【???】〔???〕
「これより儀式を始める!!」
長老に呼ばれた私は村のしきたりに従い、一枚の布で体を隠し、大きな水溜まりの近くに行った。
横には私の相手となる男がいる。
「銀、佐・・・準備は良いか?」
「「はい!!」」
銀とは私の名前だ。
村のしきたりとは20を超えた女性を婚約者と共に大いなる海に返す儀式だ。
私達は小さな丸太の船に乗り、水溜まりに入っていった。
〔???〕
2日が経った。
佐は私を抱きしめて離さない。
私は元々この男が好きではなかったが、親に薦められたので仕方なく結ばれた。
なので私はこの儀式で死ぬだろうが、心配しているのは4つ下の妹だ。
あと4年後に同じ目に合うのかと思うと悲しくなる。
私はイラつき、死ぬならこの男と一緒に死後の世界に行きたくないと思い、私は抱きついている男を振り払おうとした。
すると船が大きく揺れ、水溜まりに男は落ちそうになり、私の首をつかんできた。
私は苦しくなり、男を殴ると運良く男の喉元を引っ掻いた。
男から血が出る。
私は安心した瞬間に気を緩めると、男は最後の力で私の頭を殴った。
メシ
私は視界が歪み、意識を失った。
【拠点】〔儀式終了後〕
「終わったのじゃ・・・。」
時間ギリギリだが儀式は成功し、肉の塊だったものは美しい女性に変わった。
「裸でいるのも可愛そうじゃ。・・・予備の服で大きめの服があったかのー?」
私は持ってきた衣服の中から大きさの合うのを見つけると彼女に近づこうとしたそのとき
パチ
「・・・!?」
ガバ
彼女は起き上がった。
彼女はキョロキョロと辺りを見渡すと私に聞いてきた。
「あのここは!?」
彼女は知らない言葉を自分が話していることに驚いたらしい。
さらにそれを理解している自分がいることにも・・・。
「あなたは慣れるまで喋らないで良いのじゃ。・・・ここは・・・北海道と言っておくかの。その真ん中辺りじゃ。」
「・・・?」
「まぁそれはどうでもよい。体は動かせるか?私の手を握ってみるのじゃ。」
私は彼女の手を持ち、握るように言うと、しっかり握力を感じた。
「・・・68キロじゃな。・・・服はこれを着なさい。裸だと見事なたわわが隠せんぞ。」
そう言うと自分の体の変化に気がついたようだ。
「・・・お主の死体を蘇らせたのじゃ。その過程で体をいじらせてもらった。」
彼女は神を見るような目になり、ベットから起き上がると頭を地面につけ、ひざまづいた。
「良い、私の実験の一環じゃ。頭を下げるな。・・・お主の名前を喋れたら教えてくれないか?」
「・・・銀。」
「銀か・・・これからは水銀燈と名乗るのじゃ。お主は水辺で拾われたのと、新たな命を燈したからじゃ。」