【雑賀衆本拠地】〔数日後〕
俺は息子の道元を連れて雑賀衆の本拠地に来ていた。
「うーす。景気はどうだ?」
「最悪だよ。あんたらのせいでな。」
初めは敵の大将がのこのこやって来たので射殺しようとしていたらしいが、俺の密使が効いたらしい。
《1.俺は斎藤龍興であることを証明する
2.そちらの本拠地に息子と2人で行きたい
3.単刀直入に言うと雑賀衆を雇いたい
4.名前を変える必要はあるが正規登用
5.1人あたり20石相当の金を出す
6.嫌なら射殺しろ
7.できれば根来衆も雇いたい
8.秀吉は駄目だ 新しい天下を最前線で見させてやる》
と書いた紙を出したのだ。
「心は揺れたか?」
「ああ、揺れたさ。・・・実際問題そんなに金があるのか?」
「俺にはねえな。」
「なんだよほら・・・これは・・・」
「純金・・・2文(約7キロ 3200万相当)だ。」
「正気か?」
「正気だ。金を出すのは評定会だ。俺は仮染めの当主。実権のほとんどはそっちにあるし、評定会にとってこれぐらいの金は端金にもならねーよ。」
「嘘ついたら殺す。」
「あぁ、殺してみやがれ。日ノ本は滅ぶがな。」
「なに?」
「この銃を見てみろ。」
俺は北邦から輸入した3連発後詰め式の銃を渡した。
「連射が可能なのか!!」
「雨の日でも撃てる。これが200万丁、改良型が350万丁あるらしい。動員数もしかりだ。」
「そりゃー大変だな。」
「まぁホラ話と思うわな。・・・じゃあ俺の息子はどう思う?」
「へぇがたいはいいな。」
「ここのつ。」
「はぁ?」
「まだ9歳だ。」
「詐欺だろ。」
「斎藤道元と申します。以後お見知りおきを。」
「息子を置いていく。俺はあの猿の使者の目からお前らを守らないといけないからな。」
俺は道元を置いてい館を後にした。
〔数分後〕
「で、置いていかれただろ。」
「お前面白い口調だな。」
「そうか?・・・まぁ親父は言わなかったがあともうひとつ取引がある。」
「なんだ?」
「嫁欲しくない?」
ガタ
「「「欲しい、べっぴんならなおさら!!」」」
「お前ら!!目の前にいるのは小僧だそ!!」
「まぁ良いだろ。これが絵だ。リアルに俺が描いたから裏切りはないだろ。」
ドドドド
「おお!!見たことない絵だが綺麗だ。」
「すげぇ。綺麗だ。」
「未婚で年は9~15までだろ。身長が高いのが欠点と言えばあるな。」
「身長が高いか・・・。」
「悪い言い方だとな。言い換えれば安産型で子沢山になれるだろ。・・・ちなみに家臣不足と領民不足で開拓するもよし。評定会で権力を握るもよしだろ。」
「おい、お前さんは次期当主だろ!!」
「俺はお飾りで外交権と祝辞などの飾らなければならないところと、軍事行動の最終決定権だけだ。」
「大変だな。」
「泣きたくなるぐらい。」