とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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西暦1350年~

〔西暦1350年春〕

鎌倉がなくなり、室町幕府が成立したのだが、南北朝、幕府の国内が3つの政府がある状態で不安定だった。

 

「・・・さて、働きますか。」

ハクはこの政治的混乱を利用しようと動き出す。

 

【北九州】〔西暦1360年冬〕

ハクは学者として北九州の守護大名大友家で政治顧問をしていた。

 

「大陸と貿易をするしかないよー。」

 

「学士様そうなのですか!!」

はっきり言うとハクからしたら日本の守護大名ごときを手玉にとるのに10年とかからないのだ。

ハクは北邦共和国では酒飲みの無能を装っていたが、ふらっと日本が混乱すると有力なところを見つけて寄生する。

韓の乱にて外部からの初の進行の時もふらっと山口辺りに現れて有力な座を組織し、そこに北邦と貿易を結ぶことで大量の資金を稼がせつつ、自分は利益の一部をもらってそれを別の場所で珍しい品にする。

それを北邦で売ると珍しさから数十年は遊べる金になる。

 

「さて、そろそろここも危ないから逃げますか。」

次に目をつけたのは美濃であった。

 

「あそこは場所がいい。商人を装って行きますか。」

これが後の化け物を誕生させるとはハクは思ってもみなかった。

 

【3国会議場】〔西暦1400年秋〕

モンゴル共和国、大韓帝国(飛び地)、北邦共和国の3国が唯一接する場所にある会議場でヨーロッパの病気について話し合われていた。

 

「「「こ、これは・・・。」」」

3人の外交員は北邦の情報部が仕入れてきたヨーロッパの現状を聞いて真っ青になった。

ペスト(黒死病)は約100年間猛威をふるい、ヨーロッパ人口の3/2である3000万人を死亡させた。

さらに、それによって起こった戦争は地獄の国力消耗戦となり、死の国とフランスは呼ばれるようになる。

各国がもう少し深入りしていたらこちら側まで大流行の可能性があったからだ。

 

「ヨーロッパの緩衝となる国を作りましょう。」

このような疫病に対抗するために3国は壁を作ることにした。

南に後でオスマン帝国と呼ばれる国と北のロシア帝国である。

・・・北邦は知らなかった。

後に自分を食い殺そうとする狂犬を育てていることに・・・しかもそれに大量の資金をつぎ込むことになろうとは・・・。

勿論北邦共和国だけでなく、モンゴル共和国と大韓帝国にも少なからずその脅威が迫ることとなる。

それはまた別のお話・・・。

また、この頃北邦と大韓の海岸沿いを荒らしていく海賊が現れるようになり、北邦と大韓は海軍を整備していくこととなる。

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