遅くなりました……
これからはもうちょい頑張りたいです!
あのあと、恥ずかしくなったハナが『なんかあっついね!シロ!そろそろ街に行こうよ!?』って言って一人で外に出る。
私はまだ準備が出来てなかったから少し遅れて家に出るとハナがちょっと遠くで待ってて『シロ!遅いよ!遅すぎて危うく一人で行っちゃうところだったよー』
って。
私がどんだけ準備に手間取ってもハナは行かないって知ってるよっていうと『……シロのバカ』って。
真っ赤な顔で目をパチクリさせて私をチラ見。
ハナ可愛いかったな…
それにしても…
「ハナ結構歩いてるけど街まであとどれくらいなの?」
「あとー….うーん。森抜けたくらいかな?」
「遠く見ても森…」
「あはは…森の奥に住んでるからこればっかりはね。まぁ、これにはいろいろがあってね、身を隠すには森が一番でしょ?しかも位置の特定も奥の方なら中々出来ないし、食材、飲み水に材料がお金を払わないでも手に入る。森は宝の宝庫だよ!!」
「まぁね。私も大体森の中移動して来たよ」
「ん?って事はシロはどっかからこっちに来たってことなの?」
「そうだよ。私は元々はこの地域の人じゃない。それどころか私がこっちに来たのはハナと初めて会った?っていうか助けられた日から10日もたってないんじゃないかな」
「しろぉ…それでうちに依頼くるって何したのさ…」
「さぁ…人とは関わってきてないから心当たりが全く」
「そういえば…あの依頼書も不自然だったなー。会ったのが遠くからの全体図と名前と身長くらいで、最初見たとき情報少なくないかいこれ…って言ったもん」
「依頼内容はどうだった?」
「特別なし。睡眠又は気絶状態。折損がない方が好ましいだったかな…」
「……ハナと会ってよかったって今心の底から思った…」
「えへへ…そう言ってくれると助かるよー!」
それから取り留めのない会話してたら、あっというまに森を抜けた。
強い日光に目を少し細める。
今まで森が日光を遮っていたと思い知らされる。
森を抜けると強い日光で立っているだけで汗が滲んでくる。
実を言うとここ数週間ハナのお家の周りには洗濯や山菜取りに行っていたものの、森を抜けたのはこれが初めてでワクワクしてた。
回りを見てみる。
大草原。
表現がぴったりな場所。
土の色が見えない綺麗な芝生。
風が良い感じに流れていてすごく気持ちがいい。
「んっん〜…」
手を広げて息を吸ってみる。
なんか広いと深呼吸したくなるよね。
「気持ちいいね〜」
「うん。汗かいてたから涼しい」
遠くの方に石で囲われた何かがある。
あれがそうかな?
そうだとしたら中々の規模だ。
「ハナ。あれが街?」
「そーだよー。意外と大きいよね」
「お店も沢山ありそう」
「そーだね。一日中見て回れるんじゃないかな。あんまりお目にかかれないとか競りとかもやってるかも」
「それは結構楽しみかも」
「だね!じゃあ急いで行っちゃうかー!」
「ん」
ハナに手を伸ばす。
ハナは私の手をしっかり取って私に笑顔を向けてくれた。
私も微笑み返して走り出した。
ありがとうございました。
ちょっと設定とかの部分とかも入れました。
ホントは細かい設定、容姿とかあるんですがそこら辺は絵が無い以上描写で追々…