【平泉】〔西暦1156年夏〕
私は奥州藤原氏の3代目の藤原秀衡と話していた。
藤原秀衡は小さいときになのに教育を受けたため、私達になついていた。
・・・今はおっちゃんだが
「・・・芳香様・・・京にて上皇と天皇に別れた乱があったそうです。」
「平氏の勝ちか?」
「はい。平氏の家主である清盛が勝者です。源氏は一族を多く失ったため弱体化してしまいました。」
「なるほどの。・・・戦の準備はできておるか?」
「現在兵士は15万動員が可能です。これも息子が経済を支えてくれているのが大きいです。」
「・・・ならよし。力を貯めておくのじゃ。貿易で平氏を肥やしているが、そのうち源氏に潰されるじゃう。平氏に清盛以外は政治ができないぼんくらどもじゃ。・・・しかしここまで内政が上手い一族も珍しいの。」
「お褒めに預かり光栄です。」
「・・・さて、商談といこう。」
「こちらからは金と銅、それに刀を出しましょう。」
「こちらからは出稼ぎ労働者と青森を開拓しよう。」
「北邦共和国に一番近い場所ですね。・・・万が一の備えですか。」
「お前の息子や娘は戦と外交は弱い。だから備えは必要じゃろ?」
「十分です。・・・馬の配合も進んでいます。」
「ユダヤ人が乗ってきたアラブ種とモンゴルの馬を配合させた中種か・・・戦では活躍が期待できそうか?重種しかこちらは試したことがなくてのー。」
「重い物は運べませんが甲冑一式ならこちらにいる日本の馬より速さ、扱いやすさで勝っています。」
「まぁなんじゃ・・・頼んだぞ。」
「わかりました。」
〔西暦1160年冬〕
「清盛が権力を握ったか。」
パチ パチ
「・・・これぐらいですかね。」
「うむ、泰衡の計算は相変わらず早いのじゃ。」
「そろばんの力もありますが・・・何より金が好きなので。」
「守銭奴えぇ・・・。」
「翠星石さんには言われたくありませんよ・・・農業愛好家さん。」
「こいつムカつくですぅ!!」
仲が良い2人だったがこの頃京にて平治の乱が発生し平氏が権力を握った。
なのには京に行ってもらい、平氏の召し使いとして潜入させていた。
なの以外にも約2割りの宮殿の警備員と料理人が私達が送り込んだ北邦共和国のスパイであり、さらに奥州藤原氏独自の情報機関と共同して情報を集めた。
「これまた私の前で大胆なことをしますね。」
「藤原基成・・・か。北家といってもお主は左遷じゃろ。ほぼ縁切りしておるじゃろ。」
「そりゃそうですが。」
「・・・まったく、藤原北家も京で腐ったやつ以外はほぼ当たりじゃな。」
「お褒めに預かり光栄。」
「政治顧問としてもう少し支えてやってくれ。」
「わかってますよ。」