とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

110 / 310
西暦1195年~

【モンゴル】〔西暦1195年秋〕

 

「・・・長今言ったこともう一度言ってくれないか?」

 

「反北邦共和国派と現状の敵が一時的に同盟を結んだ。」

 

「・・・不味いな。」

義経は地図を見てため息を吐いた。

現在テムジンの配下の部族が13あり、戦闘に参加できる数は4万と少し、これに義経の配下の6千名を加えることになる。

対して敵は今回の同盟で13万を超えていた。

 

「中立のところを動かせないか?」

 

「できたとしても数が足りない。」

 

「・・・いや、こちらにつかせるだけでいい。それができれば北邦は動く。」

 

「なに?将軍どういうことだ?」

 

「北邦を動かすには2つ方法がある。1つは仲間の窮地、もう1つは投資だ。」

 

「投資・・・ならば敵の方が良いのではないか?」

 

「いや、条件が違ってくる。長・・・お前の父親が前にモンゴルとのパイプ役を取り仕切っていた。そのコネが俺をお前と結び付かせた。言っておくが俺の下にいるのは軍の幹部候補だ。それをむざむざ失うことはしないし、仲間の窮地を助けるために動いてくれるだろう。・・・ここで長が中立を味方にできれば北邦は更なる兵を動員してくれるだろう。・・・外交的に優れていると。」

 

「なるほど・・・将軍は武だけの人だと思っていた。すまない。」

 

「そういうのはいい。互いの仲だろ。」

 

「そうだな。」

 

【北邦共和国 政府】〔西暦1196年夏〕

 

「議長どうしますか?モンゴルの紛争は?」

 

「余はテムジンとやらを支援する。・・・部分動員令を発令しろ。」

 

「は!!」

第39代議長ネロが動員令を発令した。

その数は200万人・・・新兵も1割りいるものの、軍・・・いや参謀本部はこれまでの経験をフルに使い、事前に計画していた動員の素早い移行実現させた。

 

【モンゴル】〔冬〕

約6ヶ月で決着はついた。

テムジンはまだ動いていない北邦共和国が味方になったという偽の手紙で中立を引き込み、反北邦共和国派を足止めさせられるだけの兵を残して残り全てで敵を攻撃した。

挟撃をしようとしたら、挟撃された敵は圧倒的な物量を前に崩壊すると思われたが、さすがモンゴル民族である。高い戦闘能力と学習能力で約2ヶ月間戦線の崩壊を防いでみせたが、それを倒すために対騎兵に特化したパイクという武器が北邦共和国の前線に配備されると完全に崩壊した。

その後テムジンの全兵力を反北邦共和国派にぶつけて壊滅させた。

その戦いでは義経が見事としか言いようがない戦いをしたためモンゴル方面最高の将軍という名声を得た。

テムジンはモンゴルを統一させ、フビライ・ハンというモンゴル帝国を誕生させ、北邦共和国、大韓帝国は正式に同盟を結んだ。

戦場はヨーロッパに向かうことになる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。