【青森城】〔数日後〕
とりあえず経済的な協力して国単位での貿易の取り決めをし、こちらからは工芸品と火縄銃を売り払った。
一通り終わって城で新九郎と将棋をしている時に来客である。
「久しぶり・・・龍興。」
「はあ?」
「私だ、私。信長だ!!」
「は?」
一瞬フリーズしたが、北邦では秘術(表向きは)で死者を蘇らせていると聞いたことがあった。
秘術の現場は見てないが、実際に蘇った人は多数会っていた。
「おじなのか?」
「今は魔王と呼ばれている。」
「魔王かよ。」
「まぁ生前も第六天魔王と自称していたしな・・・。しっかし最後の最後であの猿・・・裏切りやがって・・・。」
「ん?謀反を起こしたのは明智ではないのか?」
「明智ならここにいるぞ。」
「私がそんなことをすると思うか?して何がある。」
横にいたちびっこが話始める。
「あ、今はこなたって名前だ。」
「私確かに本能寺にいたけど・・・本殿でと、魔王と茶会して、疲れて寝てたら火だるまになって死んだ。」
「ん?じゃあ・・・」
「おそらく猿が立てた身代わり。影武者だ。」
「マジか・・・そこのもう1人は誰だ?」
「私の小姓の・・・」
「森・・・森成利・・・だった者で、今は五和と呼ばれています。」
「で、どうすんだ魔王さん達一行は?俺は建前だけの領主・・・金も限りがある。自分達で働いてもらわないと困るぞ。」
「ズバッと言うな・・・なに、3人で店でもやって儲けていくよ。」
「それだとありがたい。」
「ただ、費用がないから副業としてアドバイザーをやりたい。かわいい甥のために・・・。」
「そんなんだったら美濃なんてとってねーだろ。」
「まぁ冗談は置いておいて、財源を調べさせてもらったが、作物が片寄りすぎだろ。米と麦、換金作物のてんさい、果物は酷すぎる。・・・開拓して村お越しでもしてるからな。」
「任せるよ。」
「こなた、五和行くぞ!!」
「「は!!」」
おじは死んでも行動力が高い人でした。
まぁ、信長は領主なんてやりたくなかったのだと思うと日記に書いておこう。
後日、青森の近くに人口40人の小さな村が出来上がり、よく新九郎が友達を連れて遊びに行くようになる。
ここで体験した農業の大変さや、野性動物の怖さ、自分で採った物の美味しさの経験は家督をついで当主になった後に大変役立つのだった。
【大韓 首都ソウル】
「大韓帝国は今日をもち、政府に権威の大半を譲渡する。名称も大韓民国と改め、隣国と協力し、より良い国を作ることを宣言する。」
こうした韓国の一大イベントに北邦の席には空席が目立つ。
なぜなら・・・
【スペイン】
「第8回十字遠征の開始を宣言する!!」
ついにスペイン・・・いや、キリスト教と北邦で大規模な戦争が開始されたのだ。
信長 姿はまおゆうの魔王
森 成利の五和はとある魔術のあの五和