在しなかったのよ」
「でしょうねぇ」
聞くまでもないことであり、自明のことでもある厳然たる事実。
世界の警察を称する超大国アメリカ。その存在は良くも悪くも世界中に影響を及ぼし、時に混乱と政変を。時に平和と不自由を問答無用で押しつけてくる傲慢で尊大で世界の平和維持に必要不可欠な絶対的強者。
確かに彼らは失敗もする。
アフガンやイラクではアメリカ流を押しつけた結果、争いが泥沼化しました。不用意な発言が元で国際問題が生じたこともあります。
――ですが。
世界最強の軍事大国が実在している。この事実は彼らと敵対している者たちにとって凄まじく大きな壁となり、行く手を阻み続けて来ました。
なぜならアメリカは軍事大国であると同時に経済大国でもある超大国。特にドルという世界共通通貨によって世界の物流をも支配している絶対者でもあります。
極端な話、世界の何処で何をしようとも、それが経済に悪影響を及ぼすのであればアメリカにも損害を与えかねない。それは世界の警察が出動するのに十分とまでは言えずとも、理由を作るための理由としてなら十分すぎる。
戦争をするにはアメリカを怒らせない程度に。
アメリカが出動しないよう節度ある戦争を心がけましょう。
悪意に満ちた感想なのは承知していますが、それでもこれが私の米国世界支配戦略論。
ですがーー
「世界最強の個体が世界中に467機もあるわけですからねぇ~。そりゃ武力による威嚇で平和維持なんて出来る訳ありませんよねぇ」
「・・・そうなのよねぇ・・・」
はぁ~・・・と、二人してため息をもらす新人師弟。
ISに勝てるのはISだけ。そのISは性能の強弱こそあれ、ほぼ全ての世界各国が同数ずつ保有している。
世界最強国家が世界中に散乱しているわけですね。これで武力に価値あったら、ある意味すごい。
「平和を守ろうにもほとんど崩壊寸前の場所や、すでに崩壊してしまっていた場所もあったわ。そこはもう無法地帯。治外法権ではなく、戦乱の世よ。日本風に言えば戦国時代かしら? あれはもう地獄だった・・・」
当時を思い出したのか青ざめた顔色で震える彼女。
意外と繊細ですね、エリート軍人なのに。
「殺さなければならなった人々の殆どは現行兵器で武装していた。当然よね、ISを送られたのは各国政府と主要な研究機関だけですもの。
ISを保有しない民間ゲリラや反乱分子、捨て駒のように扱われる代理戦争を行っていた国の兵士たちは、みんな銃を手にとって叫んでいたわ。「新しい世界に生きる子供たちに正しき未来を!」って。
みんなそう言って、そう叫んで銃を手に持ち突撃してくるのよ。IS操縦者の私に向かって搦め手も使わず正々堂々真っ向から全面対決、正面決戦。
ーー当然であり必然の結果は惨憺たるものだった・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
頭に浮かぶ光景は前世で見た第二次大戦の記録映像。
子供の頭が撃ち抜かれてました。大人の女性が死体となって並んだ道を軍隊が隊伍を組んで行進していました。
戦車が歩兵を蹂躙してました。爆撃機が迎撃機すらあがってこない空から雨のように爆弾を降らせていました。
アレを、あの地獄を、軍隊が集団で行うからこそ辛うじて可能な狂気の沙汰を。
彼女は一人で行う立場にあった。行える力を与えられてしまった。望んでもいないその力の名はーーIS適正。
偶然によって手に入り、有資格者の意志を無視して力を与えて人を人ではなくする人類史上最悪の先天性身体障害。
一般人に対し、ある日いきなり『現行兵器全てを凌駕する力』を持っていたことを教えて戦場へと強制的に徴兵するアドルフ・ヒトラーをも上回るこの世の悪魔。
そして、日本人ならば誰もが抱く「あの恐怖」を彼女は、彼女たちは自らの意志で、自らの意志だけで生み出せる。生み出してしまうことが出来てしまう。
広島と長崎。
この二つの町に落とされた悪夢を、市街地全てを更地に出来るISならば単騎で作り出せてしまう。
「ーーだからですか? あなたが民間人のままで居続けずに軍属になった理由は」
「・・・ええそうよ。私一人にこの力は大きすぎるもの。
自分の意志で、自分の判断で、自分の決断と行動で都市を滅ぼせる。其処に住んでいる人々全てを一時間で虐殺できる力。
これを個人の正義感で振るってしまえば、それはもう一方的な虐殺よ。仮に敵がISを持っていようが関係ないわ。だって、ISはエネルギーが切れるとーー」
