【北邦共和国 政府】〔西暦1580年春〕
「織田信長、石田三成、直江兼続・・・3名の死体がほしいのじゃ。」
「長老、理由をお聞かせください。」
「信長は経済と戦略の天才じゃ。三成は内政の天才じゃ、兼続は改革の天才じゃ。3名を選んだ理由は死体を盗みやすいからじゃ。」
「時期をみれば盗めると?」
「そうじゃ。他にも盗めそうなのは盗んできて良いぞ。その分報酬は弾むのじゃ。」
「長老の役に立つのが紅ですから。死なない程度に頑張りますよ。」
紅・・・地獄から戻ってきたキョンシー達からなる死体回収班。
彼女達は大体は戦地での遺体回収をしているのだが、私が唯一自由に動かせる直轄の部下だった。
そんな彼女達に戦乱の英雄を持ってくるように依頼する芳香だった。
【青森城】
3年の歳月をかけて完成した青森城と城下町は経済面に特化していたため、防御力はほとんどなかった。
ここまで攻め込まれたら詰みと思っているので不要な物は切り捨てた。
そんな彼も困ったことがおこっていた。
「悩みと言えばこれか。」
「すみません。」
「いや、仕方がないことだ。君が謝ることはない。原因が俺かもしれないからな。」
嫡男の新九郎以外の子供が出来ないのだ。
家臣達(形式的の)はベビーブームらしく(北邦の人間の影響 外人と結婚と言えば北邦でも羨まれるらしく、ましてや自分達の祖先が同じなので食文化も似ているので北邦から青森に移民して来た者達はほとんど結婚して子供を作っていた)沢山産んでいるためさらに彼女の焦りが出てきているらしい。
「出来ないものは仕方がない。新九郎の教育に力を入れて次の世代に血縁を増やそう。」
「どこから娘をとるのですか?」
「君の実家の関係も有るから正室ではなくても側室にはさせたいと思ってる。・・・血縁で血を繋ぎすぎると子供に障害が出るらしいからな。」
「父が1世代空けろと言っているので逆に側室にも入れなくても大丈夫だと思います。」
「なら大丈夫か。すまないな苦労をかけて。」
「いえ、大丈夫です。・・・お姫さまって良い身分ですね。物語だけの存在だと思ってました。」
「北邦には身分の差が無いものな。」
「えぇ・・・。」
「俺の予想だとさらに身分の差が日ノ本では激しくなるだろう。その前に色々としておかなければな。」
「何をするのですか?」
「身分の差に関わらない場所を作ろうと思っている。・・・地元の者だけが使える工夫はするがな。」
「それは良いですね。」
こうして出来たのが2階建ての食堂である。
2階部分を身分に関係なく暗号を言えば入れるようにした。
明治の争乱では反幕府の寄り合いどころとなる。