僕と私の物語   作:春の雪舞い散る

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国立先輩とお買い物

 昼過ぎに国立先輩に必要な物を買いそろえるために買い物に出掛ける事に

 

 大学は勿論先輩の進路によっては大学院もある学校だからちゃんとしたものを買いそろえた方が良いとは父さんの弁

 

 実用性重視の先輩らしくsimple is bestのボクに共感した先輩は色違いの机一体型のパイプベッドにしました

 

 理由もボクと同じく部屋を有効活用できるから

 

 カフェで休憩した後寿司ネタになりそうなものを買って帰り今夜は先輩の歓迎会の手巻き寿司パーティー

 

 先輩に楽しんでもらうよう気合いをいれて仕度する

 

 パーティーなので久し振りに父さんのアルコール解禁勿論ボクがブリってお酌サービス

 

 久し振りに早い時間に帰ってきた勇姉さんと引っ張ってこられた悪友二人にもお酌して飲んでもらう

 

 ある意味初対面の二人にちゃんと自己紹介したボクとホントに初対面の国立先輩の自己紹介の後二人で挨拶した

 

 それと手巻き寿司なのでこちらも久し振りに食事を共にするお婆様…ボクは大抵朝食を共にしてるけどね

 

 顔を出されたお婆様…こちらは熱燗を飲まれてます

 

 「勇美、アンタん家ってさ…前にも増してすごく居心地よくなってるよね?」

 

 そう言われても今一ピンとこないボクはちい姉に

 

 「ボクはよくわかんないけどちい姉はどう思う?」

 

 ボクが真面目に聞いたのにちい姉ときたら

 

 「そりゃアンタがわからないのは当然だろっ♪」

 

 だってさ、だから

 

 「ちい姉性格悪い…」

 

 そう言って唇を尖らせむくれたボクは悪くない

 

 だからむくれたまま追加料理と朝食のお米を研ぎに行く事にして後は陽炎が何とかしろっ!

 

 アサリの酒蒸しにメバルの塩焼きに鯉こく…は国立先輩平気かな?

 

 慣れない人には川魚って辛いんだよねぇ~っ…

 

 そう気にしながらも皆が好きだから仕方ない

 

 それを終えてボクは寝る

 

 全然自慢にならないけどお婆様より早く寝て朝起きるのもお婆様よりも早く起きるのがボクの生活サイクル

 

 

連休最終日

 

 いつものように早起きして食事の支度をしてお婆様と二人で静かな朝食

 

 「貴女とこうして朝食を共にとるようになって未だ一月程にしかならないのにまるでもう何年もこうして過ごしているように感じます

 

 紛れもない血の繋がりを強く感じますよ」

 

 そう言っていただき

 

 「有難うございます、作為的とも言えるくらいにこの家族以外の人間関係の記憶がないボクにはこの家以外には行く場所を知りませんからそのお言葉に感謝します…お婆様」

 

 そう言って頭を下げると

 

 「隔世遺伝…」

 

 そんな呟きが聞こえた気がしたけど勿論聞き返すことは許されないし然程興味があったわけでもない

 

 どのみちその日の夕方に久し振り?に会った母さんが教えてくれることになったから聞く必要もなかったんだけどね

 

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