〔次の日〕
「それでは頑張ってください。」
私は担当の男性にお礼を言うとトラックに乗り込みシートベルトをした。
すると魔方陣が浮かび上がりトラックが光に包まれた。
【???】〔???〕
光が収まると一番初めに感じたのは寒いことだった。
バン
「空気が清んでいるんじゃ。」
コートを着て外に出るとそう呟いた。
まず私はロボットの1体に周辺地域の地図を作成するように命令し、山が見えたのでトラックをゆっくり移動させた。
〔20分後〕
整地していない場所の移動は時間がかかるんじゃと呟きつつ周辺に集落がないか探したところ、人ではなく鹿と遭遇したのじゃ。
鹿はすぐに逃げてしまったが、中型の動物がいることがわかった瞬間だった。
〔30分後〕
人は全く見つからず、仕方なく綺麗な小川が流れている山の麓にトラックを止め、ロボットに木材の確保を命令した。
私も一緒に木を切り倒したのじゃ。
〔夜〕
日が落ちそうになるとすぐにトラックに戻り、鍵をしっかり掛けて眠った。
仮の住居が出きるまではトラックの運転席が私の寝る場所だった。
〔翌日〕
日の出とともに起床し、外に出ると地図を作成するように命令したロボットが帰ってきてたのじゃ。
「お疲れなのじゃ!!2体には引き続き木を切り、一定の大きさに揃えておくのじゃ。」
ロボット達はうなずくと作業を開始した。
「・・・ふむ。山に囲まれた盆地かのー。・・・で、集落はなし・・・。」
周辺に人がいないことが確定した瞬間じゃ。
「人がいないのなら自由にできるがのー。動物も侮れないのじゃ。」
鹿以外にどんな動物がいるか未知数・・・しかし生活しなければならない。
私はスコップを取りだし住居の予定地を半径25メートル、深さ2メートルで掘るのだった。
〔3日後〕
「ウム、最初はこれで良いじゃろ。」
床に丸太をさらに加工し、鉋や鑢で滑らかにした板を2重に敷き、8本の丸太を軸に、藁は人形で使うのでとりあえず木の板で屋根を形成し、持ってきたすだれを地上部分にかけ、いい感じの竪穴式住居が完成した。
これとは別に、隣に試作として丸太小屋を作り、外に置いておいても安全な物はそこにおくことにした。
「ふー。休憩なのじゃ。」
ペットボトルのお茶をコップに入れ地図を見ながらどうするか考えていた。
(気候がわからない・・・とりあえずジャガイモと小麦を植えようかのー。気温的に・・・試しだから少量じゃがな。)
近くには先程も言ったが山脈と小川、盆地が広がっており、山脈を越えると湿地帯、さらに奥に海となっているようじゃ。