【青森城 周辺の村】〔少し時間は戻って西暦1582年冬〕
「やっぱり銭をいじってるのが私の天職・・・。」
信長が治める村では特殊な統治法を採用していた。
村の株式化(収入分配法)である。
村の収入を村長である信長が全て徴収し、代わりに紙に収入が書かれた紙を渡す。
集めた作物を各地に売り、それを元値に事業に金をばらまく。
そこから出た利益を紙の収入より5%プラスで渡してまた金を徴収する。
初めは不満も出たがその方が利益が出るので村の人も協力し、様々な物を作っていった・・・牧場、宿、市場・・・多少の借金もしたが、担保は村を龍興に渡すことである程度もらうことができた。
「信長様はこうでなくては。」
「そうだねー。」
「ちょっと作法や茶を教えて稼いでいるこなたさん。そのお金はどこに行ったのかな・・・。」
「知らないなー(棒)。」
「おや・・・こんなところに高そうな茶具が・・・。」
「謝るからそれだけはやめてー!!」
数分の五和による説教がこなたを襲う・・・
「しっかし・・・良くない表現かもしれないけど・・・あの織田家から逃れることができてよかったかもしれないな。」
「確かにそうですね・・・。」
「痛キチ朗、(危ない)勝家、(ひねくれ)滝川・・・。」
「普代でまともなのが佐々木と林の長老コンビと池田のみ・・・。」
「外様は愛想つかして裏切り連発・・・。」
「辛かったよね・・・お互い。」
「そうですね・・・。」
信長もそんな普代ばっかで病んでいた。
(しかもあのキチ猿は天下目指すし・・・。)
(キチ猿の謀反あれはないわー。)
本能寺の変では秀吉の裏切りで、発生したが、理由が竹中の最後に食べた飯が痛んでいたことが信長が竹中を殺して自分も殺そうとしているというトチ狂った考えだった。
「あいつが天下取ったらどうする?」
「あの猿が死んだ瞬間に徳川に天下とってもらうしかない。」
「ですよねー。」
【青森城】
「織田家の内情酷すぎ・・・よくこれで天下統一の手前まで行けたな・・・。」
狂人の集まりでしかなかった。
はっきり言ってこんなところで働きたくはない。
「しっかし・・・。」
羽柴秀吉から服従の手紙が来ていた。
密約で1583年の夏に東北の主な大名は彼に服従することは決めていた。
ただ、その秀吉が今に何かヤバいことをしでかそうとしているのではないかと思ってしまう。
「今のうちに評定会の資産を複雑化させて隠すように手配するか・・・。」
結果、表帳簿には複雑に財産がどこにあるか、石高はいくらか計算しても上手く誤魔化された物が出来上がる。