「解除される。解除されたISは粒子化し粒子が持ち主を守ってくれるわけがない。敵にしてみれば抵抗できなくなった敵を撃ち殺すのを躊躇う理由なんて、どこのポケットをひっくり返しても見つからない。
ーーそれが“戦争”ですからね」
分かってはいたこと。事実として歴史で習ったこと。でも、誰もが目を背け「そんな悲劇を二度と繰り返させてはいけない」と叫ぶ“だけ”で済ましている、厳然として実在する冷酷で残忍な現実という、人が人であり続ける限り逃れられない命題。
この世界は歪だ。
生まれ変わり転生してから物心付き、白騎士事件から発展していくこの世界に私がずっと抱き続けてきた疑惑。あるいは違和感。
ISは元々宇宙開発用に作られたマルチフォーム・スーツ。
でも現実に初めて人前で性能と実用性を発揮して見せたのは、白騎士という戦う者として。戦士として。兵士として。そしてーー兵器として。
ISは遺憾なく性能を発揮し、ハッキングされて発射された二千三百四十一発のミサイルを全部“切り捨てて”しまった。
おそらくは、これが歪の原因の一端。
「時代遅れな剣術で最新鋭機を落とされまくった。世界はショッキングだったでしょうが、それ以上にショックを受けた存在が居ますよ。『人類史』という最大の被害者がね」
戦場の主役が刀から銃へと移り変わっていく課程で様々な変化がありましたが、その中で一番大きな変革が“王様が必要なくなったこと”。
昔の人々は敵に対して無力でした。
彼らは皆が農民であり職人であり商人であり戦う力を持たない無力な平民を専業としていたからです。
そこで生み出されたのが騎士であり武士。戦うことを専業とする職業軍人たち。
現代では格好良く語られる彼らですが、実際に活躍する場は泥臭く血生臭い戦場。人を殺すことで給料を貰う殺戮遂行者たち。
少なくとも戦場における彼らはそうであったはずです。敵と味方がいて、味方を守るためには敵を殺すしかないのですから。
そこに善悪が介在する余地はない。仰ぐ旗が違うだけの同じ人間を王様が唱える正義の名のもとに殺し尽くす。そう言うお仕事。
やがて彼らが必要なくなる時代が訪れます。銃が歴史に現れたのです。
最初は使い道が限定されていた銃ですが、徐々に発展していき生産性整備性用途や種類などいろいろな形で人類社会に溶け込み、いつ頃からか人々にとって無くてはならない物へと生まれ変わっていきました。
理由は“誰でも簡単に人が殺せる”から。
“騎士でなくても騎士を殺せる”“人権が欲しければ力づくで奪いとれる”“平民が世界を滅ぼせる力”を手にしたことで世界は変わった。変わらざるを得なくなった。
「第一次大戦と第二次大戦。この二つの世界大戦は人類が始めて経験した全世界規模の戦争であり、人類史上最も人が死に人が殺され、平民が平民を殺した戦争でもあります。
その傷跡から産まれた現代日本の民主主義。だからこそ私は尊重しています。
ーーが、同時にこれは悪徳をも齎しました。無関心という名の悪徳を」
この世界における日本に歪さは、詰まるところ無関心に端を発していると私は感じています。
自分がやらなくても誰かがやってくれる。自分一人が何したって大した変化はもたらせない。
自分は弱くて無力だ。強い人が居るのだから、強い人がやればいい。弱い自分には関係ない、自分だけは何もしなくていい。
この思想の大本が「白騎士事件」。
あの事件で世界が受けた衝撃の中、女尊男卑思想は生まれました。ーー本当に?
あの事件は本当にそこまで影響があったのでしょうか?
たしかに世界中の戦力が、あらゆる現行兵器が通じなかったのは衝撃的だったでしょう。世界中の軍事関係者が真っ青になって電話に取り付いたことでしょう。
では、民間人は?
兵器を映画でしか見たこと無い一般人は、戦争をフィクションの中の出来事としか捉えていない人々がアレを見て世界に危機が訪れたことを自覚できたでしょうか?
ーー否。断じて否です。
今の日本を見ればそれがわかります。ここから見下ろせるIS学園生徒たちに、有事の際には出撃し、ISを操るIS操縦者同士で戦い合い殺し合う覚悟など微塵も感じられません。
そこにあるのは、ただただ平和的な日常風景。私が最も愛して守りたいと願わせてくれる綺麗な景色。
ーーこれが、絶望と混乱の十年の末に生まれた景色なのでしょうか?
