【農北】〔西暦1515年夏〕
農北のとある町で約1万人が虐殺される事件が起こった。
ロシア帝国によるシベリア遠征が数十年前倒しでおこなわれたのだ。
もちろん軍もいたのだが銃と弓による徹底した遠距離攻撃と、コサックという騎兵を使った機動攻撃により、数が少なかった軍は壊滅してしまった。
大半がキョンシーだったので復活可能だったが、町に侵入されてしまい、このような惨劇となった。
進行してきた兵による強姦の最中に復活してのゾンビアタックにより進行してきた兵は壊滅し、死んだ者も進行してきた兵の亡骸でキョンシーにできたのだが、銃の脅威と敵国を作ってしまった政治的な失敗をしてしまった。
【政府】
今回の失敗を誰も追求しなかった。
本当に運が悪かったのだ。
軍の数が少なかったのは近隣に巨大な熊が出たので討伐しに行っていたこと、ロシア帝国だって疫病の盾として機能していた。
役割の違いと価値観の違い等もあり今回の惨劇が生まれた。
集まった彼らにできることは被害を受けた町に義援金を送ることと、軍に対策を練らせることだった。
「今後このようなことが無いようにするのも大切じゃが、自分の身は自分で守れるようにすることもしなければいけないのじゃ。」
【参謀本部】
銃の脅威を知った参謀本部の幹部達は銃のコピーをSBに依頼し、奪った200丁を使って兵器としての利用を研究することにした。
使用法はまだ死んでいなかった敵を拷問(ということにしてあるが、実際は酒を渡したら快く教えてくれた)し、わかっていたので欠点と利点を明確にしていった。
すると新兵でも使えることが一番の利点だった。
それに関係があるのか、クロスボウと呼ばれる弓の一種も新兵が使いやすいようになっていた。
銃は火薬などの点から身を守る飛び道具としては不向きなのでクロスボウが大量に生産されることとなる。
もちろん銃は軍が持っている国営工場にて製造された。
改造、改良が大好きな北邦共和国は銃に関しては独特な進化を遂げていくこととなる。
例
・2連発射型(複雑な構造だが正規銃)
・時限式発射型(時計の原理を利用した銃 後に撤退戦や遅延戦で活躍)
・半自動銃口清掃型(故障多数のため銃としては不採用 しかし銃と分離させる持運び式にすると採用される)
・・・他にも命中制度重視や簡易化された輸出用もあったが・・・失敗作も当然山のように存在した。
一番酷かったのは火薬半自動挿入型である。
弾を発射する前に自分の腕が吹き飛ぶのだ。