〔西暦1250年冬〕
希望者を募った地獄のアルバイト・・・しかし地獄で神界の金が貰えるとしれわたると大量の希望者で溢れかえった。
キョンシーのみと限定した割りには数十万の希望者が出たのだ。
四季映姫にどれぐらい送って良いか聞くと
『送れるだけ送ってください。』
と同じ答えを返してきた。
どうするか悩んだ末、希望者を全員送り出した。
勿論アルバイトなので辞めることは可能であるので地獄に働きにいく仲間達に頑張れとしか私は言えなかった。
〔西暦1270年夏〕
大韓帝国にて小中華主義者が現政府の転覆を狙った反乱がおこった。
中華が消滅した今、世界の中心は我々であると・・・。
政府は軍を動員し、鎮圧に乗り出す。
蜂起したのは南部地域のため、政府があるソウルや周辺の大都市、北部や旧中華圏の南満州や北京周辺は北邦やモンゴルからの貿易がいかに自分達の生活を豊かにしていることがわかっていたので蜂起した者達には冷ややかだった。
約20万人の反乱は50万人の専門の軍が鎮圧したが、大半が半島を飛び出して日本に逃れていった。
農民が中心だったが、蜂起の際に武器を持ち、集団で戦うことで数でも力でも圧倒的な軍の攻撃を分散させるための団結だったが、日本に思わぬダメージを与えることとなる。
歴史は繰り返される。
船で何とか渡れた者は日本の幕府から侵略者だと勘違いされ攻撃されるが、集団で武士を殺しにかかった。
数日間はそれが繰り返され、武士が負けていたが、台風の直撃と小さいが地震によりパニックになると壊滅してしまった。
九州の武士は今回の戦で借金をしながら戦ったが、恩賞が少なくて不満が溜まっていくことになる。
〔西暦1290年冬〕
2代目モンゴル皇帝がキョンシーになりながらも統治してきたが、各部族の不満が溜まっていることがわかり、皇帝を退位した。
ただ最後の命令で貴族共和制擬きの部族共和制に移行する。
【北邦政府】
「凄い政治形体がバンバンできてるなー。ワハハ・・・共和制・・・選挙制度・・・。」
「どう?私達が作り上げてきた国は?」
「私達の教育が基礎かしら。カナの教育はどうかしら?」
「ワハハ・・・本当にこの国が世界の中心なんだね。書物に書かれていたお釈迦の世界、神のいる世界、地獄・・・それが繋がって、現世の架け橋となり死すら乗り越えて未来を見ることができ、なおモラルを壊すことがない・・・。水銀燈と金糸雀はこの世界をどうしたいのか?」
「そうね・・・人類の進歩を最後まで見て、終わりそうなら神界に行って神にでもなろうからねー。」
「私は美味しいものを食べて、教え子に囲まれていれば良いかしら。」