とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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宗教戦争 上の中

歴史家達はこの第八次十字遠征についても頭を抱えている。

まずなぜスペインはこのような軽率に大遠征をおこなえたのかである。

経済的な面ではポルトガル領を手に入れたことと、遠征軍の主体=キリスト教の守護軍的な位置なので海賊に南米からの銀が積まれた船が襲われないこと、東南アジアからの香辛料による利益で大遠征であるにも国庫は黒字、武器と船が売れるので国内の産業はバブルに突入したので、経済は関わらずびくともしなかった。

その割りを食らったのがロシア、フランス、オーストリア、ポーランドである。

4つの国は国がしっかりしていたのでその分遠征に出す人数も増え、少なくない支出をしいられた。

・・・よってヨーロッパの諸国を没落させ、自国はヨーロッパの覇者となるように仕組んだ国家戦略の合致がこの遠征を引き起こしたと見ている。

表向きは・・・。

スペインはこの遠征を利用して化け物や魔女のヨーロッパ追放を実行した。

この時期、魔女や化け物は各国家のどこかに所属し、影から国を支えていた。

しかし、王達にはそれが不気味に思ったのだろう。

第八次十字遠征200万人の参加者のうち、魔女(魔法使い)50万人、化け物(吸血鬼や狼男など)60万人が参加していた。

これがオスマンとインド戦線を苦しめている理由である。

オスマンはジリジリと後退してギリシャ-イスタンブールのラインで遅延戦をおこない、インドは南の約500キロを放棄して中南部で防衛をしていた。

・・・では農北の戦線というと・・・

 

【農北】〔夏〕

 

パパパパパパ

 

「列を作り前進せよ!!」

銃で列を作り、集団で攻撃していた。

構成は全てキョンシーである。

人が敵の撃つ光の弾に当たると当たった部分が抉れて絶命するため、効かないキョンシー達が最前線で活動することになる。

 

ドドドドド

「突撃!!」

 

「「「ヤー!!」」」

2万騎の突撃に耐えられるはずもなく倒されていく遠征軍だが・・・

 

「AMEN!!」

 

ザシュ

 

「たわいもない異教徒どもがのさばりおって・・・。」

キョンシーは不死身である。

力も強く、細切れにされても技術の進歩と肉体的なる。進化によりどんなことがあっても再生する。

そんな彼らを細切れにして反撃する連中もいた。

 

「吸血鬼もお忘れなく。」

 

ザシュ

吸血鬼もキョンシー1に対して3体分の強さがあり、必死に援軍が来るのを待ったが・・・

来たのは北邦軍50万人。

 

【北邦政府】〔少し前〕

 

「北邦共和国政府は侵略軍に対して部分動員を開始する。」

これにより北邦は800万人を動員した。(部分動員である 総動員は3000万人)

 

「侵略者を叩き出すのじゃ!!」

SB、蒲原研究所を筆頭にした戦争関連に予算が振り分けられ、恐ろしい早さで武器と魔術が進化していく。

前線に効果が現れるのは数年後先だが・・・。

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