【オスマン帝国】
インドは地獄だったが、こちらは虐殺現場だった。
老若男女関係なく遠征軍に殺され、ついにカイロとコンスタンティノーブルを占領され、窮地に追い込まれる。
しかしアンカラの奇跡と呼ばれる遠征軍の戦略を破綻させることに成功する・・・
「まだだ・・・オスマンはここでは終わらない。」
時のオスマン皇帝は北邦からの援助物資を見て必ずオスマン帝国を復活させることを心の中で誓う・・・
【スペイン】
スペインの財政を再建した名君フェリペ二世は自身の目的は達成したと思った。
まず諸国の財政を圧迫させることはイギリスを除いてできたし、化け物は大半が戦死した。
よくわからなかった北邦の軍事能力も把握でき、満足だった。
・・・しかしスペインが戦争から離脱しなければならない出来事が起こる・・・オランダ独立戦争である。
ネーデルランド北部の独立はスペイン経済的に無視できるものではなく、結果北邦との戦争が疎かになっていった。
これにドイツ諸国とフランス、イタリア諸国が戦争に消極的になっていく。
「くそ!!フェリペにやられた!!」
これにローマ法王は激怒したが、最大の献金国にそっぽ向かれるといくらキリスト教のカトリックといえどもきついことになる。
約1年で法王は十字軍解散を宣言することになり、北邦とヨーロッパの戦争は終わりを告げた。
・・・ヨーロッパとはだ。
ロシアの狂犬は何をトチ狂ったか戦争を継続・・・これが後世にロシアは戦争が飯の種と呼ばれる戦争狂達であった。
・・・まあ戦争狂と呼ばれるくらいには強いってことだが・・・。
【SB本部】〔西暦1583年春〕
銃剣の開発と蒸気機関の改良に成功し、銃剣はすぐにシベリアの前線に送られ、蒸気機関車が時速15キロのペースで10キロを走ることに成功し、30トンを初期型は運ぶことができた。
蒸気機関車はまだまだ改良の余地と戦略兵器という位置付けとなり、先にレールが引かれていった。
軌間は1435mmと定められ、レールの上を馬車が通ることが約50年ほど続いた。
「この鉄道は国家の血液となるかもしれないな。」
時のSBの鉄道開発主任が言った言葉はまさにその通りだった。
【蒲原研究所】
一方こちらでは降伏したラミアーと人狼を使った魔術の実験がおこなわれていた。
ラミアーや人狼もインドの悲劇を間近で見て、キリスト教だとか恨みだとか言ってられない状態になってしまったのだ。
そのため、降伏した後の実験にも比較的協力してくれた。
その中で開発されたのは幻影と特殊交配(遺伝子の改造)の魔術だった。
幻影はラミアーや人狼が人間の姿に化けるために作られた魔術で、これにより北邦では普通の生活が送れるようになり、特殊交配はキョンシーでも子供を産めるようになる魔術だった。