僕と私の物語   作:春の雪舞い散る

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親父の朝は遅い

 「ちい姉と雫枝姉さんはおかわりいらないの?」

 

 そう聞いたら

 

 「おかわりっ!」

 

 そう言って丼を突き出してきたから

 

 「盛りは?」

 

 そう聞き返すと

 

 「勿論大盛り」

 

 って答えるちい姉と

 

 「私は並盛でいい」

 

 と答える雫枝姉さんの二人にご飯をよそって返すと

 

 「ヒカリはもう食べ終わったの?」

 

 って陽炎が聞いてきたから

 

 「とっくにお婆様といただきましたから気にしなくていいからさっさと食べて宿題やんなよ?」

 

 忘れずにそうとどめを刺しておきいきなり抱き付いて泣いてる父さんの頭に肘を落として

 

 「朝っぱらからナニしてくれてるの?アンタが一番最後なんだからさっさと食べてよね

 

 じゃないといつまでたったって片付きゃしないんだからねっ!」

 

 そう言ってやったら

 

 「雫枝、ヒカリが父さんに冷たくなったぁ~っ…」

 

 って鬱陶しい事この上ないから

 

 「ちい姉、ボクってそんなに父さんと仲良かったっけ?」

 

 そう聞いたら

 

 「アンタつかアンタ達?って冷めてるとこあるから父さんと距離おいてたね…」

 

 そう言って同じく冷めた目で

 

 「歴史は繰り返す、せっかく現れた娘に嫌われたくなかったらいい加減にしときなよ」

 

 そう言われて泣き崩れる父さんのフォローをするものはなかった

 

 「あーっじゃあ勇美姉さんはもうで掛けたの?」

 

 そう間の抜けた事を言ってくれた陽炎に

 

 「悪いけど朝早いから朝食とお弁当頼むって言われてなかったっけ?

 

 まぁボクがちゃんとフォローしといたんだから感謝しなよ

 

 それと雫枝姉さんとちい姉はそろそろ食後の飲み物用意しとこうか?」

 

 そう聞いたらうなずく二人にローズマリーのハーブ手イーを用意することにしたんだ

 

 

 

 

は?パパとデートだって?ふざけるなっなっ!

 

 離れに住むお婆様にお茶をお出しして

洗い物を済ませたボクに

 

 「ねえねえ、ヒカリ服見に行こう可愛いの見繕ってあげるからさっ♪」

 

 そうちい姉が言うと雫枝姉さんも

 

 「そうね、無理にお洒落しろとは言わないけど最低限の洗い替えは必要ね…特にもうすぐ始まる梅雨の時季はね」

 

 そう言われてボクに比べて三國先生と国立先輩の着替えの両の違いに驚いたのを思い出して

 

 「キャピキャピ、ヒラヒラしたのは勘弁してよね?」

 

 そう話してるのを聞いて外出を羨ましそうな目で見る陽炎に

 

 「荷物持ちでついてくる?婦人服売り場に…それに下着も買い足した方が良いんだよね?」

 

 そう言って皮肉を込めた笑顔を向けると脂汗を流して焦ってやがるから

 

 「お土産に何か買ってきてやるから大人しく家で宿題してなよお昼ご飯の支度なら後はうどんを茹でて麺汁を温め直せば言いようにしてあるしおかずも冷蔵庫にあるの適当に食べなよ?」

 

 そう言われて更に肩を落とす陽炎とは対照的に

 

 「さすがに下着売り場はどうかと思うからその間は適当に時間を潰すから私もついていっても良いかね?」

 

 そう聞かれて

 

 「少しは出してくれるんなら良いよ」

 

 ボクの答えに嬉しそうに

 

 「これから私をパパと呼んでくれるのならお小遣いも増額するんだが?」

 

 そう言われて溜め息を吐いて

 

 「お願い、パパ」

 

 ってアニメのヒロインっぽく言ってやったら興奮して

 

 「安心してパパに任せなさいっ!」

 

 だってさ…これって安心できないし任せられないパターンだよね?

 

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