とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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本能寺の変

【青森城】〔西暦1582年秋〕

 

「おい、俺に虚報を渡してただで済むと思うなよ。」

 

「お父様どうしたのですか?」

 

「・・・本当です。すぐに評定会に来てください。この案件は殿の参加が必要です。」

 

「わかった。新九郎、愛弓のそばにいろ。仕事だ。」

 

「早く帰ってねお父様。」

 

「・・・ああ。」

 

【評定会】

30人の代表者が集まって話し合っていた。

内容は戦略の根本であった信長が謀反により殺されたのだ。

 

「殿!!どうしますか!!」

 

「外交がわからないときついので意見を聞きたいのですが・・・。」

 

「まず秋田家、伊達家、最上家、上杉家を呼ぶ。例え同盟しても我々は天下を取ることは不可能。後継者を見極め付くべきところに付く。それが最善策。」

 

「では直ちに。」

 

「うむ。今回は私が行くわけにはいからないから頼んだぞ。仁。」

 

「殿、わかっています。」

 

「会長はどうする?決定権は俺じゃない。あんただ。」

 

「いや、最善だろう。・・・日ノ本の安定が30年遅れたな。」

 

「そうだな。」

 

【青森城】〔数週間後〕

最上家からは義光の側近の江口光清が、秋田家は当主の秋田愛季、伊達家は一門の伊達成実、上杉家は次期当主の景勝の側近の直江兼続が参加した。

 

「急な報告によりお互いに混乱していると思われるが最初に言っておく・・・織田家当主の織田信長及び嫡男の織田信忠が死去した。原因は家臣明智光秀の謀反と聞いている。この状態だと不味いことになる。」

 

「何が不味いのだ?」

 

「我らが協力して天下を取れば良いではないか。」

 

「そうだな。ではどこか・・・」

 

「待たれよ。今内乱をしている状態ではないのだ。」

 

「・・・どういうことだ?」

 

「キリスト教という宗教を知っているか?」

 

「なんだそれは?」

 

「・・・別の国の宗教だ。信者の数は1億人にもなる。」

 

「お、億だと!?」

 

「なんて数だ。」

 

「しかしそれだけの数が攻めてくる訳ではなかろう?」

 

「その通りだが、日ノ本にも90万人近くの信者がいる。日ノ本が荒れれば荒れるほどキリスト教の奴隷となる可能性がある。南蛮人から見たら我々は猿と同じなのだ。何をしても許される家畜。」

 

「・・・不味いな。」

 

「どうするか・・・。」

 

「後継者の候補者は数人いる。謀反人の明智光秀を討った羽柴秀吉、東海道の覇者であり信長との同盟国徳川家康、織田家筆頭柴田勝家・・・。」

 

「柴田はやめておきたい。あやつは上杉領を荒らして酷い目にあったからな。」

 

「となると・・・。」

 

「羽柴秀吉か徳川家康のどちらか・・・。」

 

「俺はとりあえず羽柴に賭けようと思っている。」

 

「理由は。」

 

「勢いと人気だ。民衆や武士の人気は羽柴に部がある。」

 

「とりあえず家に持ち帰り当主と協議する。」

 

「あと、経済的な繋がりを強めたい。」

 

「秋田家は賛成だ。」

 

「私も賛成です。上杉家の全権として断言します。」

 

「伊達家は当主に話を通ししだいい連絡する。」

 

「最上家も伊達家同様。」

こうして1回目の会合は終了した。

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