私の答えは否ですね。絶対にあり得ません。
「どうせ、議長たちはIS開発どころか白騎士事件の発生も事前に察知していたのでしょうよ。そうでもなければ、あの大艦隊が出撃準備を完了して即応体制を整えて、命令があり次第即座に出航。敵未確認飛行物体を撃滅せよなんて、出来るわけがない」
ごくごく当たり前の常識を、白騎士事件以来ずっと抱いていた疑問に議長が答えをよこしてくれたので折角だからとぶつけてみます。
うん、十年来の不満をぶつけるのは気持ちがいい。癖になりそう。
「だいたい何です、あの国籍無視して協力しあう多国籍大艦隊。装備も訓練もドクトリンも友好関係も何もかもが異なる世界中の艦隊が一致団結して同日に出航。現場で落ち合うと即座に軍議を開いて作戦決定、全ての国が保有する全戦力を持って未知なる敵を撃滅せんとす。互いに思うところはあれども、今だけは互いを信じ背中を預けよーー?
バッカじゃないですか、そんな事出来るわけ無いでしょうが。憎しみや蟠りが強敵を前にしてあっさりと一時棚上げに出来たら戦争なんて起きませんよ。人間舐めてんですかね、あのニュース映像」
子供の頃にテレビで見た白騎士事件当時の映像。
軍服も拳銃も随伴している士官の階級も言語までもが粗方異なる軍人たちが一堂に会して「さぁ、いざ参らん!」的なノリで一戦を挑んでいく流れは見物ではあれども見せ物でしたね完全に。現に今では映画になってますし。
「あれもこれも全部全部ぜ~んぶ議長たちが仕組んだことですよ。篠ノ之博士を捕らえることは出来ませんし、補足することすら不可能に近い。相手が今何処にいるかなど分かるわけがない神出鬼没などこぞの大怪盗もどき。
ですが、何処にいて何をしてるのかは分からずとも、何を“しようとしているか”は簡単に分かるんですよ。誰でもね。その気になれば私にだって、たぶん出来るでしょう。それくらい簡単なことですから」
「え、えっと・・・方法を聞いてもいいかしら?
あ、まって、今メモ持ってくるわ。書き記しておけば今後役に立つだろうしーー」
「子供でも分かる簡単な話ですから必要ありません。
要はIS製造に使うため大量に購入した素材から逆算していけば済む話です。
砂と植物灰それに石灰さえあれば作れるガラスと違って、ISの装甲素材がそこら変に落ちてる自然物だけで作れるはずがありませんからね。装甲そのものを作る技術が無くとも、それで何が作れるかは専門家に聞けばだいたい分かります。分からなくとも予測は付く。最低でも目星くらいはつけられるでしょう。
あとは世間を舐めきっておちょくりまくっては不用意な発言を繰り返す世界一バカな天才様の言動を心理学的に分析し解析し、過去の猟奇的犯罪者やサイコパスのデータと比較して行動予測をたてればいい。
ーーまぁ、後半の方は組織を持ってるからこそ出来ることなので、私じゃ永遠に出来ませんけどね。前半だけでよければ簡単に・・・って、ナターシャさん? どうしました、ボーッとしちゃって。おーい、ナターシャさーん、返事してくださーい。お口開けたままだと間抜けっぽいですよー?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
返事がない。ただのしかばねのようだ。
・・・今思うと返事するしかばねって怖すぎますよね。ゾンビじゃん。くさった死体じゃん。
あ、モンスターとして出てきてたわ。じゃあ、倒せばいっか。
うん、そんな感じでIS戦争でも敵を倒せばいいや。モンスターとして。
どうせ殺さないんですから、倒すぶんには問題ありません。
相手が世界中を戦場にしたい、敵と殺し合いたいテロリストだというのなら、私もまた容赦しません。遠慮なく自分の都合で私の思想と理想を押しつけます。
殺しに来たいなら来なさい、殺し合いたいなら掛かってきなさい。
全力で殺さないよう気をつけて、誰も殺させないように戦ってあげましょう。
これは戦争です。戦争とは力付くで自分の価値観を相手に押しつけるのが大前提。
彼は私じゃない、私は彼じゃない。
ならば是非も無し、遠慮も無用。
どこまでも徹底的に私は私の戦争を行い、相手の戦争に対する想いなど一切頓着する気はありません。
敵の事情などどうでも宜しい。話し合いの場はテーブルであって戦場ではありません。
敵は殺すというなら、私は敵を利用し勝手に勝ちます。
戦争の鉄則、骨の髄まで思い知らせてあげますよーー。
つづく
追加:今更の思い付きなのですが、原作の専用機で一番実戦向きなのはシャルのラファールだと思うのは私だけでしょうか?
癖ないし武装は汎用型だし早いし、型番古いから整備もしやすく整備要員にも事欠かない。
モンド・グロッソで負けても実戦なら勝てると思いたいシャルロッ党な私です。