〔翌日〕
私はロボット達に原生物を探すように命令し、私は畑を作ることにした。
「しかし・・・キョンシーでよかったのじゃ。」
私、芳香はキョンシーであると同時に力が強い。
関節は補助してくれる機械がないと動かないが、これも250年動くらしいので、当分困ることはない。
この結果がどうなるかというと・・・
「まさか2刻半(3時間)で600坪が耕し終わるとはのー。」
前に歴オタの所で働いていた時はもっと時間がかかっていたので驚いたのじゃ。
(・・・怖いから明日もなるべく深くまで耕してから植えるのじゃ。)
そう決めた芳香だった。
〔翌朝〕
目が覚めるとロボット達が家の前で立っており、鹿時は狐の死体が置かれてあった。
「お主らが狩ったのか?」
するとコクンと首を縦に振った。
「・・・血抜きするからバケツと小さめの丸太、ナイフを持ってくるのじゃ!!」
私はロボット達に命令し、急いで血抜きをおこなった。
〔25分後〕
「終わったのじゃ。」
血抜きをして解体までおこなったが、知識はあっても上手くはできず、結構な部分をダメにしてしまった。
「・・・それでも15キロは食べられる部分じゃ!!」
皮は切り裂いてしまい敷物としては使い物にならないが、ゾンビの素材としては充分だった。
私は右側にいたロボットに
「地図を作成を続けるのじゃ。2週間で帰ってくるのじゃ!!」
と伝えた。
もう1体は昨日と同じように原生物を探すように命令した。
「さーて、やるかのー。」
ジャガイモの種芋と小麦を持っていき、もう一度深く耕し、畝をつくり、各300坪ずつ植えていった。
「これでラスト・・・ふう。あ、まだ時間があるのー・・・二十日大根でも植えておこうか。」
私は余った時間で二十日大根の種を蒔き、その日は日がくれてしまった。
〔夜〕
私は真っ暗の中で考え事をしていた。
(本当にこれで良かったのじゃ?・・・橙に頼めば手伝いくらいはできたのではないのか・・・本当は邪仙から逃げるためだけにこの仕事を受けてしまったのではないか・・・。)
足りない頭で一生懸命考える・・・どの方向に進めば良いのかわからない・・・。
圧倒的な情報不足、全くいない人間、あまり上がらない気温、晴れ続きで怖い気候・・・全てが不安になって私を襲ってきた。
(怖い・・・1人は怖・・・ん?邪仙はこれを恐れていたのか!?)
私の体に電流がはしるような感覚だった。
(長い時間を生きる仙人だからこそ1人が辛いのじゃ・・・自分の人生のことを知っている、なにも気を使うことのない・・・存在を欲したのじゃな。)