とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

132 / 310
新生斎藤家

〔西暦1570年春〕

俺は北邦のとある企業の娘と婚約した。

まぁその娘は3女であり、繋ぎになればと思ってる節がある。

力の差は歴然なので文句は言えないが・・・。

 

「しかし・・・準備はできた。仁!!」

 

「は!!」

途中で拾ってきた捨て子の最年長で忠誠心も高いので俺は一番信用していた。

 

「国取りだ。斎藤家を復活させる。」

集めた人員は結局220名だけだったが、今の生活を捨てて、不便な場所に移り住んでもらうのだ。

とても感謝しているし、彼らも色々な打算があってこちらについてきているのだ。

実家よりも広い畑を持ちたい、戦争の経験が欲しい、商店の支部を建てたい等である。

 

「行くぞ!!」

 

「「「おう!!」」」

勇ましい掛け声で船に乗り込む龍興一行だった。

 

【津軽半島】〔西暦1571年冬〕

上陸してすぐに近くの村を占領した。

幸い他の村から離れているし、納めている武士も戦でいなかったのですぐに占領できた。

占領後は港作りと畑の整理をした。

占領中なので文句を言えば殺されるので農民達は素直に従った。

簡易的な港が出来上がり、農業の専門家がした田園の改造と技術指導により村は稀にみる大豊作となった。

収穫期なので戻ってきた武士は見事に村を乗っ取られていたのだ。

 

「こいつバカだなー。」

縛られて転がされている青年達を見てそう思った。

何でも父親と家来で登城したが、帰る途中に父親が急死してしまい、城主に報告しようとしたら謀反を起こした人物に城が乗っ取られてしまい、必死になって逃げてきたらこの様である。

 

「く・・・切腹させろ!!」

 

「はぁ?なに言ってるんだ?今からその城を乗っ取るぞ。」

 

「え?」

 

「俺は斎藤家当主だ。元大名なんだよ。また大名になるために時期を伺っていた。お前を家来にしてやるからその謀反人を殺しに行くぞ。」

彼らはポカーンとしていたが縄をほどいて持ってきた刀を彼らに与えた。

 

「こ、これは!!良物!!」

 

「良い刀だろ。俺が大名になったらもっと良いのやるからよ。」

彼らは地形を把握しているはずなので案内役をさせ、約50名の城攻めが始まった。

 

〔夜〕

北邦共和国の人間は体がでかいし、頭が良いので戦闘能力は約150センチしかない俺よりもぜんぜん高い。

しかし、伊達に7年間もおじと戦争してきた訳ではない。

全員闇に溶け込める服を着用し、見張りを倒した後はすぐに城内に侵入した。

昨日の今日でいきなり攻撃されると思ってなかった彼らの目の前には自分より遥かにでかくてゴツい男達が自分と同じくらいの太刀を降り下ろしてくる。

すぐさま降伏するか斬られるかで呆気なく城は陥落する。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。