とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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津軽領制圧 下

【津軽城】〔夏〕

武器を届けた俺はすぐに津軽に戻った。

信長からもらった黄金は使える。

これを全て芳香様に渡すことで俺と政府に信用が生まれる。

後々にこれは黄金よりも価値が出るだろう。

蒼星石に黄金の黄金の搬送を任せてすぐに領の掌握を急いだ。

 

〔秋〕

インフラが整備され始めると村と城下町を繋げることができるようになっていった。

それは物の流れが良くなることを意味する。

物の流れが良くなれば金が回る。

通貨は技術者達が北邦のよりは価値が1/2になる銅銭、銀貨を使用した。

 

(それでも日ノ本の銅銭の4倍は質が良いがな。)

この質の良い通貨の出現により中央より貨幣量が少ない東北の商人達は自然と斎藤家の領に集まってくる。

商人達が集まれば市が形成され、領内の物の流れがさらに良くなる。

約2年で経済的な支配を確立したのだ。

 

〔冬〕

北邦との貿易もこちらが売らないと現状維持だけで儲けが少ない。

そこで換金作物として輸入してきた寒さにとてつもなく強く、大量に取れる茶葉を主軸としたリンゴ、苺等の果物、てんさいから作る砂糖を輸出することにした。

北方での大量生産地がアラスカや農北、農南なので北海道の南部は比較的高値で売れるようだ。

まぁ10年近くかかるので、炭坑から出る石炭の輸出で当面は資金源とした。

冬の時期は現金収入が極端に減るので炭坑で働けるのは農民たちからは嬉しいらしい。(美味しい食事も出て結構な額を貰えるのも原因)

 

【大広間】

周辺の国を踏まえた地図を見ながら今後のことを考えていた。

 

「南部家と周辺の小国を倒せば奥州藤原氏並みの経済力になるか・・・。」

南部家を潰すのは決定事項だが、さらに南下すると秋田家、最上家、伊達家の3家が厄介だった。

 

「3家と同盟を結ぶか。・・・形式的に3家を立てることで、実質的には優位に立てればいいな。」

その為には南部家の領土を急いで切り取らなければならなかったが・・・。

 

「久しぶりだね。」

 

「すまんな蒼星石さん。」

今回は北邦の援軍を頼ることにした。

 

(人員は過剰気味だ。北邦から優秀な人材が大量に流れてくるからありがたいが。)

美濃では天才の龍興だったが、北邦では龍興レベルでは普通である。

領内にも学校を建てて人材を育成させているが、2年ではまだまだ育ってなく、上の人材はほとんどが北邦の者で占められていた。

 

(何とかしなければいけないな。)

 

「僕たちは南部家を倒せば良いんだよね。」

 

「あ、ああ。よろしく頼む。」

 

「こちらこそ実戦経験は貴重だからありがたいよ。1万人で一気に終わらせるからね。」

約2ヶ月で南部家は壊滅することになる。

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