僕と私の物語   作:春の雪舞い散る

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いえ、そんなテンプレートなイベは要りませんから慎んでご辞退申し上げます


ナンパとかウザいんですけど?

 その後ソフトを見に来たんだけどフッとあることを思い出したので店の前のベンチに座り込んで雫枝姉さんが買い物が終わるのを待つことにた

 

 久し振りに結構歩いて疲れたのとボクは本体を持ってないのを思い出したからソフトを買っても仕方無い事実に気付いてしまったのだからから…

 

 仕方無いから、雫枝姉さんから借りてる本の続きを読んで時間潰し

 

 それを読み終えて甘い飲み物が欲しくなったボクは近くの自販機で何を買おうか迷ってたらいきなり人の肩に手を乗せて

 

 「暇してんなら俺達とお茶しない?缶ジュースなんかを一人で寂しく飲んでないでさっ♪」

 

 そんな事をほざいて客観的に見たらボクの細い肩を抱き寄せてタバコ臭い顔を近付けるもブの顔が怖くて気持ち悪くて目を閉じて現実逃避

 

 ムカつくことを言ってくる輩にここは一丁ガツンと言ってやらねば…

 

 「その辺のベンチに座って本を読みなから待ち人を待ってるんですから暇者ありませんしヤニ臭い人は近寄らないで下さい」

 

 って…え?…あれ…何でボクの体震えて…これが舌の根が張り付いたって状態?…ナニも言えない…声も出せないよ…雫枝姉さん…怖い…助けて……

 

 そう思ってたら

 

 「ナニ人の妹ナンパしちゃってくれてるのかな?君達は」

 

 そう言った雫枝姉さんの笑顔は目が笑ってなくて

 

 「そっくりまでは言わなくても私に似た面差しに気付かないでナンパとか度胸は認めるけど存在は容認できないんだけどなぁ~っ♪

 

 でも優しい私は君たちに教えてあげるんだけど姉さんと母さんがこれ知ったらどうなるかはわかるってゆーより知りたくないよね?

 

 ならさっさと消えてくれる?うちの可愛い末姫が怯えてるんだけどね?」

 

 そう穏やかに恫喝するのを見て

 

 (あ~っ…この人達詰んだわ、うん…笑顔の能面の下で般若菩薩が怒りまくってますよ

 

 命知らずと言うかバカですね)

 

 雫枝姉さんの声がボクを縛っていた呪縛から解放してくれてホッとして脱力したボクがその場でへたり込みそうなのを見ていつの間にか側にいたその人が

 

 「大丈夫?ヒカリ…」

 

 そう気遣わしげに聞いてくれたので声のした方を向くと国立先輩が心配そうにボクの顔を覗き込む国立先輩の顔が見えて…

 

 涙が溢れた…最初は自覚なかった自分が泣いている…涙を流していることに気付かなかった

 

 いや、認めたくなかったのかもしれない…ホントは泣き虫な自分を…柄にもないキャラを演じてる自分が心底…キモくてしかたなかった

 

 だからその場を大至急で逃げ出したかったけどボクの心のヒューズが飛んで一歩も動けなかった

 

 それが認めたくない現実って奴だ

 

 悲しかろうか情けなかろうが現実は容赦ないし考慮してもらえるような存在じゃないのも現実

 

 いちいち愚痴ること事態が無益でナンセンスだし面倒臭い、しかも疲れるだけだからもっと有意義なことした方がいいに決まってる

 

 

 

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