とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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津軽領制圧 上

 

制圧してまずしたことが捕虜にした380名のうち、交換条件をだした。

自分の命をとるか、持っている領土を捨てて、その分の金を貰う生活をするか。

約250名が拒否して切腹を選んだ。

残ったのは領土が少ない者や元から領土を持たぬ者、召し使い達だった。

 

「・・・さて、今度はこの人数で城を守らなければならねーな。」

龍興は持ってきた(在庫処分)1000丁の2連発火縄銃、量産品だがこちらでは良物とされる刀や槍、鎧を城に運び込み

 

「これを最初の前賃としてやる。」

と言った。

彼らは目をギラつかせて武器を手に取る。

 

抜刀して刃を確認し

 

「「「お~!!」」」

と感動していた。

やはり武器は彼らを焚き付けるのだろう。

50人の部下に彼らの訓練を任せると、俺は次に内政をしなければならなかった。

現在俺が支配できているのは最初の村だけであり、他の44の村はまだ支配できていない。

隣の南部領の65村、2町もとらなければならないので2年間で津軽領を制圧することにした。

俺がしたことは税率の引き下げである。

様々な諸税を廃止する代わりに検地をするという飴と鞭式でいくことと、農業改革の断行である。

収穫量が7倍近くになった最初の村から噂が広がっているので各農村に技術指導者を向かわせた。

 

〔西暦1572年春〕

雪が溶ける頃に南部家が領土奪還のために1500名を送り込んできた。

 

「来やがったな・・・まぁ雑魚だろ。あのおじに比べたらな。・・・お前ら!!銃を持ったか!!」

 

「「「おう!!」」」

 

「ならあいつらに十字砲火をくらわせてやれ!!」

 

「「「おう!!」」」

普通の軍なら無理だが、俺らの軍には過剰すぎる弾薬がこれを実現できた。

まぁ俺も硝石丘を作ってはいるが・・・。

そんなことを知らない南部家は前方の囮部隊にご丁寧に正面突撃をしてきたので蜂の巣にしてやった。

鉄砲隊が200人なので400発近くをもろに受けた南部家は立て直そうと右往左往し始め、その間に次の準備ができ、発射したときには死体の山が出来上がっていた。

 

「「「えいえいお!!えいえいお!!」」」

 

「こんなものか。」

約1000名の死者が出た南部家は数年間損害回復に努めることになる・・・その時間に斎藤家は国力を数十倍にする。

 

〔秋〕

俺の奥さんが子を産んだ。

元気な男の子でよかった。

広(ひろ)と名付け、元服したら道元と名乗らせることを決めた。

・・・で、港の整備が出来たことで貿易を開始した。

まぁこちらから売る物はまだ無いので、北邦の商品を日ノ本の商人に売る仲介をしたり、支店の場所代で儲けさせてもらった。

その代金でさらに技術指導者を呼び込むのにほとんど消えたが・・・。

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