とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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西暦1227年~

〔西暦1227年春〕

チンギス・ハン死去・・・つまりヨーロッパ進行の開始である。

チンギス・ハンはキョンシーになることを拒み続け、生き返ることはなかった。

さて、モンゴル現帝王オゴデイがヨーロッパ遠征の開始を来年春とした。

北邦共和国と大韓帝国はこれに賛成、モンゴルの新都カラコルム、中央アジアの拠点アルマリク、ヨーロッパに一番近いタブリスの3大都市を北邦の融資によってできた広大な道を使った補給網で繋ぎ、新しいシルクロードを形成した。

モンゴル軍は北部から進行を計画し、北邦軍は陽動もかねたビザンツ帝国を進行、大韓帝国は旧中華の生き残りがいる大越とチャンパー、パガン朝の東南アジア方面の安全確保をそれぞれおこなうことになった。

北邦軍は今回の軍事作戦に100万人を投入し、将軍も義経等の長年従軍したベテランと優秀と言われている補佐官が送り込まれた。

一般兵の中には蒼星石の姿もあった。

 

〔西暦1228年春〕

蒼星石は自分の武器に特殊な物を使っていた。

神界にたまたま行けた時に特殊なハサミを買ってもらったのだ。

万能ハサミと言う名前の商品だった。

20メートル以内、自分が知っているはハサミとしてある形なら自由に変えることができ、刃物で切れる物ならどんな物でも切れると言う商品だった。

これが恐ろしく強かった。

近づいてきた敵を最大まで伸ばして串刺しにしたり、刃を逆にして振り回しただけで敵は半分に切れてしまう。

たとえプレートアーマーで全身をガッチガチに固めていた司令官でも・・・。

同部隊の兵士からはキル(殺すと切るを合わせて)と呼ばれていた。

 

「ふう。肩に槍を受けたけどやっぱりこの体は凄いね・・・自然に再生してしまう。」

キョンシーの自己再生能力は神力の宿っている物を食べ続けるほど上がっていく。たとえ飴玉1個を毎日食べるだけでも・・・。

戦闘中はキョンシーは飴玉か酒しか供給されない。

まぁできないのだが。

1日1個飴玉を食べれば腐らずに済むのだ。

空腹間はあっても生きているわけでないので必要かを聞かれたらいらないといえる。(美味しいものは食べると幸福な感覚になるが)

 

ゴクゴク

 

「度数が強いのはロシア人の特権だと思うけどね。人間だとこれで消毒にもなるから大切だけど・・・。」

生きている兵士達は敵を殺して持ってくるとその死体を使ってキョンシーとなり、余った死体は本国の家族のもとに防腐処置を施されて送られる。

こうすれば一族みんながキョンシーになれるのだ。(自分の息子や娘に死体を与えることは禁止されている)

まぁ大体の人は2人殺せばO.K.なので残りは同じ隊員に渡すか国に寄付することになる。

寄付すると周りから本国に貢献していると尊敬されるのだ。

まぁ自分の名声と家族のために不死の軍団はイスタンブールに迫る。

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