とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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宗教戦争 中の上

塹壕戦術を採用した北邦南部ではSBと蒲原研究所の実験に最適だった。

何より活躍したのが固定する中型のクロスボウである。

音も小さく、矢に術式を書き込むことや、紙を巻き付けることができたので、詠唱中の魔法使いは針鼠のような感じで戦死することがたくさんおこった。(死体は全て回収しました)

 

「ありゃ?塹壕戦術を採用してから被害がガクッて減ったな。」

最初は塹壕も敵の魔法とか砲弾とか銃弾とか弓とかから身を守るための仮の処置だったが、今回ので有効性が確証される。

 

「せっかく勝てる戦争だから試せるだけ試すか。」

南方将軍は数学者(弾道計算員)を呼び、理論上砲弾などを効率よく守れる作りを片っ端から採用して戦線に用いていった。

そのため銃弾よりもスコップ、ピッケル、手押し車が重宝されるとおかしな光景が広がった。

 

【シベリア東部】〔冬〕

北部地域の敗残兵や、援軍で55万人を超えた遠征軍と・・・

 

「これで大規模な攻めに転じることができる。」

北邦にも援軍を加えた300万人が真冬のロシア領シベリアで対峙した。

 

「敵軍の皆さん・・・ゆっくりしていってね!!」

南方将軍は冬の期間に雪が塹壕の上に積もり、保温性の高いかまくらのようになった。

また、北邦もシベリア並みに寒いところがたくさんあるので防寒対策と種族的な耐寒を得ていたので誰も死ぬことはなかったが・・・

 

ガチガチガチ

 

「あ、あ、あ。」

遠征軍の魔法使いや化け物以外は子供から順に死んでいった。

化け物も雪で足がとられて凍傷になる者が相次ぎ、冬が終わる頃には55万人から15万人まで減った。

 

「雪が溶ける前に一気に攻めますかね。・・・いや、ここは大丈夫ですね。インドとオスマン救援にこちらから半数を引き抜きさせますか。」

農北は完全に遠征軍を追い出し、シベリアの一部(約100キロ)を制圧することに成功する。

 

「さて、縦深を50キロまで狭めますか。」

農北は大半の地域を戦前のような生活レベルに戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

【インド】

約10ヶ月でインドは戦線を固定させた。

インドの兵も中には魔術(ヒンドゥー教による)を使えたのが原因だと思われる。

北邦から300万人の援軍により攻勢準備に入るが・・・

 

「夜戦こそ至高!!短期決戦で次のオスマンを助けなければならないのだ!!」

血の気が盛んなキョンシーで、生前から性格に難があるものの武勇に優れ、カリスマもあるという人物だった。

指揮下の約50万人を率いて夜に攻勢を開始してしまった。

 

「あのバカはなにをやっている!!」

インド援軍の将軍は自分の副将の独断に頭を悩ませた。

結果・・・焦土戦となってしまった。

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